磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

アウシュヴィッツ博物館案内

2007年04月05日 | 読書日記など
『アウシュヴィッツ博物館案内』
   中谷剛・著/凱風社2005年

表紙に書かれている文字です。下「」引用。

「世界遺産のアウシュヴィッツ強制収容所(ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアム)を、同博物館唯一の日本人公式ガイドが紹介。巨大な殺人システムはいかにして生まれ、どのように運営されたのか。人類の「負」の遺産を丸ごと一冊にまとめました。」



次のような注意書きがありました。下「」引用。

「本書では「ユダヤ民」「ロマ・シティ」という表現を使う。これは、ユダヤ人という「人種」は存在しないという事実、および「ジプシー」という呼称は差別を含むという、認識に基づく。」


さすが、公式本を書かれている方ですね……と思いました。


この件に関して。下「」引用。

「ポーランド・ロマ友好協会がオシフィエンチム市にある。
「ジプシーって呼ばれても怒りはしないけど、できれば教養ある人間という意味を持つロマ(単数はロム)って名前で呼んでほしいね」
 と代表を務めるクフィアトコフスキ氏。」


戦後の教育について。
日本では第二次世界大戦を学校で教えない。
オーストリアでは被害者意識が強く、戦争の歴史を忘れようとしている……。
ドイツの学校では何度も繰り返し教えられ、若者はうんざりしている……。
教育の差でしょうか……。


アウシュヴィッツ国立博物館について。下「」引用。

「アウシュヴィッツ・ミュージアムにおいて、強制収容所の歴史に関する展示が本格的に開始されたのは一九五五年です。それ以来今日まで、一般訪問者の見学コースも展示内容も、基本的には変わっていません。この「不変の歴史観」は、当時のものをそのまま公開するという基本方針によって支えられているとも言えます。展示物に説明が引く科的に少ないのも特徴です。」

いろいろなことの説明があり、交通機関、食べものなどについても書かれてありました。

アウシュヴィッツ博物館は、一番手本になる平和に関する博物館という方もいます……。
広島の方たちも、かなり勉強された方たちがおられるようです……。



著者のサイト?





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ナガサキの空

2007年04月05日 | 読書日記など
『ナガサキの空』
     畑島喜久生・著/江崎充隆(えさきみつたか)・絵/
       らくだ出版1986年

表紙がによせて。 下「」引用。

「写生する私の手許を、ささくれた瓦礫の間を、五月にしてうそ寒い夕風が吹きぬけて行った。-この年から五年、この地から北36粁の地点で、私は閃光を見たのだ-
 あの日の阿鼻地獄を見下ろしていた天主堂の廃墟の柱は、何事もなかった様に、夕空に屹立していた。」



絵がありますが、文字が多い本です。
絵は単色です。



目次

1 浦上の丘で  3
2 午前十一時二分  8
3 十五歳の軍国少年  13
4 米と爆弾  20
5 生きるための道  32
6 長与国民学校の仮避難所で  40
7 よみがえっていく命  60
8 敗戦国日本  71
9 玄界灘で  91
  あとがき  105



夏。40年ぶりに長崎に帰郷。
青銅の像をみる。
「なんとやさしい顔をした神様!」

そして、天主堂へ。
「あの聖女像が立っている! 生きている! それも指先をなくして!」
大好きだった聖女像……。

そして、長崎の被爆したころの記憶がよみがえっていきます。

流動食、ハエ……。
困難な生活。
それでも、日々生きる力が……。

著者は小学校の先生。
この本が出されたとき、「国際平和年」。下「」引用。

「この本は、平和への祈りの本、「国際平和年」をみのらせるための実行の本!」
と書かれています。


また、世紀もかわったことですから、国際平和年もいいのではないでしょうか?

たとえば、国際平和基礎年とか……。








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165タコ焼き、うまし!

2007年04月05日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

十三、バック・テュ・ザ・ヤング



165タコ焼き、うまし!


「もう、お嬢様、競馬場でお見合いなされたじゃないですか」

「ええ!?」

茜は首をふった。そして、机に置かれている茜のシステム手帳を見つけた。

そうだ、ここにこの写真を置いておこう。

その写真は小一郎と老人の茜がタコ焼きをたべているところである。

そこには、「タコ焼き、うまし! 昼休み、バカとオセロする、わたしが連勝!……。バカ、茜タイム・マシンで幸せだった。×ひろし くわしくはオカネスキーに 〓」などと書かれてあった。

〓マークは茜の秘密のマーク。ここでは掲載できない。これは茜しか知らない……。

茜はオカネスキーに小さな声でたずねる。

「あれ(タイム・マシン)できたのね」

「ええ」

中根が話を聞いてい話題に入ってくる。

「あれって、何ですの?」

研究室の電話がなった。中根は電話をとった。それは小一郎からだった。

「あのね、オッカネー、おまえだけじゃなくって、おまえの屋敷の連中もオッカネーぞ。まったく!」

電話口でほえている。

「あの、博お坊っちゃまからのお電話どうしましょう」

中根は携帯電話と二つの電話をもっていた。

「いいわ、切っちゃってよ」

「どちらをですか」








閑話休題

かよこ桜がきれいに咲いたようです。

嘉代子桜 よみがえる【NBC】'07/4/3

↑期間限定動画

かよこ桜の咲く日









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