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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第19週( 5月 9日~15日)・沖縄のみ注意報レベル継続。
・第20週( 5月16日~22日)
・第21週( 5月23日~29日) ・・・・今週・・・・
・・・・・
・・・中期予報・・・
・第20週~21週(5月下旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
・・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(3週移動平均)%
14週 15週 16週 17週 18週 19週
A(H1)pdm 0 0 1 2 2 1
A(H3) 55 33 35 41 42 32
B 45 65 64 57 56 67
新型が1%で、A香港型も32%と減少です。
B型は67%と増加です。
今シーズンの現状累積での占有率です。
A(H1)pdm 55.1%
A(H3) 32.0%
B 12.9%
・定点状況推移(人)
14週 15週 16週 17週 18週 19週
2011年定点データ 6.35 6.42 7.56 6.75 3.38 1.97
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第17週( 4月25日~ 1日) 6.75人 32966人 32万人
・第18週( 5月 2日~ 8日) 3.38人 16531人 17万人
・第19週( 5月 9日~15日) 1.97人 9675人 10万人
・患者報告数の予報です。
・第20週( 5月16日~22日) 1.22人 5902人 6.0万人
・28日 0.10人 0.51万人
・29日 0.10人 0.48万人
・第21週( 5月23日~29日) 0.82人 3947人 4.0万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1368.2万人
(今シーズンの合計です。)
内、新型インフルエンザの累積患者数 690.5万人
新型インフルエンザの累積患者数
(2009年第28週以降の合計)
本日終了時点 2765.4万人 100人に21.7人
・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
・第21週( 5月29日) 1368.7万人
・入院状況(第19週)
今シーズン
・重症化(合計) 454人( 5月15日現在) 重症化率 0.0033%
・重症化(新型分) 240人( 5月15日現在) 重症化率 0.0035%
・死亡(含む疑い例) 184人( 5月15日現在) 致死率 0.0013%
今シーズン 先シーズン
重症化率・・・・0.0033% 0.0075%
致死率・・・・・・0.0013% 0.00097%
・予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第16週( 4月18日~24日) 5.66人 7.56人 -25.9%
・第17週( 4月25日~ 1日) 7.49人 6.75人 +11.1%
・第19週( 5月 9日~15日) 3.22人 1.97人 +61.3%
今回の定点合計報告数は9675人で、当ブログ予報は15605人でした。
今回予報誤差は+61.3%になり、予報誤差範囲を大きく外れました。
ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.0%です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は4万人程です。、
新型は1%、A香港型は32%、B型は67%の占有率です。
新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2765.4万人で、
これまでに100人に21.7人が感染したことになります。
そのうち未成年者は1873万人で、100人に77.0人が感染したことになります。
成人は891万人で、100人に8.6人が感染したことになります。
PS
・・福島原発事故関係情報・・
・・5月27日状況・・
IAEAの査察団が福島第一を調査。
コメント
「海水の注入に中断はなかった。」と東電さんが発表です。
所長の吉田さんが「正しい判断」をしていた様です。
目の前の火事に「海水をかけるともっとひどくなる。」という内閣のたわごとを
聞いている暇はありませんものね、吉田さん。
ただし、この判断は吉田さんの「独断専行」で、本社は知らなかったそうです。
行動は正しかったのですが、組織論からいえば、全く駄目な組織ということに
なります。
上が「右」といっても、実際は「左」を向くのですからね。
吉田さん、処罰があるやもしれませんが、そこまでの行動ができる方ですから
腹は決まっているでしょう。
無用の心配は野暮ですかね。
さて、役に立たない、形ばかり立派な組織と、仕方なく現場が行う正しい行動。
毎度のことながら、本当に日本は「組織だって動く」と言う事がへたですね。
そのへたくそな組織が三つ巴で対応したのが今回の原発事故。
内閣と保安院と東電さんですね。
一つでさえ混乱しているのに、3つもあった日には収拾がつくわけがありません。
IAEAさんのコメントが目に浮かぶようです。
原発がトラブった時にいちいち内閣に対応の仕方を相談していたのでは、車は
正面衝突しますし、炉心はメルトダウンします。
と言う訳で、本当に今回の原発事故は日本の弱点を見事にさらけ出してくれました。
さて、失敗学の検証委員長さん、この経験をどのように次に結びつけてくれるのか
お手並み拝見というところですね。
それにしても、ベント用の排気口に放射性物質を濾過するフィルターがついていない
というのですから、準備不足の悪さというのもほとんど極め付けですよ、ホームズさん。
・・放射線状況
・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H
3日~ 12日の単純合計 ・・・449.4μ・Sv/H
13日~ 22日の単純合計 ・・・405.8μ・Sv/H
23日・・・39.0μ・Sv/H 24日・・・39.0μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
24日予測値・・38.8μ・Sv/H 実測39.0μ・Sv/H 予測誤差 ー0.5%
25日予測値・・38.7μ・Sv/H 実測40.0μ・Sv/H 予測誤差 ー3.3%
26日予測値・・38.7μ・Sv/H 実測40.4μ・Sv/H 予測誤差 ー4.2%
27日予測値・・39.7μ・Sv/H
28日予測値・・40.1μ・Sv/H
・・・15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 推定値・・・123574μ・Sv (123.6m・Sv)
到達予報
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
153m・Sv・・・6月30日
345m・Sv・・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)
3月20日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。
4月19日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。
但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
以下、すべて北西30km超え地点
15日PM・・・(147μ・Sv/H)
16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H
5日~ 24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H
25日~5月14日の単純合計・・・404.0μ・Sv/H
15日・・・ 17.3μ・Sv/H 16日・・・20.4μ・Sv/H
17日・・・ 22.0μ・Sv/H 18日・・・18.5μ・Sv/H
19日・・・ 18.4μ・Sv/H 20日・・・18.0μ・Sv/H
21日・・・ 16.6μ・Sv/H 22日・・・18.9μ・Sv/H)
23日・・・ 19.5μ・Sv/H 24日・・・18.5μ・Sv/H)
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
24日予測値・・18.6μ・Sv/H 実測18.5μ・Sv/H 予測誤差 +0.5%
25日予測値・・19.2μ・Sv/H 実測18.7μ・Sv/H 予測誤差 +2.7%
26日予測値・・18.3μ・Sv/H 実測15.3μ・Sv/H 予測誤差+19.6%
27日予測値・・18.5μ・Sv/H
28日予測値・・15.1μ・Sv/H
・・・15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 最大推定値・・・63275μ・Sv (63.3m・Sv)
到達予報
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
76m・Sv・・・6月30日
180m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
4月2日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。
(但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用)
・・福島市の状況(原発から北西65km地点)
データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H
16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H
6日~ 25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H
26日~5月14日の単純合計・・・32.6μ・Sv/H
15日・・・1.60μ・Sv/H 16日・・・1.70μ・Sv/H
17日・・・1.70μ・Sv/H 18日・・・1.60μ・Sv/H
19日・・・1.60μ・Sv/H 20日・・・1.60μ・Sv/H
21日・・・1.60μ・Sv/H 22日・・・1.60μ・Sv/H
23日・・・1.60μ・Sv/H 24日・・・1.60μ・Sv/H
24日予測値・・1.58μ・Sv/H 実測1.60μ・Sv/H 予測誤差 ー1.3%
25日予測値・・1.58μ・Sv/H 実測1.60μ・Sv/H 予測誤差 ー1.3%
26日予測値・・1.58μ・Sv/H 実測1.60μ・Sv/H 予測誤差 ー1.3%
27日予測値・・1.59μ・Sv/H
28日予測値・・1.59μ・Sv/H
・・・15日17時からの推定積算放射線量
本日終了時点 積算最大推定値・・・5894μ・Sv (5.89m・Sv)
到達予報
6.1m・Sv・・・6月 2日
7.1m・Sv・・・7月 2日
16.0m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。
以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。
・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量1.170m・Sv
一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
原発作業員(女性、妊娠中)は年間で1m・Svが上限。
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.16m・Sv
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は5.89m・Sv
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
ドイツの原発作業員は20m・Svまで。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)
原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量63.3m・Sv
TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
(がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)
・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量123.6m・Sv
200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
(国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)
コメント
文科省さん、福島のお母さん達におこられて「学校での年間被ばく量を1m・Sv未満に
する。」とご発表です。
そのために校庭の放射線量は表土をはぎ取ることで1μ・Sv/H未満に抑え込むと
いう戦略の様です。
文科省の計算は前回同様で、ただし校庭の放射線量が1μ・Sv/Hにします。
1日7時間、校庭には2時間、校舎に5時間、町を通学などで3時間、あとは自宅に
14時間ですね。
校庭のみ表土を削ったとして、1μ・Sv/H、それ以外は除染していませんから前回
同様の3.8μ・Sv/Hが基準値ですね。
そうそう、校舎内は外部よりも10分の1に放射線が抑えられるのでしたね。
1日の学校生活での被ばく量は校庭で1*2=2μ・Sv、校舎内で3.8*5*0.1=
1.9μ・Sv、合わせて3.9μ・Sv、これを365倍すると1423.5μ・Sv=1.42m・Sv。
残念ですが1m・Svをクリアできませんでしたよ、高木さん。
え、そうじゃないって。
校庭の表土を削ると計算の基準値が3.8μ・Svから1.0μ・Svになるのですか?
そうすると校舎内での1日の被ばく量は1.0*5*0.1=0.5μ・Svで、校庭との
合計が2.5μ・Sv。
365倍しても912.5μ・Sv=0.91m・Svで1m・Sv未満になると。
なあるほど、相変わらず物理法則を無視した自分流の計算をするわけですね、
文科省さんは。
でも、通学路と自宅は除染してませんから年間で6516μ・Sv=6.5m・Svの
被ばく量になり、合計では7429μ・Sv=7.43m・Svの被ばく量になりますよ。
え、「学校外は文科省の管轄外」ですって。
はい、恐れいりました、高木さん。
なお前回の計算例は5月15日に掲載されていますので、よろしくご参照ねがいます。
・・注意情報 ・・
窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の北西方向の対象範囲です。
但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
窓際日記推定 政府想定方式 政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・25km以内 (・・・17Km以内)
避難 (50m・Sv以上)・・・34Km以内 ・・・27Km以内 20km以内
計画避難(20m・Sv以上)・・・48km以内 ・・・41Km以内 45km以内
屋内退避(10m・Sv以上)・・・58km以内 ・・・51Km以内 (30km以内)
法律遵守(1m・Sv以下) ・・・92km以遠 (・・・84Km以遠)
現時点での窓際計算では25km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)
27km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。
ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。
年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、40km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。
窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。
政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。
窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。
以上、御参考にしていただければと思います。
・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・インフルエンザ患者発生の状況です。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第19週( 5月 9日~15日)・沖縄のみ注意報レベル継続。
・第20週( 5月16日~22日)
・第21週( 5月23日~29日) ・・・・今週・・・・
・・・・・
・・・中期予報・・・
・第20週~21週(5月下旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
・・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(3週移動平均)%
14週 15週 16週 17週 18週 19週
A(H1)pdm 0 0 1 2 2 1
A(H3) 55 33 35 41 42 32
B 45 65 64 57 56 67
新型が1%で、A香港型も32%と減少です。
B型は67%と増加です。
今シーズンの現状累積での占有率です。
A(H1)pdm 55.1%
A(H3) 32.0%
B 12.9%
・定点状況推移(人)
14週 15週 16週 17週 18週 19週
2011年定点データ 6.35 6.42 7.56 6.75 3.38 1.97
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第17週( 4月25日~ 1日) 6.75人 32966人 32万人
・第18週( 5月 2日~ 8日) 3.38人 16531人 17万人
・第19週( 5月 9日~15日) 1.97人 9675人 10万人
・患者報告数の予報です。
・第20週( 5月16日~22日) 1.22人 5902人 6.0万人
・28日 0.10人 0.51万人
・29日 0.10人 0.48万人
・第21週( 5月23日~29日) 0.82人 3947人 4.0万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1368.2万人
(今シーズンの合計です。)
内、新型インフルエンザの累積患者数 690.5万人
新型インフルエンザの累積患者数
(2009年第28週以降の合計)
本日終了時点 2765.4万人 100人に21.7人
・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
・第21週( 5月29日) 1368.7万人
・入院状況(第19週)
今シーズン
・重症化(合計) 454人( 5月15日現在) 重症化率 0.0033%
・重症化(新型分) 240人( 5月15日現在) 重症化率 0.0035%
・死亡(含む疑い例) 184人( 5月15日現在) 致死率 0.0013%
今シーズン 先シーズン
重症化率・・・・0.0033% 0.0075%
致死率・・・・・・0.0013% 0.00097%
・予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第16週( 4月18日~24日) 5.66人 7.56人 -25.9%
・第17週( 4月25日~ 1日) 7.49人 6.75人 +11.1%
・第19週( 5月 9日~15日) 3.22人 1.97人 +61.3%
今回の定点合計報告数は9675人で、当ブログ予報は15605人でした。
今回予報誤差は+61.3%になり、予報誤差範囲を大きく外れました。
ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.0%です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は4万人程です。、
新型は1%、A香港型は32%、B型は67%の占有率です。
新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2765.4万人で、
これまでに100人に21.7人が感染したことになります。
そのうち未成年者は1873万人で、100人に77.0人が感染したことになります。
成人は891万人で、100人に8.6人が感染したことになります。
PS
・・福島原発事故関係情報・・
・・5月27日状況・・
IAEAの査察団が福島第一を調査。
コメント
「海水の注入に中断はなかった。」と東電さんが発表です。
所長の吉田さんが「正しい判断」をしていた様です。
目の前の火事に「海水をかけるともっとひどくなる。」という内閣のたわごとを
聞いている暇はありませんものね、吉田さん。
ただし、この判断は吉田さんの「独断専行」で、本社は知らなかったそうです。
行動は正しかったのですが、組織論からいえば、全く駄目な組織ということに
なります。
上が「右」といっても、実際は「左」を向くのですからね。
吉田さん、処罰があるやもしれませんが、そこまでの行動ができる方ですから
腹は決まっているでしょう。
無用の心配は野暮ですかね。
さて、役に立たない、形ばかり立派な組織と、仕方なく現場が行う正しい行動。
毎度のことながら、本当に日本は「組織だって動く」と言う事がへたですね。
そのへたくそな組織が三つ巴で対応したのが今回の原発事故。
内閣と保安院と東電さんですね。
一つでさえ混乱しているのに、3つもあった日には収拾がつくわけがありません。
IAEAさんのコメントが目に浮かぶようです。
原発がトラブった時にいちいち内閣に対応の仕方を相談していたのでは、車は
正面衝突しますし、炉心はメルトダウンします。
と言う訳で、本当に今回の原発事故は日本の弱点を見事にさらけ出してくれました。
さて、失敗学の検証委員長さん、この経験をどのように次に結びつけてくれるのか
お手並み拝見というところですね。
それにしても、ベント用の排気口に放射性物質を濾過するフィルターがついていない
というのですから、準備不足の悪さというのもほとんど極め付けですよ、ホームズさん。
・・放射線状況
・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H
3日~ 12日の単純合計 ・・・449.4μ・Sv/H
13日~ 22日の単純合計 ・・・405.8μ・Sv/H
23日・・・39.0μ・Sv/H 24日・・・39.0μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
24日予測値・・38.8μ・Sv/H 実測39.0μ・Sv/H 予測誤差 ー0.5%
25日予測値・・38.7μ・Sv/H 実測40.0μ・Sv/H 予測誤差 ー3.3%
26日予測値・・38.7μ・Sv/H 実測40.4μ・Sv/H 予測誤差 ー4.2%
27日予測値・・39.7μ・Sv/H
28日予測値・・40.1μ・Sv/H
・・・15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 推定値・・・123574μ・Sv (123.6m・Sv)
到達予報
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
153m・Sv・・・6月30日
345m・Sv・・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)
3月20日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。
4月19日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。
但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
以下、すべて北西30km超え地点
15日PM・・・(147μ・Sv/H)
16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H
5日~ 24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H
25日~5月14日の単純合計・・・404.0μ・Sv/H
15日・・・ 17.3μ・Sv/H 16日・・・20.4μ・Sv/H
17日・・・ 22.0μ・Sv/H 18日・・・18.5μ・Sv/H
19日・・・ 18.4μ・Sv/H 20日・・・18.0μ・Sv/H
21日・・・ 16.6μ・Sv/H 22日・・・18.9μ・Sv/H)
23日・・・ 19.5μ・Sv/H 24日・・・18.5μ・Sv/H)
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
24日予測値・・18.6μ・Sv/H 実測18.5μ・Sv/H 予測誤差 +0.5%
25日予測値・・19.2μ・Sv/H 実測18.7μ・Sv/H 予測誤差 +2.7%
26日予測値・・18.3μ・Sv/H 実測15.3μ・Sv/H 予測誤差+19.6%
27日予測値・・18.5μ・Sv/H
28日予測値・・15.1μ・Sv/H
・・・15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 最大推定値・・・63275μ・Sv (63.3m・Sv)
到達予報
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
76m・Sv・・・6月30日
180m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
4月2日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。
(但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用)
・・福島市の状況(原発から北西65km地点)
データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H
16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H
6日~ 25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H
26日~5月14日の単純合計・・・32.6μ・Sv/H
15日・・・1.60μ・Sv/H 16日・・・1.70μ・Sv/H
17日・・・1.70μ・Sv/H 18日・・・1.60μ・Sv/H
19日・・・1.60μ・Sv/H 20日・・・1.60μ・Sv/H
21日・・・1.60μ・Sv/H 22日・・・1.60μ・Sv/H
23日・・・1.60μ・Sv/H 24日・・・1.60μ・Sv/H
24日予測値・・1.58μ・Sv/H 実測1.60μ・Sv/H 予測誤差 ー1.3%
25日予測値・・1.58μ・Sv/H 実測1.60μ・Sv/H 予測誤差 ー1.3%
26日予測値・・1.58μ・Sv/H 実測1.60μ・Sv/H 予測誤差 ー1.3%
27日予測値・・1.59μ・Sv/H
28日予測値・・1.59μ・Sv/H
・・・15日17時からの推定積算放射線量
本日終了時点 積算最大推定値・・・5894μ・Sv (5.89m・Sv)
到達予報
6.1m・Sv・・・6月 2日
7.1m・Sv・・・7月 2日
16.0m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。
以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。
・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量1.170m・Sv
一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
原発作業員(女性、妊娠中)は年間で1m・Svが上限。
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.16m・Sv
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は5.89m・Sv
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
ドイツの原発作業員は20m・Svまで。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)
原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量63.3m・Sv
TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
(がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)
・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量123.6m・Sv
200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
(国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)
コメント
文科省さん、福島のお母さん達におこられて「学校での年間被ばく量を1m・Sv未満に
する。」とご発表です。
そのために校庭の放射線量は表土をはぎ取ることで1μ・Sv/H未満に抑え込むと
いう戦略の様です。
文科省の計算は前回同様で、ただし校庭の放射線量が1μ・Sv/Hにします。
1日7時間、校庭には2時間、校舎に5時間、町を通学などで3時間、あとは自宅に
14時間ですね。
校庭のみ表土を削ったとして、1μ・Sv/H、それ以外は除染していませんから前回
同様の3.8μ・Sv/Hが基準値ですね。
そうそう、校舎内は外部よりも10分の1に放射線が抑えられるのでしたね。
1日の学校生活での被ばく量は校庭で1*2=2μ・Sv、校舎内で3.8*5*0.1=
1.9μ・Sv、合わせて3.9μ・Sv、これを365倍すると1423.5μ・Sv=1.42m・Sv。
残念ですが1m・Svをクリアできませんでしたよ、高木さん。
え、そうじゃないって。
校庭の表土を削ると計算の基準値が3.8μ・Svから1.0μ・Svになるのですか?
そうすると校舎内での1日の被ばく量は1.0*5*0.1=0.5μ・Svで、校庭との
合計が2.5μ・Sv。
365倍しても912.5μ・Sv=0.91m・Svで1m・Sv未満になると。
なあるほど、相変わらず物理法則を無視した自分流の計算をするわけですね、
文科省さんは。
でも、通学路と自宅は除染してませんから年間で6516μ・Sv=6.5m・Svの
被ばく量になり、合計では7429μ・Sv=7.43m・Svの被ばく量になりますよ。
え、「学校外は文科省の管轄外」ですって。
はい、恐れいりました、高木さん。
なお前回の計算例は5月15日に掲載されていますので、よろしくご参照ねがいます。
・・注意情報 ・・
窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の北西方向の対象範囲です。
但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
窓際日記推定 政府想定方式 政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・25km以内 (・・・17Km以内)
避難 (50m・Sv以上)・・・34Km以内 ・・・27Km以内 20km以内
計画避難(20m・Sv以上)・・・48km以内 ・・・41Km以内 45km以内
屋内退避(10m・Sv以上)・・・58km以内 ・・・51Km以内 (30km以内)
法律遵守(1m・Sv以下) ・・・92km以遠 (・・・84Km以遠)
現時点での窓際計算では25km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)
27km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。
ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。
年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、40km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。
窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。
政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。
窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。
以上、御参考にしていただければと思います。