映画「剣岳」点の記を観てきました。
CG等を一切使わず、すべて現地撮影をしたと言われるだけに、
北アルプスの素晴らしい景色を目の前にして、まるで自分がそこ
に佇んでいるような錯覚さえする映画でした。
映画全編に流れる音楽は全てクラシック曲でした。
ヴィヴァルディの「四季」から春・秋・冬、
マルチェルロ「オーボエ協奏曲ニ短調 第2楽章」
バッハの「G線上のアリア」
ヘンデルの「ハープシコード組曲サラバンド」
アルビノーニの「アダージョ」などです。
特に、ヴィヴァルディの「四季」から「秋」のメロディーは紅葉に染まる
北アルプスにピッタリです。
「サラバンド」と「オーボエ協奏曲」は何回か登場します。
剣岳案内人の宇治長次郎が、息子からの手紙を読んでいる場面に
「G線上のアリア」が流れていたのも印象的でした。
この映画の音楽担当が作曲したものではなく、バロックから古典派の
作曲家の名曲が、このストーリーによくあった作品だと思います!。
感動的な内容でした。それと同時に映像がとても美しく、かつ使用されている「バロック音楽」が、映像の美しさ・俳優さんの力量・監督さんの魂を、深く心に刻み付けてくれました。
もともと「バロック音楽」は苦手で、「サラバンド」「オーボエ協奏曲」は初めて拝聴した曲でした。
一年以上も前に、既に作曲者と曲名を投稿して下さっていたことに、心より感謝申し上げます。
改めて、「バロック音楽」の『剱岳』に踏み込んでみたいと思います。
さて、何合目まで登ることが出来るやら!?
感謝