香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

7月24日通り

2010-02-19 00:43:11 | 本のこと
吉田修一さんの『7月24日通り』

夢想家なのか、現実的なのか
臆病なのか、大胆なのか
やさしいのか、わがままなのか
よく分からないOLの女の子の恋の物語
学生時代の自分からまだ卒業していない
ほろ苦い思いが、淡々と書かれている気がする
吉田作品は『パレード』、『悪人』に続いて3作目
小説ごとに色が違う というか小説に色がついている感じ

文庫のカバー装画がいいなぁと思ったら
クサナギシンペイさんだった
宮本輝さんの連載中小説『水のかたち』の装画も
クサナギシンペイさんで、毎回楽しみにしているんだぁ
単行本には連載時の装画とかは当然使われないので
雑誌を切り抜いてクリアファイルにしているんだけど
小説を読むだけじゃなく、装画をみているのも楽しい

今日(昨日?)の朝は冷えていたけど
昼間は久し振りにプラスの気温
でも午後、打ち合わせに出かけたら雪がはらはら
帰って来て仕事は早仕舞いしちゃったよ


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2 コメント

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YONDA? (よすえ)
2010-02-19 19:54:35
のですね~
私は、この小説、打算もなく、
ただ「好き」という強い気持ちだけ
抱えて、えーいっ!と、とびこむ主人公の
気持ちが
素直ですごく素敵だなぁ~・・・と
なんだか、うらやましくなりました・・・
恋愛だけでなく、
かなわないかもしれないし、
追いかけたら幸せに
なれないかもしれなくても
「好き」という強い気持ち、
大事にしたいなぁ~なんて思ったです。
・・・・
なーんてことを、ひとつの小説から
語り合ってしまうなんて、
なんて読書って、楽しいんでしょ・・・と
思うのでした
おんなじ本読んだ人に会えるって
やっぱり嬉しいことだわぁ~♪
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YOMYOM ()
2010-02-19 20:13:57
よすえさん
本屋さんでみつけて、「あっ、よすえさん!」と
嬉しくなって、手に取ったんだよ~
紹介してもらってよかった ありがとう
わたしも、最後に守りではなく飛び込んだところが
意外だったけど、いいなぁと思ったよ
若いっていいなと思ってばかりじゃなく
大切にすることは変わらないでいたいと思ったんだぁ

そうだよね、おんなじ本を読んで
自分の感じた事を伝えられる相手がいるのは嬉しい
ああ、横道世之介、読みたい
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