魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

実は

2007年10月15日 | Weblog
今日は・・・

休肝日です。

久々かな。でも飲まなきゃいけない試飲ボトルは貯まっています。

さらに

ダイエット日です。


うぉー!何が楽しくて生きてるんだろうか!
こんなのをずらーっと並べてみたい。



ところでもうすぐリスト書きますね。


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持ち寄れば・・・ブル、ブル

2007年10月14日 | ワイン ~2019年
某酒店にて飲み会が行われました。
突然の呼びかけで、ひとり1本の慎ましやかなワインを持ち寄ることが課題
でしたが、実は暗に「ブルピノ」クラスを持って集まれ、と言われたに等しい???

1 2002 オート・コート・ド・ボーヌ(ジャン・フィリップ・フィシェ)
さわやかに白でスタート。若干オイリーさもあって蜜やミネラルを感じます。

これより赤

2 2004 ブルゴーニュ R(ルイ・ジャド)
久しぶりのジャド。軽めでクリア。04年特有の青臭さは少な目。きれい。

3 2005 ブルゴーニュ R No.1(ドミニク・ローラン)
ココアややや焦げたニュアンス。深みもあります。



そして、

4 2005 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(ショーヴネ・ショパン)
若く濃い紫と厚いフルーツが覆う。最初は甘みも慎ましやかだったが、
時間とともに徐々に現れた。ゆっくり飲んだ方が良いでしょう。

5 2005 ブルゴーニュ R(アンリ・ペロ・ミノ)
厚みがあり、インキーでエキス分が充実。若いので普通リキュールっぽさは
ないはずだが、どこかにリキュールとは違う、かといって花の蜜とも違う
深い甘味が漂っていた。充実した味わい。

6 2000 ヴォーヌ・ロマネ 1er ブリュレ(ルネ・アンジェル)
さすがにこれは飛び抜けていました。熟した色ですでに飲み頃です。
コーヒー、ジビエ、ジンジャーなどが香り、軽めではありましたが、
複雑味とエレガンスを持っていました。

ここに来て、「果たして2005年は本当に良い年か?」が改めて最近
議論され始めた。

良いとは思いますが、今はちょっと早いのだと思います。
各要素がしっかりしすぎているため、バランスとしてはちょっと不安定?
というところも感じますが、やはり素晴らしい年だと思います。
半年、1年もすればさらに良くなる気がします。(まだまだサンプルは
少ないですが)

しかし、体調が本調子ではなく、少し重かった。飲み過ぎか疲労?
たまには、このズブズブの「ブル地獄」を抜け出してみたい。

次回はぜひブル以外(ピノ以外ではないよ)ので集合してみよう!
とカマをかけてみる。

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誰も知らない小廃墟 その3 エピローグ

2007年10月13日 | ちょっと怪しい
この廃墟にはちょっとしたエピソードがありました。

この浄水場は山ひとつ越えたところにあるダムからトンネルで水を引いて
いました。辺りを探すと、この敷地の隅にその痕跡がありました。

錆びたベルトコンベアー(これはオブジェとして廃墟マニアは喜ぶかも知れ
ません)の向こう側にレンガに囲まれたトンネルの入口を発見しました。

では近づいてみましょう。



ここがトンネルの入口です。(現在は入れません)


石版には



多分、時代的に右読みで「噴玉洞」でしょう。
(ちなみに“噴玉洞”で検索した結果ヒット0件です。ネット上でも初公開です)

トンネルをよく見ると、



こんな感じで2本の大きな水道管が通っています。
左側は直径50㎝程度、右側が直径30㎝程度の大きな管です。

その昔は、鉄管ではなく石造りの溝を使って流していたようです。
溝の脇には通路があって(当然点検のため歩いて確認しなければならない)、
ひと山越えた戸町(小ヶ倉ダムのあった町)まで歩いて行けました。

トンネルの中は照明もなく真っ暗で、懐中電灯を持って20~30分程度かかった
そうです。当時一般にも開放されていて、通ったことのある方の証言です。
距離にすると1㎞~1.5㎞程度だと推測されます。

実はトンネルの抜けた先の戸町(現在では新戸町か上戸町にあたります)に
朝鮮人労働者の寮がありました。多分強制的に連れてこられた方達でしょう。

その朝鮮の方達が毎日このトンネルを通り、ここより海へ下り、連絡船に乗って
対岸にある三菱造船所へと労働に借り出されていたとのとこです。
戸町にある寮から最短ルートだったのでしょう。

毎日毎日、暗闇の中を通り、寝床と強制労働をくり返していたのでしょうか。
そんな話も一般的には、今や誰も知りません。記録さえも残っていないのです。


もうひとつエピソード。
終戦後、米兵がこの浄水場に監視に来ていたそうです。
何でも、日本人を恨んで、誰かが浄水施設で毒を撒くのを監視するため?
だとか・・・まことしやかな噂かも知れませんが、この近所のご年配の方は
そう仰いました。本当でしょうか。

米兵は暇だったから、貯水用のプールにボートを浮かべて遊んでいたそうです。
のどかな光景です。

こうして原爆の落とされた街にも終戦、平和はやって来たのでした。

またこの浄水場のすぐ下の土手にはサクラが数十本植えられました。
私が子供の頃は、毎年花見で賑わいましたが・・・、今現在では樹齢も古く
なり木が弱っています。車で来られないので、サクラは咲くものの、花見を
する方はもうほとんど姿を消しました。
公園となって花見の名所となる日も近い?ので、その時はぜひ一度
訪れて下さいね。見晴らしはとても素晴らしい場所です。


*長々と引っ張ってすみませんでした。明日からまたワインバカ復活で
飲み会もあります。


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誰も知らない小廃墟 その2

2007年10月12日 | ちょっと怪しい
昨日の続きです。廃墟はあんまり面白くない?かもしれませんが、
お付き合い下さい。


写真、これがこの施設の本館です。

中はといえば、(入れません)



こーんな機械があります。もちろん稼働はしていません。
約20年ほど前に稼働をやめて、現在に至ります。


さて、この施設ですが、下の写真の中央右側に見えるのが本館です。



港を見下ろす高台にあります。
前日の建物は本館の向こう側の下方向に位置しています。


写真の場所から左側に視界を移します。



朽ち果てた小屋が3軒とその正面に水を溜めるプールのような跡が3つです。

3軒の小屋の中はどうなっているかといえば・・・、


壊れた機械がありました。多分これは水を送り込んだり、配水したり
する水弁、水栓のようなものです。

こうしてポツンポツンと廃墟が点在しています。

もうお気づきでしょうが、ここは水道施設で「出雲浄水場跡」と言います。
(出雲は町の名前です)

かつて1926年、山をひとつ越えた場所に小ヶ倉水源地(ダム)が出来ました。
その水をトンネルによってここ出雲浄水場に送水し浄水され、
旧長崎市南部地区に配水する仕組みの施設でした。当時としては長崎市最大で、
給水人口約27万人、一日当り約3万トンを給水していました。
しかし、1987年小ヶ倉水源地内に浄水場が完成すると出雲町浄水場は廃止と
なったのです。

現在はゲートボール場として開放されています。
(3つ小屋が並んだ写真の、一番手前の小屋の右側がゲートボール場の
敷地になっています)

学校移設の敷地になる話もありましたが、もうすぐここは取り壊され、
港を見下ろす公園となる予定です。


なぜこの場所を取り上げたかと言いますと、実はここにもちょっとした
(大したことはありませんが)エピソードがあったのです。
それは明日ご紹介します。(すみません、引っ張りすぎー?)



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誰も知らない小廃墟 その1

2007年10月11日 | ちょっと怪しい
ここを知っているのは長崎人の中でも極めて僅かの人だけです。
なぜなら車の行けない場所にひっそりとあるからです。

「廃墟界」というものがあるなら、初めての発表となることでしょう???

写真のこの建物、1階建てで、中の広さは4.5畳~6畳程度の小さなものです。
建てられたのは1926年頃(昭和ひと桁の年)です。
廃墟になってからは約30年程度でしょうか。

入口の正面向かって左側は



かなり植物に覆われています。
この覆われ加減、植物の何でも飲み込もうとする光景は好きです。

では、中を覗いてみます。



こんな感じ。

下を見下ろすと・・・
実は床の方が面白い構造になっています。
塞いである入口から入って方向、すぐの所に石の欄干があります。
(写真の左側が閉ざされた玄関です)
そして、中は壊れた機械のようなものがあります。それだけです。



はてさてここはどこでしょうね。
そしてこの建物は一体何なのか?
実はこの建物の他にも、この敷地内にはいくつか廃墟になった施設がありますので、
明日ご紹介しましょう。






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定番であることの良さ

2007年10月10日 | ワイン ~2019年
当店定番ワインの新ヴィンテージの試飲です。

2005 クライン シラー カリフォルニア
   赤、シラー種、千円代後半

何年も前から定番としてご案内していましたら、ワイン雑誌で「コストパ
フォーマンスNo.1!」ということで取り上げられてメジャーになってし
まいました。(マニアとして悔しい、黙っててくれれば良かったのにと思う)

しかし、このワイン素晴らしいのですが、近年ヴィンテージによる差が
意外とあって、正直お奨めするには、いまいちな年もありました。
2001は抜群で、2002はちょっと落ちて、2003は極めて良く、2004は
お奨めするまでは行かなかった。

で、2005が入荷しました。早速試飲です。

香りはちょっと控えめで、どこか奥まった感じもしますが、スパイシーで
ミントやクローブ、さらにクリーニングのセーター、ブラックベリー、
そしてどこかに干しブドウっぽさも感じさせます。

味わいは濃く、奥まって黒糖の甘み、旨味をスパイシーにしたような感覚です。
タンニンはさほど強くはなく、酸は健全で、複雑味に富んでいます。

まずまず行けてはいると思います。価格的に千円台ですから、この価格帯を
飲まれる方を想定し、もっと明快に分かりやすい方が良いとは思いますが、
十分ポテンシャルと複雑味はあります。ちょっとだけ赤を飲み馴れた方には
より美味しく飲んでいただけるでしょう。


さて、長崎くんちも本日で終わりました。正直少しほっとしています。
くんちの意義は別として、私は人で一杯の混雑自体が苦手なのです。
町中へ出ると、渋滞で困ってしまうのですが、やっと通常へ戻ります。

「普段」だとか「定番」だとか、案外そんな通常の「良さ」を見落としてしまい
がちかも。何ものにも代え難い自然な良さが大切だったりするのです。


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情熱の吹奏楽演奏会

2007年10月09日 | 音楽
情熱のこもった音楽は、プロやアマ、上手い、下手とかの次元を越えて、
心に訴えかけます。私はそれが何よりも好きです。


昨年私も参加した母校の中学校の定期演奏会が、今年も行われました。
数日前にも書きましたが、OBバンドの演奏も行われました。
今年、私は参加していませんが、ずっと気になっていました。
上手く行くのだろうか・・・?

練習の時はなかなか人数も集まらないのに、本番になると
ちゃんと?何とか集まっているじゃん。
曲は「木星」だから、初見や2回目くらいじゃまず無理だよ。
大丈夫???

しかし、何とか一杯一杯にこなしていました。
贔屓目に見てぎりぎりセーフです。ホッ!

こちらも客席から思わず、前のめりになって自分も演奏しているかの如く
入り込んで、緊張しながら聴き入ってしまいました。

また、特に木管楽器のがんばりには目を見張りました。
きっと本当はもっと「やり込みたい」のだろうな・・・とも感じました。

その一生懸命頑張った姿は羨ましいほどでした。
参加メンバーのOBから「来年はまた一緒にやりましょう!」と熱い言葉を
頂き、とても嬉しかった。
正直出来るなら、気持ちはまたやりたい!です。


さらに今回驚いたのは、在校生、現役部員が昨年よりもパワーアップして
いたこと!コンクールの自由曲などは、ビックリするくらいハートが
こもった演奏で聴衆を惹きつけていました。
これから、さらにレベルアップしていける何かを持っています。
それを強く感じました。

おじさんもOBとして、一般聴衆として、影ながら応援してるからね、
と心の中で呟きましたよー。

今夜はデイリーの安ワインだけど、メチャ美味い!


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保守社会か消費社会か?

2007年10月07日 | ワイン ~2019年
昨日、TV番組を見ました。

「プレミアム10 生中継 秋のブルゴーニュ フランス小さな村の物語」

先日このブログでご紹介しました番組です。
ブルゴーニュの村の成り立ち、歴史やら紹介されていました。

大店舗法などの規制をなくした今、完全な自由競争の元では全く成り立たない、
保守的な村のあり方でした。

とても美しく、いつか訪れてみたい風景とも思えました。

しかし、この村は、今の米国や日本では簡単に破壊できる田舎の光景です。
番組では日本や米国型の競争社会とは一線を画した形態でしたね。

消費優先の利便性を追求するか、昔からの社会性の秩序を保つのか?
価値観によって良くも悪くも映るのかも知れません。

適度な競争は消費社会を充実させるけど、同時に土地や社会、人々の生活を
消費、疲弊させることにもなります。改めて何が幸福か考えさせ
られました。故郷を守る人間が、土地に根付き、その宿命を、ぶれることなく、
守り、まっとうしていく難しさ、その大変さを思うと心打たれました。


さて、そんなこんなで、本日は

2003 プピーユ(コート・ド・カスティヨン)

黒々と熟したフルーツの香りが襲ってきます。
揮発性、スパイス、プラム~黒系ベリー、生クリーム、ココア、等の
香りがします。

飲めば黒系のベリー果実がタンニンを覆い、まろやかにそしてビロード
のようにまとまった厚みを感じさせてくれます。
ただ、バランスとしては酸が弱めで、10年後以降はどうなっているかは
分かりません。今~5年後程度の“幸せな時間”に飲むことをお奨めします。

ブラインドでペトリュスと最後まで争った?だとかいうエピソードは
やはり言い過ぎでしょう。マンガ「神の雫」(私は読んでいませんが)
にも登場した話題性のあるワインです。
このボトルだとPP87-88程度でしょう。

前に試飲会で飲んだボトルだと、もう少し状態が良くてPP89-90くらいで
しょうかね。しかし、とても美味しいワインです。
若いうちにお楽しみ下さい。



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身近だった異国の味

2007年10月06日 | 美味しいもの
先週末「居留地祭り」なるものが行われておりました。
ランチを食べに行ってみました。(少しアップが送れています)

ここは東山手町の「地球館」という名前の洋館です。
写真のようなこんなテラスで食べました。(手前のテーブルです)
洋館というと珍しそうですが、すぐ近所なのでこんな光景は普通です。
(歩いて10分以内です)

こんなメニューでした。



「スリランカ」カレー
「パラグアイ」チキンカツ
「ベネズエラ」ペンネ
「マレーシア」甘辛のスパイシーな焼き鳥

良心的な価格で、こんなの案外珍しい料理でしょ。
ここは長崎に住む各国の方が交流の目的でやっている場所です。
プロの料理と言うよりは、各国の家庭料理と言うべきなのでしょう。



出色はカレーで、メニューにはエビがなくてチキンと書いてありますが、
ちゃんとエビカレーでした。
「ミラン」という長崎では屈指のカレーの有名店に引けを取りません。
行けてました。

さらに足りなかったので、ベネズエラのペンネ(パスタの1種)も追加して
みたした。ベネズエラの味付けはそんなに辛くはないとのこと。実際、味も
タコスに似たソースのかかったペンネでした。(辛さも普通のタコス程度)

平和だな~。


この地球館では古写真やチェス大会、さらには鉄道オタクによる
鉄道模型の展示、走行(自慢と見せびらかし?)もあって、結構楽し
かったです。鉄道オタクって面白い。普段、家で大々的にやるとかーちゃん
に怒られるそうですが、この日はここぞとばかり、部屋一杯にレールを
敷いて、たくさん連結させて、見せびらかしながら遊んでおられました。
メチャ楽しそうだった。

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お安いピノグリ

2007年10月05日 | ワイン ~2019年
昨日に続き、こちらも白のデイリーです。
試飲会で気に入りました。

2006 リュルトン ピノグリ
   (アルゼンチン、白、ピノグリ種、千円を切る程度)

ピノグリ種ってアルザス地方のワインだと、2、3千円以上しますが、
アルゼンチンだと3桁で飲めてしまうという驚き!

白ですから色はどうってこともないです。
香りはシトラス、メロン、ライチなども出てきます。
さわやかさの中にとろみをやや感じ、風味の中にフルーティーな甘さを
感じますが、ドライに切れます。

このワインは嬉しいです。
ぜひトライして下さいね。


さて先週のtotoビッグ、滅茶苦茶ハズレでした。
本日また買ってきました。何せキャリーオーバーが11億円でしょ!
皆様も買うなら今ですよ。コンビニで買えますよ!

こんなお安いピノグリ飲んでたのが、シュヴァリエ・モンラッシェを飲める
ようになるかもしれません。
このブログで飲むワインが急に豪華になったら、totoが当った?と、
ばれてしまうでしょうね。


ところで、「デイリーワインどれが美味い?大会」とか一度やって
みたい気がします。1人1本持ち寄り、しかも千円以内という条件で。
そしてブラインドでどれが一番美味しいかを決定するのです。

その後1本だけ豪勢なワインをみんなで飲み、一番美味しいデイリーを
選んで持って来た方と、どれがどれかブラインドで一番多く当てた方
はご褒美としてタダ!というのはどうでしょうか?

すっげー会費の安いワイン会が出来ますね。
でもワイン会って非日常を求めるので、そんなのはダメでしょうか?
「ワイン屋魂」としてはぜひやってみたい企画ではあります。

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新しいデイリーの仲間

2007年10月04日 | ワイン ~2019年
試飲会で気に入ったので連れてきました。
新しいデイリーワインの仲間入りです。

「ほら、あいさつは?」

「こ、こんにちは、ぼく・・・スペインの赤ワインで、
2002 トスカール クリアンサ(サルヴァドール・ポヴェダ)です。よろしく。」

なーんてはもちろん言いませんが、ちょっと最初は恥ずかしがり屋さんです。

1杯目はなんのこっちゃ訳分かりません。(どのワインでもたいていそうです)
時間の関係でしょうか、2杯目からどんどん濃く感じるようになります。

焼き菓子の甘い香りと少しだけ焼けたレンガ、太陽を感じる香りです。
きれいな果実味とミンティーさを感じつつ、飲んでみますと、
この価格とは思えないほど充実しています。甘さは慎ましやかに控えめで、
堂々として真っ向からぶつかってきます。
濃いだけでなくある程度の深みも感じることもできますので、コストパ
フォーマンスは良いと思いますよー。千円切りますので、ぜひお試し下さい。


今日も2005年ものやインデント輸入の案内がありました。
とにかく上がっているのでショックを受けながら、それでも探しています。

どこかのブログで、この世界的な値上がりを「ショップはぼったくりで
山のようなマージンを乗せてるんじゃないか?」のような発言が書いて
ありました。読んでると悲しくなります。ショップに入ってくる価格自体が
すでにメチャ高なのです。誤解しないで!と言っておきます。

これからどんどん飛んでもないオファーが来て、それをお客様に紹介する度、
クレームが来ないか不安です。それくらい上がっております。
ワイン以外でも最近いろんな物が値上がりを始めましたね。
困った・・・・・。
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ワインの秋、廃墟の秋?

2007年10月03日 | ワイン ~2019年
10月に突入し、いよいよ秋も本格的に・・・?
まだ残暑って感じが抜けません。しかし、

TVでもワイン番組が放送されます。ぜひご覧下さい。

NHKですが、
10月5日(金) 午後10時~11時 総合・BShi
「プレミアム10 生中継 秋のブルゴーニュ フランス小さな村の物語」
というのは面白そうですよ。

さらに
BSではこの日より1週間程度連続でブルゴーニュ特集が放送予定です。
私も好きで応援しています「ドメーヌ シモン・ビーズ」も登場しそうです。
詳しくはこちらをご覧下さい。

念のためURLを貼っておきます。
http://www.nhk.or.jp/france-sanpo/


ところで本日、このブログで廃墟を取り上げて初めて、「ここを見た!」という
廃墟好き?の女性のお客様がご来店されました。
昨日ブログに書いた場所もご存じで、行ったこともあるそうです。
メチャ嬉しかったので、お引き止めしてちょっとだけお話しいたしました。

「廃墟探索の秋」かも?・・・って、廃墟のネタもほとんどないんですけどね。


さて、そんなこんなで本日のワインです。

2005 ビンバジン
   (オーストラリア、赤、Shz、CS、Me、千円台半ば)

「ビン・ラディン」ではありません。念のため。
彼が愛飲していたらすごいとは思います。

明るく外向的で取っつきやすい果実味。薄くもなく、かといって濃すぎず、
渋すぎず、絶妙のバランスなのかも知れません。
クリアで艶やかなところは良いのですが、数あるワインの中で敢えてこれを選ぶ!
といったポイント、キャラは弱いとは思います。

どこのお店にあっても、もちろん当店のナインナップにあっても良いとは思います。
ただ、いくつも飲んでいくうちにあまり印象には残らない気もします。
そう言った意味では難しい。しかし、誰もが美味しく飲めるワインです。

私は、一部の特定の人だけが飲めるような、贅沢だったり、あまりに限定的
で入手困難だったりするお手柄付き?のワインばかりが、良いワインだとは思い
ません。出来るだけ多くの方に、入手もさして困難でなく、親しんでいただける
味わいを持ったワインこそが、ご紹介したい素晴らしいワインだと考えています。

そういった意味では、このワインはフレンドリーで良いと思います。


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不思議な引力その2

2007年10月02日 | ちょっと怪しい
さて、昨日の続きです。

外観ですら異空間です。惹きつけられます。
中を覗いてみました。
こーんな感じです。




何もありません。
コンクリートの柱と壁だけです。




上記の写真の位置より真っ直ぐ数十メートル進み、奥に広がる空間へ来ました。



光が穴の空いた天井より漏れて、何とも言えない陰影です。
ちょっとした密林のようでもありますね。


コンクリートの壁や柱の数々、そしてそれらを包むのか、寄り添うのか、
もしくはいつの日か飲み込むのか?・・・植物がどんどん覆い始めています。

また少し進んで行くと何故か壊れたイスが・・・・・・
誰が置いたの?




そして、その場所から後ろを振り返ります。




見上げると・・・!!!




コンクリートと植物と、入り込む光、それらが織りなす神秘とも言える
光景です。

しばらく噛みしめ、デジカメと共に心のシャッターも押してしまいました。

中央横に広がるのは2階の床ですが、階段は壊れ、失われ、登ることは
出来ないようです。


はてさて、ここは何の目的の建物か?
もちろん観光ガイドなどには載っていません。




壁を見ると・・・、



他にもいくつか標語が書いてありました。

実は、ここは造船所だったのです。
しかも悲壮な兵器が造られていました。
回天(人間魚雷)、震洋(特攻ボート)などです。
学徒動員や強制労働者など2500名が働いていました。幼気な子供や
女子学生までもが、忌まわしい特攻兵器をこの場所で造っていたのでしょう。


戦後も10年ほどは稼働してたらしいのですが、
廃墟となって50年以上が経ち、この様な光景です。
今はもう何もありません。空間だけです。

ぜひとも残してもらって、多くの方の目に焼き付けて頂きたいですね。

私は長崎ですから、「原爆」があまりに悲惨すぎるので、そればかりを
メインに「戦争の傷跡」として強調された環境に住んでおりますが、
原爆以外にも戦争の負の遺産はたくさんあります。
それらにもしっかりと目を向けたいと思いました。


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不思議な引力その1

2007年10月01日 | ちょっと怪しい
惹き付けられ、ずっと気になっていた海沿いにある秘密の場所?へ
行って来ました。

(写真)これが通りから見た風景です。
いきなり存在感を示し、立ち止まって見入ってしまいそうな第一印象です。

何なのだここは!

写真の左側に近づいて見るとこんな感じです。



コンクリートの建物、壁や支柱や、この歴史までもを植物がどんどん
飲み込んでいきます。

一番上の写真の右側へ移動して写しますとこーんな感じです。



どこか不気味さもありますが、すごい建物です。
ぐんぐん伸びて、コンクリートの骨組みは海の方まで突き出しています。

幽霊は出ませんがワクワクはしますね~。
場所はヒミツ。でもこの辺りでは超有名スポットでしょう。

何か最近私ってちょっとおかしいですかー?

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