香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

夜の木の下で

2014-12-14 18:41:24 | 本のこと
湯本香樹実さんの
『夜の木の下で』



話したかったことと、話せなかったこと──。
心の底の思いを物語にした珠玉の作品集。


ことばは、こばとになって飛んでゆき、またことばになる──。
少年のはじめての秘密。
自分の行く末が不安でたまらなかった頃の夢。
少女のゆれ惑う性の兆し。
つないだ手の先の安堵と信頼。
限りなく近くまで来て、再び遠ざかってゆく死。
記憶の底にしまってあった繊細な情感を丁寧に掬って描く
『夏の庭』の著者による胸に沁み入る小説集。


湯本さんの描く小説の世界が大好きです
『夏の庭』、『ポプラの秋』、『春のオルガン』、『西日の町』
文庫ですが、ずっと大切に持っています
この本は短編集ですが、1話目の「緑の洞窟」で
懐かし湯本さんの世界にどっぷりはまり
「リターン・マッチ」では驚きおののき
6編ともに、違う世界を、違う匂い、色、感覚で
さまよい、闊歩し、漂ってきた感じです
表装のこうのかなえさんの絵もとても素敵



昨日は、夕方4時からエフランの忘年会
桑園のアイリッシュパブ・ブライアンブルー
ビールなど飲み放題で、キルケニーは初めて飲みましたよ
写真は2杯目のビールの泡に四葉のクローバーを描いてくれたもの
お料理もおいしかった
円山にあったあれこれ屋のマスターが作ってくれているはずなのです

初めてお会いする方々もたくさんいて
人数も20人以上いたので、じっくりとお話という感じではなかったけど
ひとりひとりが、今年の総括と来年の抱負を発表して
聞いていると、元気をもらって、ユーモアに笑って
あっという間の2時間でした

その後、2次会、3次会と行ってもJRで帰ってこれた時間
たくさん飲んだけど
笑って笑っておしゃべりしてだったからか
今日は二日酔いではないっす
走り始めたことで、たくさんの出会いがあって
レースに出ることで、思ってもいなかった経験をして
いいことばかりだなぁとしみじみと考えた日でした