烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

日帰り温泉ドライブ;お目当てはカレー?! @豊平峡

2011-08-13 21:34:28 | そとめし;いろいろ
お盆の入り,どピーカンの土曜日.
前倒し盆休暇で帰省中の長男坊(翌日帰還予定,+つれあい)を伴いささやかなイベント.次男坊は前日残業⇒飲み会のナガレで爆睡中.敢えて起さぬ,悪く思うな.
行く先は先月つれあいと赴いた“豊平峡温泉”
札幌北辺の拙庵出立は午前9時.豊平の川辺を通り石山通り(R230)に合流した処で早速捕ったお盆の混雑,進みません.定山渓温泉街まで,時としてチャリにも抜かれる始末 (-。-;)
普段なら休日でも1時間ちょい見れば十分なのだけれど,所用2時間半;11時半,よ~やっと,着きました,々々 (^^;)


初訪時(施設画像はその時の物です),あちこちから評判を聞いて期待値極大だったつれあいは,車を降りた刹那,その余りにソボクな外観に“ドン引きオーラ”全開だったのですが…
結果,ハマりました.日帰り温泉否定派(風呂上りはフルーツ牛乳では満足出来ない)の私共々.

道中の混雑を他所に空いた館内,皆さん遠出に向われた所以か? 有難や,何はともあれ先ずはお湯.玄関右手の階段上り湯殿にいそいそ.

二つ有る浴場は其々内湯と露天湯を備え,奇/偶数日で男女が入替る.折り良く前回とは逆の浴場に入ることが出来た.
湯船に溢れる湯は一寸濁って何やらもやもやが漂ってるし,浴槽の縁や床は赤茶けてるし,処々濃い緑色の染みが着いてるし …
  … だけど , だから ,,,  い~湯です!
湯の色・当り・漂う湯の花,床にこびり付いた鉄を含んだ石灰華まで,長万部/二股(ラヂウム温泉)の湯にとても良く似た印象.分析表を見れば此方ではラドンの検出は無いし,アニオンは塩化物イオンより炭酸水素イオンが勝ると言った違いは有るのだが,札幌近郊でここまで石膏の強い湯は他に無いのでは有るまいか.
今回浴した露天(奇数日男湯;ムイネの湯)からは名の通り二山越しに無意根山(むいねやま:alt=1,464m;ムイ・ネ・シリ:箕の・ようである・山)のピークをくっきり望む.残雪の時季は,一入だろ~なぁ…
先日浴びたもう一つの露天(偶数日男湯)は一転裏山の山腹借景,林の力を間近に感ず.時季ならば庭の石楠花が見事だろう.
広い露天は私たち含め終始5~6人ほどでゆったり.たっぷり1時間,堪能いたしました.

休憩所の生ビールで喉を潤したら,イザ,“ONSEN食堂”へ!
前回は席待ちが次々出るほど激混みだったのだが,今回はすんなり.奥まったテーブル席に落着いたが,桟敷のテラス席からは湯の滝落ちる庭園を一望できる.


入浴料金の支払い時に併せて購入した食券を食堂入口の係りに渡し番号札を貰って待てばやがて,“○○番のお客サマ~”と呼出し.銘々カウンターから料理を受け取り席へ.


今回の私のチョイスは“タンドリー・ミックスグリル:ベジタブルカリー,タンドリーのチキンとシークカバブ,ナンのセット;¥1,550-”.

何と言っても焼き立てアツアツのデッカいナンがウマいッ! 薄焼きなのでもっちり感にはやや欠けるが,クリスピーに香ばしく焼上げられた生地は粉の甘さが際立つ.


タンドリーチキンとシークカバブは控えめな塩気と程好い香辛料で素直な味わい.もう一息ジューシー感があれば文句なし.
ベジタブルカリーの具材はポテトとミックスベジタブル.具材的には正直ややチープな感を否めないが,このお店のベーシックなカレーソースを味わえる.タンドリー2種の肉気に添えるには良い組合せと思う.

これに加えてつれあいの“コラーゲン入りキーマカリー;¥800-”と長男坊の“ドーキシミキカリー:チキンカリー・ナスとトマトのカリーの2種セット;¥1,200-”(カリーは全てナン付き)をシェアしていただいた.
前回(私:マトン・つれあい:チキン)と併せ5種のカリーを頂いた訳だが,ソースのベースは同じながら具材に沿わせてきっちり作り分けられており,其々違った味わいでどれも美味い.今のところの私の推しは“ラム”と“ナスとトマト”かな.

特徴的なのは,此方ではソース(グレービー)のベースとなる玉葱の仕込みにサラダ油を使っておりスパイス使いも穏やかなこと.
ギー(乳脂)をふんだんに使い強いスパイスを利かせたこってりオイリーで刺激的な“高級インドカリー”を希求の向きには物足りぬかもしれないが,私にはストライク.実にベーシックで庶民的なインドカリーだと思う.辛さ(5段階;食券購入時に指定)はもう少し辛めな設定があってもイイかな (^^;)ゞ

あ~美味かった,満足です. 食器を下げてカウンター前を出口に向えば厨房のインド(?)人シェフたちが笑顔で送ってくれる.
ご馳走様でした.またお邪魔しますね.今度は“チキンマクハンワラ:タンドリーチキン入りのカリー”を Verry Hot で頂きましょうか(さりとて蕎麦メニューの‘がんじす;カレー蕎麦’も気になるんだよなァ).

つれあいにハンドル託した帰路は甚だスムーズ.夕飯の買い物して帰庵しても15時ちょい過ぎ.まったり過ぎた盆の入りでした.

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0103/A010305/1000167/

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