レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

過ぎゆく時の中で

2024年03月17日 14時58分42秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「過ぎゆく時の中で」
原題:阿郎的故事/ALL ABOUT AH-LONG
1989年 香港 100分
■監督:
 杜琪峰(ジョニー・トー)
■出演:
 周潤發(チョウ・ユンファ)
 張艾嘉(シルヴィア・チャン)
 黃坤玄(ウォン・コンユン)
 吳孟達(ン・マンタ)

●あらすじ
主演の周潤發(チョウ・ユンファ)と張艾嘉(シルビア・チャン)が原案と脚本を手掛け、
「エレクション(黒社會)」の杜琪峰(ジョニー・トー)監督がメガホンを執った1989年の作品。
10年ぶりに再会した男女と彼らの息子、3人の愛情を描いた感動のラブストーリーだ。
チョウ・ユンファはこの作品で、香港電影金像獎の最優秀主演男優賞を受賞した。

≪STORY≫その昔、レーサーとして名を馳せたトラック運転手のアロンは、息子のポーキーと二人で慎ましい生活を送っていた。
そんなある日、アメリカでCMディレクターをしていた元妻ポーポーが久しぶりに帰ってくる。
かつて、ヤクザ者だったアロンに愛想を尽かして別れた彼女だったが、
何も知らずに子役として起用したポーキーが、実は自分の実の息子と知って動揺を隠せない。
一方、息子は自分よりもポーポーと暮らしたほうが恵まれた生活が送れると悟ったアロンは、
わざとポーキーにつらくあたるのだった…。
(KunGFuTuBEより)

★感想など
杜琪峰(ジョニー・トー)は二度と観ないと誓ったが、周潤發(チョウ・ユンファ)が原案を手掛け
3回目の香港電影金像獎最優秀主演男優賞を受賞したと知ったら、気になったので観てしまった。
まあ初期のジョニー・トーなら、自分の好き勝手には中々撮らせてはもらえないだろうから、
そこまでヒドくないだろうなと言う期待をしながらね。
まずストーリーの感想としては、親子3人のストーリーを重ね合わせており、そこが感動ポイントのようだが
個人的には、3人がそれぞれバラバラな印象で、3人の物語になっていない感じを受けた。
父ユンファと息子ポーポーの話、男ユンファと女シルビアの話、母シルビアと息子ポーポーの話。
これら二人の関係性については描かれているのだが、3人あわさった時の物語が嚙み合っていないのだ。
思うに過去に囚われすぎてて、過去何があったかを明かすのと、現在ようやく3人が合流した。
映画全体がここまでしか描かていない感じで、肝心の3人の未来がどうなっていくのかが全然表し切れてなかったって感じかな。
そしてラストにユンファがバイクレースに戻るのも、何だか突然感が強かった。
もっとユンファが若い頃からバイクにどれだけ拘っていたのか。
バイクレースにどれだけ思い入れがあったかの描写があれば良かったのだが、
その辺がかなり薄い状態で、突然ラストにバイクレースを始めるようにしか映らなかったかな。
まあ全体的な感想として、ユンファのラブストーリーなら「誰かがあなたを愛してる」の方が良かったな。
あと気になったのが、何故か全編に渡ってユンファと息子の二人がブリーフ一丁になるシーンが多いこと。
とくに息子なんて、街中でズボン脱がされて裸の下半身を全部晒すシーンまである。
これら全てが話に全く関係ない事。
そう言えば「マッスルモンク」も、ジョニー・トーがアンディ・ラウを裸にした映画を作りたいから企画始まったよね。
となると、ジョニー・トーは男の裸を撮りたいだけなんじゃないの!

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