草花が咲き、小鳥たちもにぎやかにさえずる。
春日和とは今日のような一日を言うのかもしれない。
友人と桜を見ながらランチをしようとシャトーカミヤに出かけた。
３月の肌寒さから、４月に入るとようやく
平年並みの気温に戻ったので、一気に
開花が進み、またたくまに満開まもない
見ごろを向えた。
満開の桜の下をそぞろ歩き、くたびれて一休み。
ベンチに腰をおろし、隣で美味しそうにビールを飲み干すの
を見て飲みたくなり、売店へ直行。
顔見知りの店員が、隣接するビール工房から、今運び込んだ
ばかりだと言う。
どうりで湯気が出ていると思った・・などと冗談がでる。
春の日差しのある風柔らかな野外での地ビールは、また格別
な美味しさでした。
夕方になってから雨がぱらついた。
しとしとと降る春の雨は芽吹きをさそう。
春の雨は植物とのかかわりから「芽お越し
の雨」と言われたりします。
その温かい雨に誘われて這い出したのか、回りの
田圃から、今年初めて蛙の鳴き声を聞いた。
つくし誰の子スギナの子♪♪～
さっと茹でて胡麻酢和えは美味しい
と聞きますが、いまだ食べたことが
ありません。
空き地につくしんぼの林です
昨日の風もおさまり、外に出て見える風景は
春本番がようやく来たようだ。
シャトーの桜もやっと開花が進みだした。
２５０本余りの桜に、今年ほど開花にバラつきが
あるのも珍しいでしょう。
早い樹は７分咲、遅れている樹
は今日ようやく開花になった。
これからは気温が上がるので、一気に開花が進んみ
４～５日で満開になるでしょう。
気温が低かったので、花の期間が長く見ごろが来週まで続く
ので嬉しいことです。
鳥交（とりさかる）という季語があるが、そろそろ
野鳥たちの交尾の時期になります。
キジが夜明けとともに鳴きだしたり、鶯やホオジロ
の囀が聞こえてきます。
今まで一羽で行動していたオスのキジが、メスに
求愛を呼びかけたり、自分のテリトリーを主張す
るために、この時期だけ甲高い鳴き方をしているので
何処に居るのか居場所がすぐ分かる。
枯れ草の中から首だけ出しているので「キジの草隠れ」
と言う言葉があるように、すぐ見つ
かってしまう。「頭かくして尻隠さず」
があるが、むしろこの場合は
「体隠して頭隠さず」なんです。
一方鶯の鳴き方は、すっかり「ホー・ホケキョ」と、
はっきりとした鳴き方になり、つい鶯の鳴き声につられ、
ホーホケキョなどと口笛で答えてしまう。
春を告げる鳥達の崔ずりで、朝がとてもにぎやかです。
