今年はニューイヤーコンサートから始まり、3代ピアノ協奏曲等
幾つかのコンサートに出かけたが、しめくくりはすっかり年末の
恒例になった、ベートーベンの第九交響曲「合唱付き」を聴きに
出かけた。
最近注目を集め、題名の無い音楽会で知られる佐渡裕さんの
指揮による東京フィルハーモニー交響楽団の第九でした。
曲の構成が、情熱的でダイナミックな彼の指揮ぶりを見ている
だけで、自在に揺れ動くテンポや独特の間合いなどが楽しめた。
当時小沢征爾がトロント・シンフォニーの常任指揮者だった頃の、
1965年12月22日、今日と同じ東京文化会館で第九を聴いた。
何時コンサートに出かけたかはすっかり忘れていたが、雑誌を
整理をしていたら、その時のプログラムが出てきた。
世界の小沢といわれ始めていた30代の頃で、プログラムには
今は亡き、武満徹さんや浅利慶太さんの賛辞の記事が載って
いて、懐かしいやら嬉しいやら、これはお宝だと大切に保管し
て行こうと思っている。