香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

櫛挽道守

2014-12-08 22:13:12 | 本のこと
木内昇さんの
『櫛挽道守』



幕末の木曽、薮原宿。
才に溢れる父の背中を追いかけ、
一人の少女が櫛挽職人を目指す。
周囲の無理解や時代の荒波に翻弄されながらも、
ひたむきに、まっすぐに生きる姿を描き出す、
感動の長編時代小説。


登勢と父、母、妹、弟5人家族の
決して豊かではないけれど
満足して暮らしていた生活が
弟の突然の死で、悲しみに満ちて
それぞれが何かを抱えながら生きている
前半はそれが淡々と続き、読んでいると苦しくなる
でも、読むのをやめられない
心の中の表と裏、寂しさと憎しみ
自分の居場所を探して苦しんでいたんだ
ただただ、ひたむきに大切なものを守る姿
たくさんのことに心を打たれる
幕末の怒涛の時代の、我慢が当たり前の時代の
一生懸命に生きる人たち
読み終わって、静かに感動しました
この本を読んで、よかった
本当によかったと思いました

    

今日も寒い1日でした
でも、まだ雪は少ない札幌です
足つぼマッサージの先生に、
ふくらはぎを温めていた方がいいと言われて
この頃は、うちにいるときはいつもレッグウォーマーしていて
ゴルフボールで土踏まずをゴリゴリ
これで、筋トレとかもした方がいいんだろうけどなぁ
なかなかどうして、体は動かないな
反省、反省

エクラとNnmber Do

2014-12-07 20:12:29 | なんでもない話
今年も咲いてくれたデンマークカクタス

甥っ子が小学校に上がる前に
一緒にエコりん村に行った時に買ったんだから
もう7年くらい前になるのかな
来年は、鉢と土を替えなければ

今日は予定どおり、午後から外を走ってきました
環状線沿いを走っているときは
お日様も出て暑いくらいだったけど
歩道には雪がつもって、横断歩道はツルツル
藻岩山麓通りをいつもと逆から走っていくと
歩道の雪が多くて漕いで走る感じ
上り坂も長く感じて、疲れました
いつの間にか空も曇ってきて寒くなり
車道の車も、ツルツル道路で運転大変そう
きゅるきゅるきゅる~とスリップの音
もう根雪だね 
この季節ならではの山からの景色もきれいだったな

Twitterで教えてもらった宮の森の
CAFE BONE カフェ ボーネでひとやすみ

 

珈琲豆を厳選して、87℃のお湯で入れる珈琲は
とてもやさしいまろやかな味です
また家に豆があるので、今回は買わなかったけど
今度、豆がなくなったら買いにいこう           
冬限定のトリフチョコが入荷していたので
差し入れ用に購入。一緒に食べるの楽しみだな



毎年12月のお決まり
山本容子さんのカレンダーを目当てに
エクラ1月号を購入
そして、Number Doの
「私が今日も走る理由」を読んでます
なぜ走るの?
「なんとなく」「健康」「リセットできるので」
「美味しいビールを飲むため」「シンプルに楽しいから」etc…
へっぽこランナーのわたしですが、うんうんと頷きながら読む
増田明美さんの記事に、ちょっと涙して
森山直太朗さんと友部正人さんの対談に笑って
まだまだ読むところ満載
しばらく楽しめそうです

ぽよよ~んとした日

2014-12-06 22:42:27 | なんでもない話
昨日は、Yukoさんとふたりで
円山ので楽しい飲み会



名物(?)串カツにおでん、長芋酢、etc…
おいしかった~ 楽しかった~ しゃべった~
帰りにご自宅にお邪魔して
ご主人でもある、わたしの仕事の師匠に久しぶりにお会いして
またもや、飲んだ~、しゃべった~ 覚えていない~
気がついたら1時過ぎ 阿呆でございます

今日は約束があったので、
いつもよりは寝坊だけど、ちゃんと朝起きると
まあ、やっぱり、二日酔いチックだったけど
動いているうちにいつの間にか普通状態



本州や函館方面ではすごい雪のようですが
札幌は寒いけど雪も降らず、きれいな夕焼け空
満月もしっかりと見えました
明日の午前中は雪の予報なので
午後からでも少し長く走りに行こうかな

神戸マラソンが終わってから
全然、走っていないわけではないけど
なんとなくノンビリ
3月に横浜マラソンがあるので
横浜マラソン3ヶ月前から
また新たな気持ちで練習しようかなぁと
そう思うと、ちょっとダラダラ
それで、少しマラソンテンションをあげるために
再読した「マラソン1年生」「マラソン2年生」



うん、楽しく走ろう

清洲会議がテレビ放送されていたので
見ていたのだけど、なんか飽きてしまった
静かに読書して、早めに寝ようかな

冬姫

2014-12-03 23:20:48 | 本のこと
葉室麟さんの『冬姫』



織田信長の二女、冬、その器量の良さ故に、
父親に格別に遇され、
周囲の女たちの嫉妬に翻弄される。
戦国の世では、男は戦を行い、鮮烈に覇権を争いm
女は武器を持たずに、心の刃を研ぎすまし、
苛烈な「女いくさ」を仕掛けあう。
その渦中にあって、冬は父への敬嘉の念と。
名将の夫・蒲生氏郷へのひたむきな愛情を胸に、
乱世を生き抜いていく。
自ら運命を切り開いた女性の
数奇な生涯を辿る歴史長編。


織田信長の二女・冬姫という人のことは
全然知らなかったので、新鮮でした
いま放送されている「軍師官兵衛」でも
石田三成と淀君は、思いっきり悪役だけど
この本の中でも、かなり悪者
特に淀君は、性格悪すぎですな
ドラマの淀君役の人は、どこが綺麗?と不思議で
そのイメージで読んでしまった。
よく知っているつもりでいた戦国時代の
織田信長から関ヶ原の戦いまでの時期を
違う目線から見た感じで、とても面白かったです

名残惜しくて解説も全部読んだ中で心に残った言葉
 多分、生きるということは悲しいことだ。
 生きていれば誰もが、
 時に絶望的な悲しみに押しつぶされる。
 だが「冬姫」の女たちは運命に打ちのめされるばかりではない。
 現代に生きる人々があの震災からも津波からも立ち上がってきたように、
 冬姫たちも深い悲しみの淵から前を向く、
 生きることが戦うことにほかならなかった過酷な時代に、
 女たちは愛するがゆえのかなしみを、
 それでも愛することで乗り越えようとする。