磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

自分をまもる本 いじめ、もうがまんしない

2007年04月10日 | 読書日記など
『自分をまもる本 いじめ、もうがまんしない』
    ローズマリー・ストーンズ(著)/
      小島希里(訳)/晶文社1995年

この本は子ども向けに書かれたもの……。簡単な言葉で大切なことを教えてくれていると思います。



今の日本は価値観が病的な人がけっこういます。
それで幸せになれるわけがないと、外からみていて思います。

だからといって、私が幸福ではありませんが……。

いじめというものをきちん把握しましょう。下「」引用。

「いじめというのは、人をみじめな気持ちにさせること。たとえば、づきのような方法で。

*名前をはやしたてる
*いじわるくからかう
*持ちものをぬすんだり、こわしたりする
*おしたおしたり、なぐったりする
*いやがっていることをむりやりさせる」

いじめには大きくわけて三つ。
1 暴力をつかったいじめ
2 ことばをつかったいじめ
3 仲間はずれにする

そして、その論理はチンピラとかわりがあません。「いいがかり」ですね。下「」引用。

「いじめるということは、いろんなことに「いいがかり」をつけることだ。つまり、ムカつく材料をさがそうとする。」


大切なことです。『自分のことを大切に思うということ』。
そのことについて書かれています。下「」引用。

「 自分のことを大切に思うことは、
*みんなよりも自分が強いと思うことでも
*みんなよりも頭がいいと思うことでも
*みんなといっしょだと思うことでも
*みんなよりもお金持ちだと思うことでも
*自分が思ったとおりに人を動かせるということでもない。
 自分と仲よくつきあっていると、力がわいてくる。ほかの人と自分をくらべることで生まれてくるものとはちがう、きみだけの心の力だ。」


この反対が大手マスコミの撒き散らす、マインド・ウィルスではないでしょうか?


いくつも、当たり前なことをきちんと書いておられます。

〈キッド・スケープ〉イギリスのグループ。
いじめ問題を専門にとりくむ民間団体。
電話相談、こども向け本の出版
子ども主体で調査。
劇の創作。ビデオ。
人種差別について考える。
提言「まず、大人が自分の足元を問うことから始めるしかない」

kidscape


これに平和教育もいれていただきたいと思いました。









index




エンタメ@BlogRanking

おばあちゃんの靴

2007年04月10日 | 読書日記など
NHK教育 福祉ネットワーク2007年4月9日
シリーズ・社会起業の挑戦 第一回「自分で歩く」を応援します。

おばあちゃんの靴
社会起業家


体が不自由でも、自分の足で元気に散歩したい。

一番の特徴は、簡単にはけること。

ファスナーで大きく開閉できるから。

足首が曲がらないなどの理由で靴がはけなかった人も、靴がはけて歩く楽しみを。

この靴を開発したのが、靴メーカー社長 伊藤弘美さん(32歳)。

開発のきっかけは祖母の介護体験。

「散歩にでたい」と祖母。

市販の靴で転倒、骨折。

一度も散歩できず、天国へ。

いい靴を造ろうと考え、墓前に捧げようと心に決めたという。

社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)、1990年代に欧米で盛ん。
ベンチャーとは違い、社会のためになる企業家。


ファスナーがついていて、履きやすい。



軽くてこけにくいという。

おしゃれでもあるという。

何度も改良、現在も障害者施設を定期的にまわり、靴づくりに繁栄させているという。


ファスナーの部分は熟練した工員がていねいにミシンでぬっているという。

全国から、喜びの手紙がとどく。

ボクの近所のご老人も喜んでおられます。(^^)


障害のある若者から、外に出るのが楽しみになったという。
手紙には女性らしい願いも書かれてあったという。
友人の結婚式にドレスにあった、かわいい靴をはいて行きたい……。








このことをモデルにして、絵本にされたら、すてきだと思います。


リハビリ介護靴 フェアベリッシュ



再放送は4月17日(火)午後1時20分~


青い空と大粒の泪






もくじ

おばあさんシリーズ



エンタメ@BlogRanking

写真・絵画集成 世界の「戦争と平和」博物館4 アメリカ・イギリス・オーストラリア・ナミビア

2007年04月10日 | 読書日記など
『写真・絵画集成 世界の「戦争と平和」博物館4
   アメリカ・イギリス・オーストラリア・ナミビア』
     荒井信一、早乙女勝元(監修)/
     山本耕二(写真総責任)/日本図書センター1997年

どうも、平和のためというよりも、輝かしい軍国主義の歴史をすりこむためのものなら、平和をつくりだすのにマイナスだという気がします。



よくまとまった本だと思います。
世界の、この地域の人たちが何を思い、何を発信され、何を教育されているのかも、少しは理解できるのではないでしょうか?

完璧に平和のための施設といいきれるものがないのが寂しいですね。

【アメリカ】
国立アメリカ歴史博物館
国立航空宇宙博物館
ホロコースト記念博物館
マンザナ収容所跡
朝鮮戦争戦没者慰霊碑
ベトナム戦争戦没者慰霊碑
アーリントン国立墓地
リンカーン記念館
アメリカ陸軍博物館
アリゾナ記念館
国立太平洋記念墓地

【イギリス】
帝国戦争博物館
メイグローブ平和公園
フィリップ・ノエル-ベイカー記念平和庭園


【オーストラリア】
オーストラリア戦争記念館

【ナミビア】
ナミビア国立博物館


これらの博物館などの紹介のほかに解説があります。

解説 歴史の中の加害と被害
戦争と大衆のニーズ
真珠湾50周年
人種差別と戦争
スミソニアン博物館の原爆展示問題












index






エンタメ@BlogRanking



001 父は日本国総理大臣

2007年04月10日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

一章、アイムソリー




001 父は日本国総理大臣



空港の衛生的な公衆トイレで着替えをしている。
別に犯罪をするわけではない。
いつもの服装にもどっているのである。

ロングのヘアーピースを、はぎとると、気持ちがスーッとする。解放感とはまさにこういうことを言うのだろうと思う。

「それにお嬢様の服装って、どうして、こう息苦しいものなのかしら……」
大きくため息をつく。

お嬢様から、いつもの沙也加にもどる。

ため息をつきつつ、少しでも早く着替えたいから、トイレで着替えをしてしまったのである。

お嬢様なんてものは、吸血鬼のような気分になるらしく、それでいて不自由で窮屈で自由を奪われた監禁生活のようなものであると感じる。

沙也加は自由が好きである。自由でないと何もかもが、偽物のような気がしてならないのである。

そう、偽せの感情なんて、よく持つものである。その偽せの感情をほんものと思いこんでしまって、本物を偽せものと思ってしまっている人たちもいる。

本物と偽せものの違いを見分けるコツが一つだけある。それは自由という観点である。この観点を失ってしまうと、すべてが偽物のように思ってしまうのが、沙也加である。

それにしても、窮屈だったなあー。

中田沙也加の父は総理大臣である。総理大臣といっても、カラオケつきの飲み屋やキャバレーなどで言われるニックネームではないのである。

実際に中田沙也加の父は日本国の総理大臣であり、自由愛国党の総裁でもある。

自由愛国党なんて言われていても、沙也加によれば、自由がなく愛国心すら失われているマルクス主義の輩なのである。

マルクス主義は唯物史観というものをいっているというが、まさに物、つまりその代表である金こそがすべての政党なのである。今の世の中、政治家だけではないだろうけど……。

しかし、沙也加の父である日本国総理。
マルクス主義のきらいな父がきいたら何ということだろう……。

祖父の影響がつよい沙也加にとっては、父もそう見えるのである。

そして、マルクス主義の人は何ということだろう……。
世の中にはいろいろな人がいる、そうなんだけれど、沙也加はわかっていない……。

自分が思った世界がすべてだと思っているのだ。
世の中にはいろいろな人がいるというのに……。

しかし、沙也加にもいいところはある!









閑話休題

庶民のボクが、日本国総理のことをかく。

もちろん、ライト小説ですが……。

そこが、また創作のおもしろいところだと

ボクは思っています。

総理のことなども、見る人によって違う。

いろいろな立場の人がいることを、

理解していただきたい。m(_ _)m









下、クリックお願いします。
人気blogランキングへ
ありがとうございます。