魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

気分を変えたいが・・・

2013年11月28日 | ワイン ~2019年
昨日から落ち込んでおりますが、何とか気分も変えていかなくはなりませんね。


でも最近一番ショックを受けたのはこのニュース。
シリア内戦、子どもの死者1万1000人超 英報告書(クリック)でしょうか。


まだ日本はマシかもしれませんが、覇権をかけて争う悪魔たちの犠牲になるの
はどこの国であれ弱者なのでしょう。

覇権をうかがうその陰で弱者、マイノリティーは犠牲になっていくのでしょう。
そんな悪魔の魂を持つ者こそが果たして覇者なのだろうか???


上の記事で「乳児を含む112人が殺される前に拷問を受けていた」とあるの
だけど、そんな子供たちを思うと涙がこぼれますし、あまりに残忍な悪魔たち
に怒りを覚えてしまいます。国家の前に個人はとことん生贄や犠牲になって
しまいます。

もちろん子どもだから残酷で、大人なら殺していいのか?となるとやはりそれも
違っていて・・・しかしこのニュースはしばらく頭から離れそうもありません。




でもなんだかんだ言っても、今の目の前を生きることで精一杯の自分にも
情けなく思ってしまいます。人間って目の前に垂れ下がるにんじんしか見え
ないものなのでしょうか。


ちょっとこのところ変に真面目な話題を書いておりますが、明日からはちゃん
と元に戻ります。すみませんね。

お仕事も気合を入れて新しいリスト作りを始めております。
あと数日で配信いたします。




さて、今夜はこれ。







2011 ブルゴーニュ ルージュ アリー(アンブロワーズ)
  (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、2千円台後半)

昨日飲んだワインのひとクラス上です。アリエスとも書いてありますね。

香りは鮮やかなチェリーやカシスのベリーの中に焼き菓子の甘さや、
革のような旨味やセルロイド、花の蜜が出ています。

味わいはアタックは優しく、酸味はありますが、まろやかでフルーツと蜜の
甘さがあってとてもチャーミングでしょう。
下のクラスよりも遥かにストレートに旨味や蜜っぽさが伝わってきます。
やはりクラスが上がると分かりやすいですね。

今飲んで、とても美味しいのですが、酸も軽く、タンニンも細かく、わりと
早くこなれるイメージです。飲み頃は早めで、now~3、4年以内程度が良い
かもしれません。(あくまで私の推測です)

即戦力でなく、長持ちするワインをお望みでしたら09、10年が市場にある
うちに買っておいてください。11年は即戦力or早めの戦力の年だと感じざる
を得ません。あくまで今のところの感想です。
2011年はもっといくつも飲んでから、より客観的な判断したいところです。


ところでこのワインは「ブルゴーニュ ルージュ V.V」とされていた
キュヴェの変更ヴァージョンなのですが、最近はあまりの人気のため、
割り当てになってしまい、たくさん入ってこなくなりました。
飲んでみたい方はお早めお願いいたします。


コメント
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