King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

コーヒーの味

2022年10月06日 13時17分21秒 | 珈琲
昔から水面に映った城とか月とか山の頂とかは詩や歌のテーマとなってきました。なぜでしょう。これはひとえに第三者的視線を指すのではないでしょうか。更に禅の世界では流れる水面やとなりの水面までテーマとして現れます。そんな名を借りた今月の季節のブレンドはとても味、香り共に秋らしい深い味わいで広がります。秋にはこんな深い思索のなかにしばし浸るのもよいのでは。しかし他の飲み物にはないスッキリと澄んだなかで尚深い味が広がるものはないのです。ですからここのところの物価高でコーヒーはその象徴のように値上がりが激しいものですが代わりになるものがないからこそ持続可能なお求め易く味のよい豆を揃える必要があります。高くなったから値札を書き換えて商売をするのでは意味がありません。値段はできるだけ安く、味は更によく、喜びと驚きをもって迎えられるようなものでなくてはいけません。季節のブレンドも今月から値上げになりましたがそれに負けないだけの味にできたと思います。それも季節に寄せる思いと日々直かにそれを肌で感じているからこそ表現できるものと自負しております。お楽しみください。
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