香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

好き嫌い

2009-07-13 19:20:20 | なんでもない話
1日おきに雨模様のこの頃
今日はずっと雨降りでした
そんな今日、不思議な光景を見ました
散歩の途中、ひら~~~ひら~~~と
あまり羽を動かさずに静かに飛んでいる紋白蝶
はじめは、大きな花びらが落ちて来ているのかと、、、
蝶々ってもう少し速く動いていたと思うんだけど
なんだか現実離れしていて、綺麗だった
そして、部屋で窓の外をぼーっと見ていたら
これでもかっというほど多くの雀が
一斉に木立から飛び立って部屋の窓の方に飛んで来た
びっくり呆然としてしまった

昨日、作家の川上未映子さんの特集をやっている
情熱大陸を見たのです
川上さんは芥川賞の『乳と卵』しか読んでいない
好きでも嫌いでもないと感じたのが正直な気持ち
見ていて、すごく自分の感性を大切にしている人だと
伝わって来たし、そういうことに否定はしない
ただ、番組の流れが、川上さんが小説雑誌「群像」の
3月出版号に載せる小説を書いている姿だったのだけど
結局は3月なんて全然間に合わなくって、
3月中から1ヶ月ほど、連絡もとれなくなって
その間、自分が書く小説について悩んで書けなかったそうで
紆余曲折、7月出版号に間に合ったところで終了
産みの苦しみを表したかったのか
どうしてこの流れで川上未映子なのか、と考えてしまった
たった30分の番組だから、全ては表現されていないのは
重々承知で思うことは、どうして約束するのかなと・・・
いいものでなければ出す意味は無いのでしょうが
感性に正直いることは、本人が大変なことなのでしょうが、
私にはどうしても嫌だなという気持ちが残ってしまう
約束に対してのいい訳にしか感じられなくなってしまう
そんな風にしか番組を作れなかったのか
こういう風に作りたかったのか
それこそ、川上さんの何を伝えたくてこういう番組にしたのか
情熱大陸って、好きな番組なんだけど、
初めて、見なきゃよかったなと思いました