CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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ディランを聴く、その7

2018年05月24日 | Bob Dylan, Byrds, Band and etc.

ボブ・ディランとビートルズといえば、ジョージとの関係が一番有名である。

何しろ、ジョージのソロ・アルバム、All Things Must Passには ディランとの共作、I’d Have You Anytimeやディランの作品のカバー、If Not for Youが収録されているし、ジョージ主催のバングラデェシュ・コンサートに参加したりしているからである。

それ以外には、 アルバム、Helpに収録されたジョンのフォーク・ロック系の作品、You’ve Got To Hide Your Love Awayはアメリカ公演で出会ったディランの影響をもろに受けたとされている。

更に芸風がディランと一番遠いところにいると思えるポールにも、ディランとの繋がりが。

2014年に出たポールのトリビュート・アルバム、The Art Of McCartneyでアルバム、A Hard Day's Nightsに収録された彼の作品Things We Said Todayをなんとディランがカバーしている。


レコーディング・データが手元にないのでいつ録音されたのか不明であるが、年季の入った声の枯れ方からしてここ4−5年の録音ではないかと思う。

(ディランのこの曲に関するデータは、他の曲と違ってボーカルがディランと記載されているだけ)

このトリビュート・アルバムはポールの過去の作品を他の有名アーティストがカバーする企画であるが、残念なことにほとんどのカバーがポールのハウス・バンドの演奏の元で歌われてい流ようで、オリジナルとあまり変わらない切り口のアレンジとなっていること。

それぞれの曲は、ポールのヒット曲ばかりなので 心地よく最後までさらりと聴けるものの、著名なアーティストのよるカバーとしては少々物足りない。

出来れば彼らの個性を100%生かしたぶっ飛んだアレンジでカバーにして欲しかった。

ディランのカバーした曲もアレンジはさほど変わらないのではあるが、ポールのスムーズな歌唱と対極をいく彼特有の嗄れ声による歌唱で、一発でディランとわかるオリジナリティーがそこにある。

人によっては不快にも聴こえかねない 超ガラガラ声の歌唱を許されるアーティストといえば、ディランとトム・ウェイツぐらいのものだ。

名誉あるガラガラ声かな。

博士:ワシもその昔よくカラオケに行って ワイヤレス・マイクを小指だけ立てて握りしめ歌ったものじゃ。

しかし歳のせいもあって昔のようにあれこれ歌えなくなった事から、ちょっとマンネリ気味じゃ。

助手:そんな時は、ディランを見習ってガラガラ声での歌唱に芸風を変えれば、気分一新!個性出ますよ〜

博士:オォ、それじゃ! 何か練習 になる歌ないかな?

助手:ここにありますよ。

博士:カエルの歌が聴こえてくるよ。♪
ガッ、ガッ、ガッ、ガッ
ゲロゲロゲロゲロ、ガッガッガ〜♪

オー・マイ・ゲロゲロ!



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