香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ノエル

2012-10-15 21:06:37 | 本のこと
道尾秀介さんの『ノエル』

物語をつくってごらん。きっと、自分の望む世界が開けるから――。

 理不尽な暴力を躱すために、絵本作りを始めた中学生の男女。
 妹の誕生と祖母の病で不安に陥り、絵本に救いをもとめる少女。
 最愛の妻を亡くし、生き甲斐を見失った老境の元教師。
 それぞれの切ない人生を「物語」が変えていく……
 どうしようもない現実に舞い降りた、奇跡のようなチェーン・
 ストーリー。最も美しく劇的な道尾マジック!


王様のブランチで特集されて、道尾さんご本人がインタビューに
答えていた内容にとてもとても惹かれてしまって
道尾作品では初めて単行本で購入しました
いままでの道尾さんの小説って、面白いけど
ちょっとドロドロ?薄怖い?感じでしたが
この『ノエル』は、やさしい、あたたかい小説でした
人の心の中にある暗い悪の部分とは紙一重で、
幸せやさしさがあることが不思議で、
素直に幸せな気持ちになっていきました
道尾さんって、こういう小説も書かれるんだなぁ

今日は、仕事で岩見沢まで行って、夜は歯医者の予約が入っていて急いで戻る
なんていう忙しい日だったのだけど、過ぎてしまえば、早く家についてまったり
ワイン飲みながら、さてさて、次は『火山のふもとで』の世界に