器の出番・花見重

手に入れてから、
もう何年も、
出しては眺め、
眺めてはまた仕舞って・・・

お気に入りの花見重。

今年も、
この極上の花見重持参で、
お花見に出かける予定は、
いまのところ、
たっていません。。。。

眺めるだけではもったいないと
思いつつも、
この花見重のデビューにふさわしい、
場も料理も、
桜の宴を共にする人も、
授かっていません。

他にも、
いくつかのこぶりの、
幕末の頃の花見重がありますが、
気軽に使えて、
出番はあるのですけど。


広大な庭園と茶室を持ち、
庭に緋毛氈の床机を設えて、
数人の客人を招いて、
桜や紅葉を目愛で、、
花見重には、
極上の料理が詰められ、
瓢の旨い酒を酌み交わす、
優雅な宴が催されたのか・・・・

それとも、
高級料亭で、
極上料理を詰めて、
美しい庭園の桜を愛で、
きれいどこりを侍らせて・・・・

粋な遊び心の、
古き良き時代だったのでしょうか？