いくら主役が見劣りするからって、決して主役を食うような真似はあってはならぬ事!
我々の使命は、主役をいかに引き立たせるか。
このことを肝に銘じて、職を全うする事!
何のことを言っているかって?
そう映画のサントラのこと。
日本から持ってきたハード・ディスクにピンク・フロイドのアルバムが記録されていたのを発見し、今使っているPCのアイチューンで聴いてみた。
ピンク・フロイドの3枚目に当たる1969年のアルバムで、映画、MOREのサントラである。
前メンバーのシド・バレットがアルバム制作に完全に関わらなくなった後、4名の固定メンバーでの新生ピンク・フロイドとして初めて制作された彼らにとってルーツとなるアルバムでもある。
恥ずかしながら、CDで持っているのに、今まで聴いた事が無い。
偉そうにプログレを語るが実はこの程度。
何しろ何年か前に発売されたピンク・フロイドのCDボックス・セット、DISCOVERYを購入すれば洩れなく付いてくるってアルバムで、今まで気に留めなかった。
特に映画のサントラとなるとどうしてもアーティストのお味控えめって印象で、よほどのファンかコレクターで無い限り、CDやつい最近リマスターされたレコードなんかを単品で買って聴く人はあまりいないのではないか。
しかも、サントラとは言え、1969年に封切られた大人向け映画は当時子供だった私には見る機会無かったわけだから、映画の場面を思い起こしてアルバムに収録された楽曲を聴くことは出来ない。
また、ヒット・チャートを賑わすようなシングルが収録されていないサントラであれば、どうしても地味目の内容を想像してしまい、場合によってはスルーしてしまうかも知れない。
でもご安心ください。
当時ヨーロッパでMOREと言う映画が有名だったとは思えないにも関わらず、英国のアルバム・チャートではなんと9位を獲得した。
単体で充分に鑑賞に堪えうるのではないか?
実際音源を聴いてみると、そこはピンク・フロイド、人気が大爆発する前とは言え、各楽曲にはなんともいえない“らしさ”をそこかしこに感じ取れる。
あの独特な浮揚感と言うか…
しかし、それはピンク・フロイド制作のサントラと言う前情報があって“やっぱりフロイド!”という様な感想が出てくるのかも知れない。
彼らはどちらかと言うと、イエスなんかのような高度な演奏技術を売りにするプログレ・バンドではなく、アイデア勝負のバンドであるから鮮度が重要。
だから、当時としては最先端のサイケデリック・ミュージックを彼らをまったく知らない今時の人が聴けばどのように感じるのか是非聴いてみたい。
古めかしくまたぬるく感じるところが案外いけてるって感じで、別の映画やコマーシャルなんかに採用されるかも知れない。
ついこの間テレビで放映されていたペプシ現代版桃太郎のコマーシャルに使われていた曲のイントロの部分なんてピンク・フロイドが1972年に制作したサントラ“雲の影” 全英6位獲得(Obscured By Clouds)のサイド1、2曲目に収録されていたWhen You’er Inと雰囲気がそっくり。
今でもいけるんじゃないかと。
ピンク・フロイドの場合、映画よりも彼らのサントラの方が人気があったわけだから、完全に主役を食っちまったことになりサントラ失格と言えるだろう。
我々の使命は、主役をいかに引き立たせるか。
このことを肝に銘じて、職を全うする事!
何のことを言っているかって?
そう映画のサントラのこと。
日本から持ってきたハード・ディスクにピンク・フロイドのアルバムが記録されていたのを発見し、今使っているPCのアイチューンで聴いてみた。
ピンク・フロイドの3枚目に当たる1969年のアルバムで、映画、MOREのサントラである。
前メンバーのシド・バレットがアルバム制作に完全に関わらなくなった後、4名の固定メンバーでの新生ピンク・フロイドとして初めて制作された彼らにとってルーツとなるアルバムでもある。
恥ずかしながら、CDで持っているのに、今まで聴いた事が無い。
偉そうにプログレを語るが実はこの程度。
何しろ何年か前に発売されたピンク・フロイドのCDボックス・セット、DISCOVERYを購入すれば洩れなく付いてくるってアルバムで、今まで気に留めなかった。
特に映画のサントラとなるとどうしてもアーティストのお味控えめって印象で、よほどのファンかコレクターで無い限り、CDやつい最近リマスターされたレコードなんかを単品で買って聴く人はあまりいないのではないか。
しかも、サントラとは言え、1969年に封切られた大人向け映画は当時子供だった私には見る機会無かったわけだから、映画の場面を思い起こしてアルバムに収録された楽曲を聴くことは出来ない。
また、ヒット・チャートを賑わすようなシングルが収録されていないサントラであれば、どうしても地味目の内容を想像してしまい、場合によってはスルーしてしまうかも知れない。
でもご安心ください。
当時ヨーロッパでMOREと言う映画が有名だったとは思えないにも関わらず、英国のアルバム・チャートではなんと9位を獲得した。
単体で充分に鑑賞に堪えうるのではないか?
実際音源を聴いてみると、そこはピンク・フロイド、人気が大爆発する前とは言え、各楽曲にはなんともいえない“らしさ”をそこかしこに感じ取れる。
あの独特な浮揚感と言うか…
しかし、それはピンク・フロイド制作のサントラと言う前情報があって“やっぱりフロイド!”という様な感想が出てくるのかも知れない。
彼らはどちらかと言うと、イエスなんかのような高度な演奏技術を売りにするプログレ・バンドではなく、アイデア勝負のバンドであるから鮮度が重要。
だから、当時としては最先端のサイケデリック・ミュージックを彼らをまったく知らない今時の人が聴けばどのように感じるのか是非聴いてみたい。
古めかしくまたぬるく感じるところが案外いけてるって感じで、別の映画やコマーシャルなんかに採用されるかも知れない。
ついこの間テレビで放映されていたペプシ現代版桃太郎のコマーシャルに使われていた曲のイントロの部分なんてピンク・フロイドが1972年に制作したサントラ“雲の影” 全英6位獲得(Obscured By Clouds)のサイド1、2曲目に収録されていたWhen You’er Inと雰囲気がそっくり。
今でもいけるんじゃないかと。
ピンク・フロイドの場合、映画よりも彼らのサントラの方が人気があったわけだから、完全に主役を食っちまったことになりサントラ失格と言えるだろう。
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