夜空ノムコウ
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ
夜空のむこうには 明日(アシタ)がもう待っている
誰かの声に気づき ぼくらは身をひそめた
公園のフェンス越しに 夜の風が吹いた
君が何か伝えようと にぎり返したその手は
ぼくの心のやわらかい場所を 今でもまだしめつける
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ
マドをそっと開けてみる 冬の風のにおいがした
悲しみっていつかは 消えてしまうものなのかなぁ
タメ息は少しだけ 白く残ってすぐ消えた
歩き出すことさえも いちいち ためらうくせに
つまらない常識など つぶせると思ってた
君に話した言葉は どれだけ残っているの?
ぼくの心のいちばん奥で から回りしつづける
あのころの未来に ぼくらは立っているのかなぁ
全てが思うほど うまくはいかないみたいだ
このままどこまでも 日々は続いていくのかなぁ
雲のない星空が マドのむこうにつづいてる
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ
夜空のむこうには もう明日(アス)が待っている
《感想1》
思い出を歌う。2人は、今は別々。
「ぼく」があの頃を思い出す。
今、夜。「雲のない星空が/マドのむこうにつづいている」。
《感想2》
あの時、公園で、「君が何か伝えよう」とした。
ただ、それは、言葉ではなかった。
そして、それは大事なことで、「ぼくの心のやわらかい場所を/今でもまだしめつける」。
《感想3》
そこには、《信じたい「何か」》があった。
しかし、それは手に入らなかった。
お互いに失った!
悲しみが残った。
《感想3-2》
「あれから」時がたち、「ぼく」は思う。
「悲しみっていつかは/消えてしまう」のか?
残念だが、おそらく、そうなのだ。「タメ息は少しだけ/白く残ってすぐ消えた」。
《感想4》
2人がうまくいかなかったのは「つまらない常識」を、「つぶせ」なかったから。
だが、「常識」は強固だった。
何よりも、自分の中の「常識」!
「君に話した言葉」は実現せず、「から回りしつづける」。
《感想5》
あの頃、決意した未来。それが、2人に共有されていた。
今、2人は一緒にいないが、「あのころの未来に/ぼくらは立っているのか」?
残念だが、「思うほど/うまくはいかない」。
《感想5-2》
つらい現在、別々の二人、失われた恋。
たぶん、「このままどこまでも/日々は続いていく」。
この「ぼく」の気持ちが、視界に投影される。「雲のない星空が/マドのむこうにつづいてる」。
《感想6》
あの時、2人は、おそらく《信じたい「何か」》を見出していた。
それは失われた。
だが、あれからも「ぼくたち」は《信じたい「何か」》を探し続けている。
君を失ったが、あの時、「ぼくたち」は、おそらく《信じたい「何か」》を見いだした。
だから「明日(アス)」を待ってよいのだ。《信じたい「何か」》を見出すことができると信じてよい。
「夜空のむこうには/もう明日(アス)が待っている」。
BEYOND THE NIGHT SKY
Since then, what have we believed?
Beyond the night sky, the tomorrow already waits for us.
Noticing someone’s voice, we became careful.
Over the fence of a park, a night wind blew.
You intended to say something to me, and your hand grasped back my one.
Even now, it has continued to touch a soft part of my heart.
Since then, what have we believed?
I opened the door softly, then the winter wind smelled.
Does a sadness vanish sonner or later?
My sigh remained in white for seconds and vanished soon.
I hesitated carefully even to begin to walk.
However, I self-confidently thought that I could destroy the stupid common sense.
How much can you remember the words that I talked to you?
They are going round ineffectively in the deepest part of my mind.
Do we stand in the situation of future that I expected at that time?
All things seem not to be going well to such an extent that we expect.
Will the days endlessly continue in such a way as they do till now.
The starry sky with no cloud extends beyond the window.
Since then, what have we believed?
Beyond the night sky, the tomorrow already waits for us.
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ
夜空のむこうには 明日(アシタ)がもう待っている
誰かの声に気づき ぼくらは身をひそめた
公園のフェンス越しに 夜の風が吹いた
君が何か伝えようと にぎり返したその手は
ぼくの心のやわらかい場所を 今でもまだしめつける
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ
マドをそっと開けてみる 冬の風のにおいがした
悲しみっていつかは 消えてしまうものなのかなぁ
タメ息は少しだけ 白く残ってすぐ消えた
歩き出すことさえも いちいち ためらうくせに
つまらない常識など つぶせると思ってた
君に話した言葉は どれだけ残っているの?
ぼくの心のいちばん奥で から回りしつづける
あのころの未来に ぼくらは立っているのかなぁ
全てが思うほど うまくはいかないみたいだ
このままどこまでも 日々は続いていくのかなぁ
雲のない星空が マドのむこうにつづいてる
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ
夜空のむこうには もう明日(アス)が待っている
《感想1》
思い出を歌う。2人は、今は別々。
「ぼく」があの頃を思い出す。
今、夜。「雲のない星空が/マドのむこうにつづいている」。
《感想2》
あの時、公園で、「君が何か伝えよう」とした。
ただ、それは、言葉ではなかった。
そして、それは大事なことで、「ぼくの心のやわらかい場所を/今でもまだしめつける」。
《感想3》
そこには、《信じたい「何か」》があった。
しかし、それは手に入らなかった。
お互いに失った!
悲しみが残った。
《感想3-2》
「あれから」時がたち、「ぼく」は思う。
「悲しみっていつかは/消えてしまう」のか?
残念だが、おそらく、そうなのだ。「タメ息は少しだけ/白く残ってすぐ消えた」。
《感想4》
2人がうまくいかなかったのは「つまらない常識」を、「つぶせ」なかったから。
だが、「常識」は強固だった。
何よりも、自分の中の「常識」!
「君に話した言葉」は実現せず、「から回りしつづける」。
《感想5》
あの頃、決意した未来。それが、2人に共有されていた。
今、2人は一緒にいないが、「あのころの未来に/ぼくらは立っているのか」?
残念だが、「思うほど/うまくはいかない」。
《感想5-2》
つらい現在、別々の二人、失われた恋。
たぶん、「このままどこまでも/日々は続いていく」。
この「ぼく」の気持ちが、視界に投影される。「雲のない星空が/マドのむこうにつづいてる」。
《感想6》
あの時、2人は、おそらく《信じたい「何か」》を見出していた。
それは失われた。
だが、あれからも「ぼくたち」は《信じたい「何か」》を探し続けている。
君を失ったが、あの時、「ぼくたち」は、おそらく《信じたい「何か」》を見いだした。
だから「明日(アス)」を待ってよいのだ。《信じたい「何か」》を見出すことができると信じてよい。
「夜空のむこうには/もう明日(アス)が待っている」。
BEYOND THE NIGHT SKY
Since then, what have we believed?
Beyond the night sky, the tomorrow already waits for us.
Noticing someone’s voice, we became careful.
Over the fence of a park, a night wind blew.
You intended to say something to me, and your hand grasped back my one.
Even now, it has continued to touch a soft part of my heart.
Since then, what have we believed?
I opened the door softly, then the winter wind smelled.
Does a sadness vanish sonner or later?
My sigh remained in white for seconds and vanished soon.
I hesitated carefully even to begin to walk.
However, I self-confidently thought that I could destroy the stupid common sense.
How much can you remember the words that I talked to you?
They are going round ineffectively in the deepest part of my mind.
Do we stand in the situation of future that I expected at that time?
All things seem not to be going well to such an extent that we expect.
Will the days endlessly continue in such a way as they do till now.
The starry sky with no cloud extends beyond the window.
Since then, what have we believed?
Beyond the night sky, the tomorrow already waits for us.