King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

絶海の孤島に寄せて

2011年02月11日 14時40分27秒 | 珈琲
朝から雪です。

いつもの焙煎を終えてやっと一息ついて
珈琲を淹れました。

しかし、ちと渋味を感じました。

これはいかん。



先日TVでトリスタンダクーニャの事をやっていました。

これは南大西洋に浮かぶ絶海の孤島です。

名前はポルトガルの探検家が発見した事から
島の名前になっています。

現在はイギリス領で人が定住しているのです。

ここで獲れたロブスターは日本にも輸入されて
いるとのことです。

この様に島を見つけてもそこに定住して領土宣言
しないとその国のものとはならないのです。

こんな絶海の孤島でもかつてはナポレオンの監視
と言う目的があり、その後は捕鯨船の港とかアジア航路
の中継港の役目があったのです。

地図を見て行くとこんなとんでもないところに西欧列強の
領土がという島をいくつも見ることができます。

日本も領土主張だけでなく、実際に人を住まわせて利用
しないといけないでしょう。

珈琲を飲むとかつての大航海時代の出来事が想像されます。

資源を求め、労働力を投入し、生産地は貧しいままで、
経済格差は広がっていくだけ。

やがて新興国の需要が増して世界のバランスがまた
塗り変わろうとしていて、それが今毎日のように報道される
コーヒー価格の高騰です。

今日の渋い珈琲は、次の世界を想像しながらまた苦味が
いや増すのでした。

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