魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

へんなものへの意外な展開

2008年10月28日 | ちょっと怪しい
とある海岸にあるこの碑は何でしょう?


実は「京泊震洋特攻基地の碑」です。
京泊(きょうどまり)は地名で、島原半島の南串山町にあります。


震洋というのはベニア板のような軽く安っぽい素材で作った
モーターボートです。それに爆弾を積み特攻をしていたのです。
零戦の特攻ばかりが知られていますが、ボート版もあったのです。
詳しくはこちら(クリック)

戦争末期には敵の船をめがけて、実際に特攻が行われました。
ただしこの地は、基地の跡であって、この目の前の海で特攻が
行われたわけではありません。


案内板です。(写真をクリック)





最初の写真の右側に見える崖の方へ行くと、震洋艇を収納する洞窟が
掘ってあります。防空壕と同じようなものです。



洞窟の入口は立ち入ると危ないため金網がしてあったと思われますが、
多分、風雨で崩れてしまって網が手前に倒れてしまっていました。

洞窟の中はゴミがあるだけで行き止まり、ご紹介するほどのことも
ありません。


しかしこれはビックリします。

岩が浮いていますよー。 おおぉぉぉ!!!





この岩は崖の一部で、倒れても岩が離れません。

この何があっても離れない執念はすごいですねえ。

グラバー園のハートストーンではありませんが、カップルが一緒に
見つけると縁結びになりそうです・・・・・かぁ???



さらに洞窟の上をみますと、

崩れたがけの上に根を張った樹木が・・・上方向へ根を付けてい
るではありませんか~!!!



こちらの落ちない執念もすごいと思いました。

これは落ちそうで落ちない受験のお守りとしていいかも???


戦争遺跡に浸るつもりだったのが、思わぬ展開で「怪しいへんなもの」編
となってしまいました。

コメント
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