King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

朝から豆でる

2013年08月17日 20時27分25秒 | 珈琲
今日は開店と同時に来店者があり、いざ焼こうという時に
接客と予約が入り、焙煎がずっと続くことになりました。

遅い昼食をとりやっと一息つくと今度は試飲のお客様が
現れ、何やかやとまたごたごたと続く日でした。

それにしてもコンスタントに定期的に見えていたお客様が
皆揃ってお盆休みになったかのように姿を見せず、代わりに
普段あまり顔を見ない人や近所の人がお土産に待たせるとか
アイスやらドリップパックやら普段ないものの注文があり、
ずっと焙煎室に張り付くことが多くなりました。

まあしかし、こういうのも色々な話題があり楽しいのですが、
気が付けばいつも同じような話をしていることもあります。

焙煎する豆も固定化しており、それを最大可能焙煎量一杯
詰め込んでの連続焙煎が続き、辺りは珈琲の香りが強く漂う
いつもの土曜日のようでした。

夜には秋の虫も鳴きだし、週明けには違う豆を焼いてみたいと
思うのでした。

この最大可能焙煎量といっても豆ごとに膨張度が違うので、
大きくてふくらみのいい豆はあまり量をぎりぎりまで詰め込んでの
焙煎は危険でできません。

ただ、夏はどうしてもこういう焼き方が多くなり、豆の数を増やす
ことより回数が限られれば、当然一度に焼く量は増えていきます。

そして、毎年焙煎機が何らかのトラブルを起こすのもこの時期です。

幸い今年に限りまだそういうこともなく、日々の連続焙煎をこなして
いるという焙煎機の特性も織り込みつつ、いかに効率よく焼くかと
いうのも色々弁えて来たのでしょう。

そんな折に気が付くのは、豆は有名老舗喫茶店が言うように古い
豆の方が味か濃く甘くなるのではないかという感覚が募るように
なりました。

古い白っぽい豆で見てくれは悪いのに同じ豆でも結構違うという
ことは最近多いのです。

見てくれが悪いとどうしても焼き上がりもそうだろうと思いがちですが、
焼いてしまえば色や豆艶などの見た目に差はなく、新豆とかバースト
の違いはなく、焼き方は新豆の方が焼きづらいことを思えば、もしや
豆とは少しづつ貯め置きして古くしてから焼くのがいいのかと思って
しまいます。

企業経営的には在庫僅少で棚卸資産など持たないのがいいに
決まっていますが、味が絡むと即断は許されません。

この件はお客さんの反応を見て慎重にストックすべきは設備を含め
検討していきたいと思います。

こんなことを思ったのは税制やデフレ脱却の動きが少なからず働いて
います。

今年のこの豆はうまいと感じたら迷わず余計に発注しておこうかと
思う日々です。今年のモカマタリなんかもその一つです。

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