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歳をとると、今まで見えなかったものが見えてきたりする
私の場合は、花と木だ
数年前まで、まったく意識していなかったので花の美しさがわからなかった
ところがここ1~2年、町を歩いていても花が咲いていると見入ってしまう
木もしかり
立派な木があるとなんという木か幹や葉っぱを見てしまう
絵画でも木や花を描いたひとはたくさんいる
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アジサイは梅雨の名物
若いころは大嫌いだった
神戸で働いていて、苦しい思い出しかなく
しかも神戸市の花がアジサイで、会社の社歌がなんと「あじさい音頭」だった
ところが、数年前神奈川県の弘法山をハイキングしたときに見たアジサイの美しさに
心を奪われた
バラが咲いたといえば見に行きたくなり
吉祥寺の成蹊大学の入口のヒノキの並木道に感動したり
目黒のパーシモンホールへ行く途中の日蓮宗のお寺の境内の
大きなイチョウの木に圧倒されたりしている
そうなると、どうも人間それを描いてみたくなるのだろうか?
自分なりにその木や花がどう映るのか描いてみたくなるこのごろである
歳をとると心も変化してくるものなんだなと思う
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