磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

世界平和館ネットワーク【仮称】

2007年04月28日 | 読書日記など


世界平和館ネットワーク【仮称】
平和を願う人たちを一つに


世界各国の人たちに原爆がいかに非人道的なものであるかを伝えること!

このために、世界の人たちがここを見れば、重要な平和サイトが読めるようになる。

そんな、インターネット世界平和索引サイトがあればいいと思います。

広島市のサイトには朝鮮語さえないのには驚きました。

世界に伝えるといって、英語しかないのです。

世界のすべての人が英語がわかるのでしょうか?

日本で平和のことを考えられる時間があるのは、大人でしょうか? 子どもでしょうか?

原爆のサイトでは、せめて核保有国と、持とうとしているイランのアラビア語のサイトは欲しいものです。

そして、平和活動されている方々も優秀な方からボクのようなボンクラな者までいます。

この力をできるだけ結集できるようにした方がいいとボクは思います。

外国に行って平和を訴えることも大切かもしれませんが、インターネットで訴えることもいいことではないでしょうか?

それには言語が大きな点ではないでしょうか?

これは個人の力よりも、語学が得意な大学が中心になるのがよいことのように思えますが……。


画期的な翻訳を考える みんなの力を



目 次


また、広島のサイトをみていたら、インターネットでも充分意味あることができると思います。

東京大空襲や、中華文化大革命博物館などの平和館は現実にはありませんが、インターネットでつくられてはいかかでしょうか?

一つ一つの記念館が語学のことでも、いちいち事業でやるよりもまとまった方がより展開しやすいようにも思えます……。

一つポツンと平和館をつくるよりも、世界の各国の言葉でつくられた平和館。

そして、リンクで結ばれているなんて、素敵だと思います。

世界の共通の理念になればますますいいと思います。


大きな力があるといいのですが……。

このことも、すぐにはできませんが、考えていきたいものですね。(^^)




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東京はどうせ、オリンピックはだめだと巷では噂されています。

これ、やってくれたら、いいのにね……。






もくじ

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東京都平和祈念館(仮称) 建設委員会報告

2007年04月28日 | 読書日記など
『東京都平和祈念館(仮称) 建設委員会報告』
    東京都平和祈念館(仮称)建設委員会事務局
   (東京都生活文化局コミュニティ文化部)h10年

ホームレスや自殺者が毎年三万人以上という世の中。それでいて、どうも、これもハコモノ行政という感じに思えて仕方がない……。冊子を読んだだけなのですが、そういう感想を【まずは】持ちました……。




検討が続けられていたという。下「」引用。

「建設場所としては、第1回建設委員会において、東京都知事から、「基本計画に関する重要な課題」として、当委員会での検討の依頼がありました。
 検討に先立ち、都からは、東京都平和記念館基本構想懇談会報告(平成5年6月)以来の平和祈念館建設場所の考え方、都立横綱町公園を平和記念館の建設候補地に選定した経緯の説明がありました。」

場所は横綱公園という。下「」引用。

「横綱町公園内に平和祈念館を建設することに賛同する委員の意見
・この場所でよい。第2次世界大戦の悲惨な被災地の中心は下町であり、この地域が最も象徴的な場所である。
・下町の人間にとっては戦災も震災も大勢の身内が亡くなった点で同じである。また、震災、戦災で亡くなった人達も死にたくて死んだわけではない点で同じである。それを違うから別にすべきだとの議論には同感しかねる。
・この地は、戦災と震災の両方の悲劇の場所である。そのゆかりの地に建設することで、東京らしい平和記念館となる。
・両国駅からも近く、将来、地下鉄の駅も計画されており、交通の便が非常に良いし、江戸東京博物館など他の施設も見られるので、適地と考える。」



検索してみました。

まだ、できていないようです。
反対派もいるようです……。

こんな建物に大金をつぎこむよりも、ボクは被害をうけた人たちに目をむけてほしいと思う。

それに、こういうことに税金を導入するよりも募金でつくる方が正しいように思える。
それは、原爆ドームの保存のときである。
募金ならば、原爆ドームの大切さを多くの人に知らせることもできるという。
彼らの運動こそが正しいと思う。


ドイツの平和村のようなものを建てるのが、より必要であり、より大切であろうと思う。

世界ウルルン滞在期 ドイツ国際平和村



人間を大切にする行政であって欲しい……。

しかし、よくよく考えてみれば、東京大空襲をつたえる施設が一つもないのは異常な気がする。

国公立でないものは、小さなものもあるようですが……。



複雑な気持ちになりました。(-_-;)



世界平和館ネットワーク【仮称】 平和を願う人たちを一つに





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国土社の新作童話 チコとじぞうさん

2007年04月28日 | 読書日記など
『国土社の新作童話 チコとじぞうさん』
    大野允子・作/こさかしげる・絵/国土社1977年

宣伝文に書かれてありました。下「」引用。
「知子が公園で見つけた地藏さん--に、秘められた話。」



広島といえば、プロ野球チームはカープですね。

カープの熱心なファンがでてきます。

下町って感じが舞台です。

どうして、こんなところに地蔵さまと。下「」引用。

「ボートをこいで、川をくだって行くとき、川の石づみの一つに、じぞうさまが、ほりこんであるのをみつけたの。しおがみちくるとかくされてしまう石だから、こけがついて緑色になった石だった。その石の表に、二センチぐらいの深さで、じぞうさまの形が、ほりこんであったの」


原爆によって大勢の人が亡くなられましたね。

あまりにもたくさんの人たち……。

埋葬もきちんとできるわけがありませんでしたね……。

おじぞうさんのわけが書いてありました。下「」引用。

「あの木ぎれも、三人の死んだこどもも、どこへ行ったのか……生きのこったおじさんは、川へきて、どろの中の骨をさがす。ときどき、小さな白い骨のかけらが、出てくる。だれの骨か、わからないけれど、小さな白い骨のかけらが、出てくる。このままじゃ、かわいそうすぎると、おじいさんはいったわ。石の表へ。じぞうさまをほったのも、そのおじいさんなの。」

お地蔵さんは、民間宗教だったという方もいますね。

大昔は仏教というのは国立大学のようなものだったらしい。

公務員だったわけですね。

そうでない人たちを高野聖と呼んで、乞食あつかいしていという文献も。

そこに優秀な僧、親鸞が下野したのも有名ですね。

長崎の浦上などはキリシタンの地なら、

広島は安芸門徒と、栗原貞子は書いていました。

長崎には遠くローマから法皇が来られた。
そして、法皇は原爆を反対された……。
しかし、この国の宗教だというのに、核兵器反対もしない……と批判されておられました。

こんな風景はお地蔵さんのある地域では今もあるような気がします……。下「」引用。

「じぞうさんの家ができた。
 ざいりようは、丸八木材のきふ。大工さんは、ツルキチさんの友だち。家をのせる石の台は、めがねのおばさんのきふ。よだれかけは、ミチコとかあさんがぬった。
 とがったやねのじぞうさんの家は、遊園地のブランコの横に、たてられた。花立てもせんこう立ても水入れも、ちゃんとある。
 土曜日の午後、スクーターに乗ったぼうさんがやってきて、おきょうをあげた。
 そのあと、「じぞうさんをおがんだ者には、ええもんあげる」と、ツルキチさんやめがねおばさんにせきたてられて、ならんでおがんで、ミチコも、ノボルも、モウちゃんたちも、自転車に乗ってきた井田さんも、バナナとおかしのふくろをもらった。」


絵本かと思いましたが、文章がいっぱいでした。








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019 桜の木の下で……

2007年04月28日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

二章、首つりの木の下で




019 桜の木の下で……


娘が首をつっている。
ソーリィーは倒れ込んだ。気が遠くなってゆく……。

ソーリィーは、何もかもが夢だったのかと思う。

しかし、何もかもが夢のわけがないと考える。

今も、娘があの桜の木にぶらさがっているのではないかと思う。

戸惑うソーリィー。夢とうつつの間(はざま)にいる。

「真美を助けないと……」
疲れ切った体に気力をわきたてる。

右膝に手を両手をおいて、立ち上がる。
「真美、待っていろ! 今、お父さんが行くからなあー」

ソーリィーはふらふらと歩いてゆく。

街の明かりは、うすばんやりしている。さすがの大都会でも、真夜中には自動車もあまり通らない。

遠くから、自動車のエンジン音が聞こえてくる。そんなことはおかまいなしに、ソーリィーはあわてている。しかし、足取りは遅々として進まない。

「待っているんだぞ。パパが行くから……」
口角は情けなく下がっている。

公園が見える。緑は黒いとばりの中で、その存在を潜めている。

「今、行くからなあー。助けてやるからなあー」

公園の入り口の鉄の柵にぶつかるソーリィー。

跳ね返されて、よろよろとこける。

「ぢぎしょう!」
叫んだつもりのソーリィー。

しかし、それは声になっておらず、吐息のようだった。

「親は自分の命を捨ててでも、子ども守りたいものなんだ……」
と、公園の中に入る。

ザクザクと砂と靴の摩擦音がする。
「もうすぐだからなあー」

両手をふらふら降っている。そうしなければ、なかなか進まない気がするのだ。

ソーリィーは、公園の階段を登る。手をついて、へっぴり腰で上がっていく。

「待っているんだぞ」

ソーリィーは階段を登りきったところで、息がきれた。気持ちは急いでいるが、体はコントロールを失っている。

立ち尽くすソーリィー。

「あっ!」

ソーリィーは目をこすった。








閑話休題

日本は「行政改革」「司法改革」など、

「改革」がどんどんすすめられたのに……。

庶民の生活は悪くなるばかりですね。

先日、紹介しました法学者の本を

読んでいます。

「あとがき」で訳者の方が、

書かれていることにも納得。

いずれ、紹介したいと思っています。










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