魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

生って何?

2008年10月21日 | ワイン ~2019年
とあるHPで「生ワイン」なる文字を見かけました。

無添加、自然派のワインをそう呼んでいるようです。
実際は定義が曖昧すぎてちょっと・・・・・???

ビールの世界では、言葉先行で「生ビール」が主流となったが
ごとく、消費者に誤解を与えるといけないので、妙な使い方には
ちょっと首をかしげたくなりました。

「生」ねぇ~~。フウ~


ではそんな生?のデイリーを行きましょうか。


2006 アトゥラ ルージュ
  (仏、エロー県のヴァン・ド・ペイ、赤、千円とちょっと)

“NATURAL”の文字から、最初と最後のNとLを取って
“ATURA”だそうです。デイリーにできるほどすごく安い自然派ワイン。

香りは厚い花びらの赤い花を連想させます。あと赤土、ベルベット、
厚みのあるカシス、チェリー、スモモなど。

味わいは重くはないけれど、やはり厚みのある果実味。しかし優しく
すっと入ってきます。甘さは控えめで媚びないワインです。


ただし問題があって、開けたては愛想があまり良くない。
ちょっとシリアスにさえ感じます。十分に開くのに4時間程度は
かかります。つまりまだ早いのでしょう。
現時点では、翌日の方が美味しいと思います。

何か料理やつまみもあると良いでしょうね。



さて、明日はまたたくさんの業者が集まる展示試飲会があります。
多くの試飲や商談をしてきます。
美味しいワイン、あるといいな。

コメント (3)
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