猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

ボストン美術館展

2012-06-11 | アート
         

  いやはやひとのうわさは信じるものです
  上野の東京国立博物館平成館で最終日を迎えたボストン美術館
  「日本美術の至宝」特別展に行ってきました

                   

  ひとことで言うと素晴らしかった
  12時30分ころ10分待ちで入りましたがそんなに混んでいませんでした
  対象物別、年代別にきれいに並べられていて、とても見やすかったです
  また、ふたつの龍は、見やすい場所に展示してありとても迫力がありました

  元祖狩野派の狩野 元信の作品がよかったし、
  長谷川 等伯の龍虎図屏風もよかった
  尾形 光琳の松島図屏風も色があざやかだった
  着物もあであやかだった
 

         

  しかし今回最高の贈り物は、曽我 蕭白の作品の数々だった
  江戸時代の鬼才と呼ばれているが、こんなにもたくさんの作品を観たのは初めてだった

       楼閣山水図屏風
       雲竜図屏風
       鷹図
       朝比奈首曳図屏風
       商山四皓図屏風
       虎渓三笑図屏風
       酔李白図屏風
       風仙図屏風など

  発想が奇抜で筆のタッチも鋭いが、普通の風景画もある
  風刺画もある
  しかし、圧巻は雲竜図屏風の八面の大画面
  いまにも龍がケースから飛び出してくるのではと思うほど
  面白いのは龍の胴体を描いていないのに、その大きさをイメージさせてくれるところ
  まさに画家の力であろう
  これからは、ギリギリに行かないでゆとりをもって美術館に行くように心がけたい