名残の花がまだ咲き残り、桜の花の余韻を楽しんでいるが、
なんと寒いこと。
まだ冬の力が勝っているのか、それともまだ夏への力が弱す
ぎるのだろうか。
おかげで、20日間余りの長~い桜を楽しめた。
Kさんが、14年も前に購入したパン焼機を思い出した。
それは、梱包したままで、一度も箱から取り出していない状態で
納戸に仕舞ってあった。
箱から出してみる、箱の中で取り出してくれるのを、14年間もじ~と
待っていたのだろう、ピカピカの新品のままだった。
家でパンを焼いている次女が来たので、使い方を教えてもらい
さっそく焼いてみた。
一定量の材料を容器に入れてスイッチを入れると、5時間余りで
ベーカリー店に並んでいるのとまったく同じようなパンの出来上が
りにビックリです。
ふんわりした焼きあがり具合に、自家製苺ジャムをタップリつけて食
べた。
旨い。
これから癖になりそうだ。
14年目にして日の目を見たパン焼き機とその焼き上がりにKさんも
満足そうでした。
桜は満開を過ぎ、ハラハラと散り始めた。
平安の時代から、花といえば桜と言われるほど、日本人は
心底桜が好きです。
夜桜を見に出かけたが、日が沈んだ後の気温の低さに
ブルブルでした。
夜桜見物に詰め掛けた大勢の人たちは、ライトアップした
桜を見上げ、会話が「綺麗」「幻想的」などに「寒~い」が決
まり文句のように、みなさん同じ言葉を交わしていた。
Kさんの体調(気分)がよく、会話も明るくなった。
以前の治療では副作用に苦しんだが、今の治療は
比較にならないほど軽いからだろう。
半年ほど家族以外と会うこともなく過ごして来たが、
親しい友人夫妻と食事に出かけるまでになった。
一週間ほど前ごろから、食事も驚くほど採るようになった。
日に日に体調が回復しているので、しばらく続ける治療の
効果に期待している。