魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ワイン バトルロイヤル

2008年03月17日 | ワイン ~2019年
仲良しの酒店のMさんが日本ソムリエ協会 九州支部委員に就任された
お祝い会がありました。

20名以上の出席者があり、立食形式で持ち寄りボトルも壮絶だったった
ため、1本1本感想は書けません。
ご了承ください。とにかくすさまじく怒涛の会でした。

春の嵐を予感させます。

で、こんなの・・・



そして、こんなの・・・



個人的に特に印象深かったのは、
2000 ピュリニー 1er コンベット(ルフレーヴ)
クリアな透明感を持ちつつ、ミネラル感と厚み、そして少し熟成した味わい。


2005 ピーター・マイケル マ・ベル・フィーユ シャルドネ MG
圧倒的厚み。パインやパッションフルーツ、トロピカルフルーツにミネラル感。
樽もあるのですが、それをも上回りそうなボディのスーパーシャルドネ。
ピーター・マイケルは昔から大好きなのです。

1995 ド・マ・ガサ ブラン(マ・ド・ドマ・ガサック)
かなり希少なバックヴィンテージ。熟成感、藁、蜜、少し儚げだけど、
案外厚みがあって、時間が経っても頑張っていました。

1987 Ch. カントナック・ブラウン MG
さすがマグナムボトル!へたっていません。きれいです。杉や
シガーボックス、熟した美しいフルーツ。吸い込まれそうに心地いい。

1992 グリオット・シャンベルタン(シェゾー)MG
枯葉、スーボワ、しなやかできれいな熟成。怒涛のワインの中で
落ち着きます。

2005 シャンボール・ミュジニー(ロベール・アルヌー)
美しいエキス分はさすが偉大な05年! 濃さ、ふくらみのあるフルーツ、
旨味もグーーンと乗ってフィニッシュもきれい。

1997 ドミナス
すごくボルドーチックなCS。ブラインドで5大シャトーといえば
間違っても全くおかしくない味わい。あっという間になくなる。

1999 サシカイア
サイカイアとしては若干タンニンも柔らかめで(それでもかなりタン
ニンはあります)、旨味も分かりやすく表現されていて、思わず
グイグイと飲んでしまった。ウマ~!

2002 サリス・サレント 3L
NV テタンジェ 3L
余裕の3Lボトル!味わいにゆとりと伸びがあるような気がします。
ここぞとばかりに大容量のワインが登場しましたが、その力は
目を見張るべきものがあります。伸びやかで大らかでした。


その他、お手軽クラスのものでも、高いワインを飲んだ後に、飲むに
耐えるかどうか?で真価は分かるのですが、十分にキャラやポテン
シャルもあるワインが集まっていました。さすがです。

メンバーもソムリエ協会九州支部の方々、長崎のソムリエ陣、凄腕の
レストランやワイン・エキスパートを含むマニアまでの集まりですので、
ハズレワインを持って行きようがないのです。

どれか1本を選べ!と言われてもこればかりは難しい。

でもこれだけ「ワイン好き」が集まるのも、とても楽しいですね。
ワインよりも「人」これこそが本当に喜び、幸せであるのかも
しれませんね。そしてもちろん、これだけのワインを味わうことが
できるMさんの人徳に感謝。さらに出席者の健康も祈念いたします。

いつまでも素晴らしいワインを味わい、そしてそんなワイン達に
携わっていけますように。

コメント (2)
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