今日は、久し振りの登場です。
筋肉コックの小出です。
もう何回も筋肉ネタを披露してきて、そろそろネタも無いのでは？
と心配されるお方もいらっしゃるかもしれませんが、
心配御無用！
なんと！昨年の話ですが、
筋肉を大きくする方法で、新しい説が出たのです。
今迄の定説は、高負荷・低回数を何回かというのが当たり前でした。
とりあえず、自分の精一杯の力で6～8回持ち上げられる重さを3セット上げる。
そうすると、筋肉が断裂し筋繊維が太くなる事で、筋肉が大きくなる。
運動をしていた人、している人にとっては常識的な話なんです。
なので、腕立て伏せをいくらやっても、筋肉は太く、大きくならない！
って事だったんです。
ところが、昨年発表された新しい説は、
低重量・高回数でも筋肥大は起こるというのです。
これは、ただ腕立て伏せをすればいい、
ただ、軽い重りで、ベンチプレスをすればいい。
というものではなく、
とにかく、20回でも30回でも出来る回数を決めて、
その回数が出来る重さの重りに変えていくのです。
とにかく重いのを上げて、少ない回数なら、すぐに終わるのですが、
この低重量・高回数は、自分で上げられなくなるまで、
とにかく重さを変えていく。
非常に地味なトレーニングです。 しかも、辛い。
周りからは、5kgや10kgのベンチプレスで、ヒーヒー言ってる人にしか見えない。
この人は大丈夫なのか？というレベル。
それをどんどん軽くしていく訳だから、
周りはいよいよ、この人はヤバイ！というレベルにまで行ってしまう。
しかしながら、そのオールアウトを地道に続けていくと
筋肉が太く、大きくなるのだそうです。
いきなり、90kg、100kgのベンチプレスは無理だとしても、
腕立て伏せを1回も出来なくなるまでやり続ける。
ベンチプレスも20kgから、どんどん軽くして、
最後はエアーベンチプレスでも、やり続ける。
とにかく潰れるまでやれる強さが必要だけど、
少しずつ成長はするらしいです。
何となく、もう話が見えて来てるでしょうが、
料理の世界一も一緒だと思います。
いきなりフライパンを振れる訳ではない。
初めからパスタを美味しく作れる訳ではない。
ハンバーグ丸めるのなんて、
簡単だと思ってたけど、なかなか上手く丸められない。
しかもキレイに伸ばすなんて、どうすればいいの？
そうです。筋肉と同じです。
地道に、同じ事の繰り返し。
出来る人からしたら、何をこの人は苦しんでるんだろう？って事でも、
最初から上手に出来た人はいないハズ。
上手くいかなくても、下手くそでも、
諦めないで続ければ、少しずつでもいいから、続ける事。
出来ない事を地道にやり続けるのって、心が折れそうになると思います。
でもいつかはきっと笑ってしまうくらい、簡単に出来る時が来ます。
だから、毎日続けて下さい。
研修生の皆さんは色々な所で、つまづく事も有ると思います。
でも、技術は簡単に身につく物ではないんです。
誰もが苦労して、馬鹿にされ、怒られしながら、
でも諦めないで身につけたんです。
筋肉の話とは、一緒ではないですけど、
毎日、料理の事を考えて、毎日、苦手な事を克服する努力をして下さい。
そうすれば、必ず結果はついて来ます。
僕もそう信じて、料理を続けます。
もちろんトレーニングもですよ！
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