魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

疲れた時には甘もの?

2008年03月01日 | ワイン ~2019年
あるお客様より、
「持て余して飲めないので、これ飲んで下さい」と、このワインを頂いた。
ラベルの上のライン辺りまでは頑張って戦われたようです。

2001 Ch. オーベルジュロン
   (仏、ボルドー、ソーテルヌ、白、極甘口)

私自身甘いのは苦手なのですが、私よりもさらに苦手な方が
いたというわけです。
甘いのを飲むには・・・・・やはり修行が必要か。

人生甘くはないだろうが、甘いのを飲めないなんて・・・
まだまだ甘いなと言われるかもしれない。


さてこのワイン、セメダインやシンナーのような揮発性の香り、
煮詰めたリンゴやキンカン、そしてシナモンなども香ります。

味わいは煮詰めた焼きリンゴにブドウジュースとリキュールをかけて
それを液体にしたかのようです。濃厚な味わいで甘くて美味しいです。

しかし・・・・・たくさんは飲めません。くじけそうです。

ただ、普通のワインは酸化し、酸っぱくなって1週間程度で飲めなく
なりますが、ソーテルヌは1ヶ月くらいは平気で保ちます。
ですから1日25ccづつ飲むと、ちょうど1ヶ月で飲みきることができる
のです。

それくらいなら十分私も戦えます。
1本空けた後に「エイドリア~ン!」と叫ぶほど辛いことではありません。

先ほどやっと月末の棚卸を終え、疲れた体に甘いものを補給しております。
今日は不思議と、ちょっと美味い気がします。

さて、3月もいろいろとありそうなので張り切って行きましょう!

コメント (2)
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