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阪田寛夫(1925-2005)「へびのあかちゃん」(1975年):魂が目覚めた!しかし環境である身体が、魂に追いつかない!特に身体の端っこの尻尾はなかなか目覚めない!

2019-02-10 22:04:40 | 日記
 「へびのあかちゃん」 A baby snake

へびのあかちゃん A baby snake
めがさめた wakes up.
おめめは さめたが Its eyes wake up,
しっぽは ねむい but its tail is sleepy.
まだ ねむい It is still sleepy.

へびのあかちゃん A baby snake
こえたてた lets out a cry.
しびれが とけたら Numbness of its tail vanishes,
しっぽが くすぐったい and then its tail is tickling.
おお くすぐったい Oh, it's tickling.

《感想1》君とは魂だ。魂は環境(物世界)のうちにある。身体は環境だ。(身体は物世界に属す。)
《感想2》魂が目覚めた。しかし環境である身体が、魂に追いつかない。特に身体の端っこの尻尾はなかなか目覚めない。
《感想3》尻尾のしびれ(感覚)がとれる。すると別の感覚、くすぐったさが出現する。くすぐったさ(感覚)が魂を驚かす。驚かすとは、感情が生じること。
《感想3-2》感情が身体を変化させ、あかちゃんに声を上げさせる。(感情と身体は連動する。)
《感想4》なお、くすぐったさ(感覚)そのものは、身体つまり物世界(環境)に属すとともに、魂に属す。
《感想4-2》感覚、感情、欲望、意図は魂に属す。ただし感覚のみは、魂と物世界(環境)の境界にある。
《感想4-3》目覚め、しびれ、くすぐったさは感覚だ。さらに他に身体の存在の感覚もある。
《感想4-4》これらの感覚は魂に属す。だが同時に、感覚は物世界にも属す。
《感想4-5》 感覚は、物そのものの出現だから、物世界に属す。同時に感覚は魂にも属す。
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