King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今を見つめて

2017年11月07日 10時56分16秒 | 珈琲
昔から和歌などの詩歌に親しんできた日本人は
季節の言葉を必ず取り入れ自然の美とそれに映して
自身の心情を表現してきました。

それこそ自己表現であり、今を見つめて今を生きると
いう主張に他ありません。

それは茶道でも華道でも同じです。

当店の珈琲も季節に心情を映し焼くことを心がけ
毎月季節のブレンドを提供しています。

香りと味。

その時感じた空気感。

また、よい珈琲には後味という重要なテイストが
あります。

これは実は知る人が少なく、よい珈琲の条件なのに
どんな後味がよい珈琲かすら知られていません。

最近酸味がスペシャルティの醍醐味であることは理解される
ようになりましたが、それがどんな構造になっているか理解し

ているひとは少ないのです。

これは日本茶でも感じる後味の良さなので、よいお茶の条件を
知る人は珈琲にもそれがあることを知っています。

よい珈琲は一杯でも完結であり、その印象はずっと続くのです。

朝飲めば次の食事までその印象と味が観念となり残りハーモニー
のようにずっと頭に鳴り続けるのです。

当店ではそんな珈琲を常に提供していきたいと思っています。

試飲もできます。
10:00から15:00まで年中無休です。

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