とちぎ発道路観察日記

このブログも開設から12年、、
頻度は少ないですが、今後ともよろしくお願いします。
令和5年3月22日

貴重なデザイン灯器

2018-12-23 11:39:55 | 交通信号機
おばんです。ご無沙汰しております。


2018年も残りわずかとなりました。


今年も??ブログの更新がほとんどできませんでした。(~_~;)

小ネタはツイッターにつぶやくことが多かったと思います。


ツイッターはブログに比べて、簡単に写真をアップロードできるので重宝していますが、制約があって文字数が制限されてしまうので、長々と書き込むことができません。


そういった点では、ブログでは好き勝手できる点がいいと思います。


さて、10月ころから、千葉県のほうで偏光灯器やデザイン灯器が減少傾向にあるという情報が飛び交っておりました。


わたしも千葉のデザイン灯器と聞き、生で見たことが無かったため、ちょいと行ってきました。



まず、デザイン灯器というものを少しだけ説明したいと思います。



灯器というのは信号灯器ですね。信号機のボディーになります。

灯器は各信号メーカーで量産されますが、「デザイン灯器」とはある場所で設置するために特注で作られる灯器になります。

デザイナーが設置される街並みに合うように信号機をデザインする・・・といえば分かりやすいでしょうか。。。


街灯やガードレール、電柱などと統一したようなデザインになることも多いようです。




時代としてみれば、ちょうどバブル期でしょうね。


私はちょうどバブルがはじけたあたりに生まれたので、当時の情景はよくわかりませんが、、、





こういった事例は、今から30年ほど前までは結構ありました。


近年は少なくなってしまいました。



上で、少なくなって・・・と書いたのは、事情があり信号機がLED化され薄くなってきた近年でも、薄型モデルで特注デザインされて設置された場所が北海道にあるようです。


でもそこ以外では見られないようです。









前置きが長くなりましたので今回の写真を。






一見しても、カクカクしたデザインというのは信号機に詳しくない方でも分かるかと思います。


ちなみに、この信号機と同時期に設置された灯器が以下の写真です。







使い回し(笑)


まぁ普通の丸い灯器ですよね。



見比べてもらえばよくわかると思います。


六角形で矢印がすっぽりと挟まる面白いデザインですね。



この交差点は、千葉県千葉市「免許センター」交差点です。


幕張エリア・・・と言えばいいのでしょうかネ。


非常に交通量の多い交差点です。





〈正面〉



〈アップ〉


電球式ならではの写真^m^


〈背面〉


背面は意外とシンプルでした。

キッコーマンのマークみたいですね(笑)


〈銘鈑〉


平成元年8月小糸工業製です。


ちょうどイケイケの時代ですね。



ちなみに歩行者灯器がこの交差点にはありませんでしたが、違う交差点には歩灯バージョンもありました。(今回は撮影せず)


車灯のアームも灯器に合わせたデザインになっていて、非常におしゃれです。



ここに行ったのが11月18日でしたが、残念ながらここは撤去され、低コストへと更新されたとの情報があります。


この周辺にはこのタイプが多く、まだ残ってることを期待します。








私は以前、デザイン灯器の記事を書いていました(~_~;)


こちらです。


6年前ですね。。。この灯器も撤去されてしまいました。



軽く見返すだけで懐かしい(笑)


かつてはデザイン灯器は栃木県内だと。

宇都宮、日光、栃木、足利では特注デザインが設置されていたことを確認しています。


今は全部なくなってしまいました。







千葉のここも、撮影して1か月ほどで撤去されたため、見に行くことができてよかったです。



今後はこのようなデザイン灯器の設置は難しいでしょうが、今あるデザイン灯器を大事にしていきたいものです。




ではでは。。。


思ったよりも早〜く

2017-08-24 19:31:22 | 交通信号機
おばんです、面倒臭いので、スマホから更新します( ´ ▽ ` )



最近の通勤は日光宇都宮道路を利用しています。


高速道路を利用していると、私みたいな変態さんは、交わっている一般道がどんな道なのか(ボックスカルバートだったり、陸橋だったり)気になり、帰り道に通ったりします。


いつだったか今市の大沢インター手前のセブンイレブンのそばのカルバートの道を通ったことがあり、何気なく信号機見てみると、日本信号の分割型だったのを覚えていました。


そして昨日、帰り道に上の日光宇都宮道路を通っていた所、そこの交差点がLED特有の色合いになっていたので、もしかしたら噂の低コスト信号機かなー❓

と思っていました。


今朝、そこを通った所運悪くこちらからは見えません。


本当に気になり、帰りは早く帰れたので、わざわざ大沢インターで下りてそのセブンイレブンの交差点に行って見ました。



そしたら、なんと




出ました!




低コスト信号機٩( ᐛ )و




確かに小さい笑


コイトです。


早速スマホでバチバチ!




帰宅ラッシュ時間帯だったので不審に思う人も居たはずw



いよいよ栃木県もフードなしの信号機を認めたのですね。(^_^;)昔は嫌って居たようですが。



矢印灯と縦型もありました。




歩行者用も低コストみたいで粒が見えるタイプでした。


某北陸県で見られたものと同じようです。



設置金具もデザイン灯器みたいに吊り下げ式でした。




感動して、用がある為小林街道(県道62号線)を走っていたら、小林交差点が更新されていました。


予感は的中、ここもコイトの低コスト信号機でした。




いつもと違う道通って良かった。




栃木県第一号ですかね(^∇^)



今後も増えるでしょう。


低コスト信号機は今までの300mmの直径から250mmに変更されそれ相応のボディなので今までのフラット信号機よりも小さいです。



栃木県らしく赤だけ300mmになれば面白いのだけれど笑



ではでは!

一位式点滅信号機

2016-06-05 20:44:44 | 交通信号機
おばんです、またまたひさしぶりですね(^_^;)




前回の投稿から2カ月以上の放置プレーになっておりました(笑)




週末は必ずと言っていいほど、愛車でどこか遠いところに行っておりました。ゴールデンウィークなんかもう(爆)


そのうち写真でも(た・ぶ・ん)





今回は信号機についてです。











「一位式点滅信号機」ってご存知ですか?





黄色ないし赤色だけで点滅し続けている信号機です。








栃木県内でもちらほら見掛けるものなんですが、省エネ化の一環なのか分かりませんが、こうなっているものがありました








ここは上三川町のとある交差点なんですが、信号機と一時停止の標識が併設されています。



灯器にピントを合わせてみます!


これは赤灯器ですが、下に工事中とかかれたシートがぶらさげられています


交差側の灯器は





実はどちらも点滅しておらず、消灯していました。



どうやら、信号機を撤去し標識での交通規制に切り替えるようです。



信ちゃんとしては悲しいものですね・・・




灯器は小糸工業製のブツブツレンズの250mmレンズで平成5年製です。
とちぎではこの手の灯器でしか見る事の出来ない赤の250mmレンズです。
※250mmのブツブツレンズで3位式は公道では皆無です。

あと、場所によっては栃木らしく、赤側のレンズだけ300mmのものもあります。少数派ですがw


この灯器は去年の9月頃に撮影したもので、現在は撤去されています。





これと同じケースを佐野市田沼エリアでも確認しています。


しかし、この世代の灯器から、最新式のLED灯器に更新されている場所を栃木市で確認しています。


なので、撤去方針ではなさそうです。あくまで標識でもよいであろうと判断された交差点だけ撤去されているのでしょうね。






栃木県警の省エネ化としては

・一位式灯器の標識への切り替え
・県内の灯器のLED式への更新
・補助灯器(右側についていることの多い灯器)を更新時に削減
・内照式の道路標識の消灯化(というよりも蛍光灯交換を放置)そして、高輝度標識への更新


などが見受けられます。



安全と省エネ化のバランスがちょっとやりすぎなのでは?

という個人的に思ってしまいますが。






そういえば、まだ続きを書かなければいけない記事があったような・・・




ではでは。。。

雪国でなくとも、あれは存在する。

2016-02-15 22:44:47 | 交通信号機
おばんです。



今回も信号機に関係するお話。



信号機には小さな屋根が付いています。その屋根はフードや庇(ひさし)と呼ばれていまして、信号機のレンズの汚れを防いだり、疑似点灯(灯器が夕日に照らされて点灯しているように見える)を防ぐ役割があります。


基本、青黄赤ともにフードの長さは同じですが、異なる場合も存在します。


新潟をはじめ東北地方などで目にすることができるもので、赤だけフードが長くなっていたり、赤→黄→青にかけて順々にフードが短くなっているものです。


お気づきの方も多いと思われますが、新潟や東北地方では信号機は縦型ものが多いです(横型ももちろんあります)。

縦型の信号機は上から赤→黄→青となります。


理由は三色の中で一番重要な赤は大型車の後ろに停車したときなどで灯器が見難くても見えやすいように一番上に配置した結果です。

雪国で横型の信号機を設置すると雪の重みで灯器が傾いてしまうそうです。それを防ぐために縦型になっているそうです。これは殆どの方も知っておられるでしょうね。

青・黄のフードが短くなっている理由は、なるべく雪が積もりにくくする為です。








ここはとある交差点です。




一見、いたって普通の交差点ですが、よーく目を凝らして見ると・・・お気づきになりましたか。。?








では別のアングルで!












赤だけフードが長いことが分かると思います。



真横から見ると






これは、実は赤だけフードが長いのではなく黄・青のフードが短くなっています。
証拠に矢印灯器は赤と同じ長さです。



信号機の屋根ひとつとっても、このように種類があるのです。時代によってメーカーによってさまざまなタイプがあり、マニアはフードの形でメーカーが分かってしまいます(笑)













でも、この灯器のある場所は雪国ではありません。


下野の国栃木県です!

日光や那須は雪が降りますが、そんなに滅多に雪が降らないエリアにこの灯器は存在します。



おもしろいですね。





ではでは。。。