大阪龍馬会

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火山灰材料に西郷、篤姫像など制作 鹿児島市の久保さん

2009-10-09 00:01:00 | 幕末ニュース
 火山灰を材料に制作した工芸品と久保利昭さん=鹿児島市中山町 鹿児島市中山町で立体造形物製作会社を営む久保利昭さん(60)が、桜島の火山灰を材料とした工芸品開発に取り組んでいる。これまでに西郷隆盛、篤姫や桜島の置物3点を開発した。久保さんは「新しい特産として観光客にPRできれば」と張り切っている。

 地元の素材で鹿児島らしい工芸品を作れないかと思案していた久保さん。約20年前に試作していた開発を2008年冬に再開し、試行錯誤の末、今夏にようやく満足のいく製品が完成した。

 製品は黒色で火山灰とポリエステル樹脂を混合し固めた。陶磁器に比べ、強度と耐久性に富むのが特長。質感を出すため像の表面につや消し剤を塗った。

 西郷像は高さ37センチ、重さ1.5キロ、篤姫像は33センチ、1.3キロ。桜島は高さ11センチ、直径30センチで1キロ。内部を空洞にし軽量化を図った。

 火山灰と樹脂の適切な比率を見つけるのと軽量化に苦心したという。現在、鹿児島市の維新ふるさと館に製品を展示中。今後、大久保利通、小松帯刀、島津斉彬像も制作する予定という。久保さんは「工夫すれば火山灰も利用できる可能性を秘めている」と話した。


10/1 南日本新聞


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