3月初めごろの話です。
ねいの里のスタッフの方との情報交換の中で、カモシカの話になりました。
後ろ脚が片脚のカモシカがいたが、最近見ないとのこと。
「あっと驚くタメゴロー、もしかして」
2月25日のブログでカモシカと思われると紹介した写真です。
この時から謎でした。
4本脚の1本はいずこ?重なっているのか?
走っているカモシカの動画などを検証してもスッキリしません。
スッキリしないまま、脚が重なったことにしていたのですが。
そこで今回の話で、アッと思ったわけです。
頼成の森とねいの里は4~5km離れています。
文献を読むと、カモシカの縄張りは、高密度地域で10~15ha、低密度地域ではその10倍にも広がる、ようなことが書いてあります。
低密度では個体が少ないのでそれは広がるでしょう。
また、開拓者が新天地に広がっていく段階では、縄張りの必要もないでしょう。
頼成の森、ねいの里周辺に広がる里山におけるカモシカの生態、密度について、私はよくわかりません。
しかし、いつでもカモシカを観察できるような山岳地などとは違います。
めったに見れません、密度は低いでしょう。
また、片足のハンデキャップがどんな影響をもたらすのかもわかりません。
ねいの里で観察された個体である可能性は十分あるように思われます。
なぜ片脚かはわかりません。
イノシシ用のくくり罠にかかった可能性などが考えられます。
それにしても、なんと逞しい生命力でしょうか。
もし出会えたら、1本脚→一本足打法にちなみ、
「ホームラン!!」と叫びつつ、そう名付けたいと思っています。
最後に、第一、第二のカモシカを知らない方のため紹介しときます。
第一のカモシカ「みくちゃん」(10月30日ブログ)
第二のカモシカ「ウインク」と「ジュニア」(2月18日ブログ)
3月12日のブログで、一人ぼっちのウインクとのデートを報告しましたが、
その後、スタッフのKちゃんが「小鳥のこみち」で親子仲良く過ごしているのを確認いたしました。