風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

海を渡って内房総 2-1

2018-08-09 | 千葉

1日目からの続きです。

● 野ばらと魚の朝

ぐっすり眠って気持ちよく起床。
7時には、町内放送でシューベルトの「野ばら」のメロディが流れます。
サワヤカな朝~。



朝食もお魚です。この宿にいるとヘルシー一直線。
食べ過ぎちゃいますが!

● 岩井海岸

食後の腹ごなしに、歩いてすぐの海に向かいました。
ららら~海まで5分~♪ そんなにかからない~。



風に乗って磯の香りがしてきます。
道の向こうは、もう海。



視界が開けると、2年前と変わらない、青い海岸が広がっていました。



台風が接近中だった2年前は、波が高めで、サーファーが集まって波乗りしていました。
今回は、おそろいのスイミングキャップをかぶった子供たちが大勢海の中にいました。

● 臨海学校

浜辺までワーワーと楽しそうな声が聞こえてきます。
海中の子どもたちの周りには、監視台がいくつか据えられ、その上に監視員が立っていました。
そこから先には行っちゃだめということでしょう。



ここは波が穏やかな小さな浜。
普段は、子どもが遊べるにぎやかな海水浴場です。



浜辺に立つ「文京区臨海学校」ののぼりを見て、ベスが「臨海学校ってなに?」と聞きました。
「林間学校の海版だけど、知らない?」
「そんなのあるんだ…初めて聞いた!」

関西と九州で暮らした彼女ですが、西の方にはないのでしょうか?
林間学校にしか行ったことがない私も、子供の頃から臨海もあると知っていました。
場所によって、林間と臨海の両方あったり、逆に両方ないところもあるそうです。
日本は広いわ。あった方がだんぜん楽しいのに~。

● 文京区の子どもたち

のぼり旗に「文京区●●町」という文字が見えますが、風で裏返しになっており、うまく読めません。
「あれ、なんて読むんだろう?」と二人で首をひねりました。
「蒟蒻みたいだけど、ちがうよね」
「こんにゃく町って聞いたことないし」

後で調べてみたら、「駕籠(かご)町」でした。
わー、住所を手書きするのが大変そう。

海風が気持ちよく、宿のチェックアウト時間まで、浜辺で海を眺めて過ごしました。
宿に戻る途中、どこからか「ホーホケキョ♪」とさえずりが聞こえました。
滞在中、ずっと鳴き声が聴こえています。
「ウグイスって、夏にも鳴くんだっけ?」
「お嫁さんを探すのって、春なのにね?」

宿の人に聞いても「いっつも鳴いているわねえ」とのことでした。
「万年、彼女募集中なのかな?」
「ケキョケキョ♪」

● ときん

宿をチェックアウトして、ウグイスの鳴き声に見送られながら駅に向かいました。
車通りはありますが、歩いている人がいないので、なんとなくお店の看板に目がいきます。
将棋の駒が描かれ「ときん」と書かれたスナックがありました。



「ときん?」とつぶやくと、「と金は、裏が金将の駒」とベス。
「王将みたいなもの?強いの?」
「うん」
「そうかー」
ひらがなの「と」は「歩」よりも弱そうに思えますが…。
将棋がわからないので、そこで話は終了です。

● 内房線の駅

岩井駅に到着。オレンジ色の瓦屋根の、大きな家のような駅舎です。
2階に駅長が住んでいてもおかしくなさそう。



ひと駅乗って、隣の富浦駅で降りました。
内房線は単線なので、ホームも一つです。



駅を超えると、一本に重なる線路を眺めます。
この辺りの駅のホームや線路は、どこも雰囲気がそっくりです。



青緑色の煙突屋根を持つ富浦駅舎。
壁に書かれているのはビワの実。この辺りが産地なのです。



● じゅ・えむ

駅を背に、海に向かってまっすぐの道を歩いていきました。
「キッチン じゅ・えむ」というお店を発見。名前が気になります。



「"じゅ・える"(宝石)ならわかるんだけど」
「フランス語で"ジュ"って"私"って意味だから・・・"私はエム"ってことかな?」
「えむが集まるお店? "じゅ・えす"も必要でしょうに」
もしくは「寿限無寿限無(じゅ・げむ)」あるいは「ビリー・ジョエル」…。

結局わからなかったため、あとで調べてみました。

「"じゅ・えむ"は店主の家の家号"重衛門"(じゅうえもん)の短縮形」なのだそう。
家号って、歴史が見えてカッコいいですね。
でも説明されなければ、わかりませんね。

● 海続きの浜

じゅ・えむの横を通って歩いていくと、またもや海が開けました。



再び海岸に出ます。原岡海岸です。
ここの海もキレイ~。



先ほどの岩井海岸からずっと浜辺が繋がっているので、きれいさはほぼ一緒でしょう。



● 原岡桟橋

海に伸びる桟橋が見えます。
CMによく使われるここのシーンが見たくて、隣の浜辺から電車に乗ってやってきました。



海越しに富士山が見えるときもあるそうです。
この日は青空しか見えませんでしたが、この桟橋のバックに見えたらすてきでしょうね~。



こちらの浜には臨海学校の生徒たちはおらず、家族連れがぷかぷか浮いています。
桟橋を先まで歩いてみました。
暑いですが、海風が気持ちいい~!



赤いスイムウェアのライフセーバーの人たちがいました。
青い海によく映えていました。

その2に続きます。



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