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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

このドラマにまつわるワインが・・・

2008年07月08日 | ワイン ~2020年
http://www.ntv.co.jp/cowra/index.html

今晩9:00~ 日本TVにて放送されますドラマ、
あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった-カウラ捕虜収容所からの大脱走-

2008年7月8日(火)夜9:00~11:18
主演:小泉孝太郎・大泉洋・阿部サダヲ他


このドラマはオーストラリアが舞台です。
輸入元よりお知らせが届きましたので、概略を貼ってみましょう。

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オーストラリアの「カウラ」というシドニーから320キロにある田舎町で
戦時中に起こった悲劇。

オーストラリア国内では誰もが知っている日本人捕虜1104名による大脱走。

しかし、日本の教科書には一切登場しません。

このお話は脚本家の「中園ミホ」氏とそのご親族の実話で構成されています。

かつて彼女は大学生の時、叔父にオーストラリアへ行こうと誘われ、
何の理由も告げられぬまま「カウラ/Cowra」という町に着きました。

そこには、日本人の墓地がありその前で泣き崩れる叔父を見ることになります。
そして、初めて「カウラの悲劇」を知り、生還した叔父の苦悩を知ることになります。

かつて叔父が捕虜であったと言う事は聞かされていたのですが、戦後何十年経つまで
は自分が捕虜であったということは家族にさえ打ち明けられなかったそうです。

当時、捕虜になった日本人は偽名を使い「死ねずに捕虜になってしまった」という
後ろめたい気持ちとともにカウラで生活していたのです。


      そして、悲劇が起こります。



64年前、当時の日本人は生き延びるためではなく、どうして

     「死ぬための脱走」をしなければならなかったのか。


当時の日本人の思想を顕著に描いたこれまでにない戦争ドラマです。

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実はこれにまつわるワインがあります。

カウラに在るワイナリー「ウインダウリー・エステート」のワイン




        「サクラ・シラーズ」(写真の左側です)

慰霊祭「SAKURA MATSURI」をモチーフにしたワインです。

昨年、当店にも置いてありましたが(素晴らしいシラー種で、とても
美味しいワインでした。3000円台です)、
本数も少なく、すぐなくなってしまったので、リストでご案内はしま
せんでしたが、また次回(といっても来年、2~3月頃になるでしょう)
の入荷にてご案内する予定です。


きっとこのお話、メジャーになって、雑誌やワインマンガで取り上げ
られると思いますよ。ご視聴お奨めいたします。


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ヒツジと思ったらヤギのようだった白クマ

2008年07月08日 | ワイン ~2020年
昨日に続きましてクマの白、つまり「白クマ」を
お試ししております。ワタシハクロクマ?

ラベルをよく見ると、はっきりとはわかりかねますが、
昨日「ラベルにヒツジ?」と書きましたが・・・、どうもヤギにも映ります。

いや、むしろヤギかもしれないです。


2007 クマ(CUMA) トロンテス
  (アルゼンチン、トロンテス種、白、千円程度)

ちょっと香水っぽい香り、ジャスミン、そしてアンズやモモ、スグリ
のような香りがします。透明感があって生き生きとしています。

味わいは新鮮でさわやかなフルーツと、これまたきれいでさわやかに
マッチした酸。とても良い感じでしょう。

デュマが「膝まづいて飲むべし!」と言ったモンラッシェは確かに
偉大でしょうが、それとはきわめて対極の、普段のデイリーワインと
して、実に心地良く、新鮮さ、フルーティーさ、威張らないところを
存分に楽しむことができます。

昨日の「赤クマ」よりこちらの「白クマ」の方がいいぞ~!


と思って、家内にテイスティングしてもらいました。
そしたら・・・・・?! アレッ??? アレアレ???

なぜか良い反応がありません。

良い意味で「さわやか」なはずですが、家内には「水っぽくシャバシャバ」
というイメージに感じたようです。


すかさず、マイナー品種の白はメジャー品種とは違っているし、ベクトルも違うよ。
とフォローしてみたのですが、却下されてしまいました。

「これぞトロンテス!」と思っていたのに~、
却下ですかぁ・・・

やはりスペインの白は難しいのかなぁ。
長年、フランスやドイツ品種をメインに成り立っているので、
違う指向性のものは、一般的にも受け入れにくさがあるのか???

しかもヤギのようだったし・・・。



自然派スタイルも何とか許容されてはいますが、違うって人には
やはり違うし、物足りないし、弱い味わいに感じる人もいらっしゃいます。

ああ、でもしかしその多様性こそワインの特徴でもあり素晴らしさ
でもあるとは思うんですよー。


採用に関しましては、端数のみ置いておきます。
白に関しては物議をかもした「ロメオの白」と似ているでしょう。

実はクマと同じメーカーの「ドンダヴィ」のカベルネとシャルドネは
最高だったりしますので、それで十分ではあるのです。


うおぉ、今日はどこか苦しい言い訳じみているようです。いかんです。


それはそうと新しいリスト作成始めました。
数日中に配信いたします。 よろしくお願いします。
(と書いてしまって自分にプレッシャーをかけるとです)

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