King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

メチルアルコールの思い出

2023年11月17日 13時15分57秒 | 珈琲
私が最初に手に入れた珈琲抽出器機はサイフォンです。ハリオのモカというもので何十年前のものですがいまでもこのセットはあるようです。
プロの人は上のフラスコが垂直の円筒形のものを使っていて、私のは丸みを帯びた瓢箪形で劣等感を抱いたり、喫茶店ではブンセンバーナーの口がカウンターに並ぶという専門の器機が羨ましくもありました。
最初にセットを手にして困惑したのがアルコールランプです。
学校で化学の実験でお馴染みのものですが、さて、この燃料はどこで手に入れるのかと。説明書に薬局にて求めよとあったので行ってみると毒物劇物扱いで署名が購入には必要でした。当時私は中学生でそれでも親の署名捺印は求められず、私が一人で買えたのです。しかし、買ったのはメチルアルコールでこれは火力が弱くいつまでたってもお湯が沸かないのです。
そこで何が悪いのかあれこれ聞いたらメチルでなくてエチルアルコールを使えと言われ、それを使い出してしばらくするとコーヒー用アルコールランプ燃料という商品が売られていてそれはアルコール度数の関係か署名捺印がいらないのです。そして値段も安く、早く沸くのでした。いまでは電気式のものが売られていて燃料の心配もいらずガスより早く沸くのです。そしてフィルターも昔はネルのフィルターしかなかったのですが今では専用のペーパーフィルターまであるのです。
さて、ここで問題はなぜサイフォンで淹れなくてはならないかですが。これは専らビジュアルのための演出しかなく味は、フィルターが布か紙かで違ってきます。特に最近は深煎りの豆を使いますからネルか紙かは大きな違いが生じます。なんといってもネルは一番なのです。それも何度か使ったネルでしかでない味があり、私はまっさらな新品は前の古いのと豆で煮てから使います。人によっては毎回厨房用食器洗い洗剤か石鹸洗剤で洗ってから使う人がいたり人により様々です。
しかし、豆の脂肪分をすつかりとるのがいいのかある程度つまるのを自覚するかはたいして差はないように思います。
ただ手間をかけただけ美味しくなると盲信する人は多いです。
最近のCO2削減から言えばサイフォンでいれるより普通に紙フィルターでハンドドリップするのがいいと思います。
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更なる誘惑

2023年11月17日 12時18分51秒 | 珈琲
朝から雨です。
まあ、私が走りにでる夜にはやむでしょう。さて豆を焼いてとふとテレビのCMを見て釘付けとなってしまいました。
スシローのCMで本ズワイガニが100円といっているではないですか。
これは行かなきゃと店を検索し予約を入れてしまいました。
一番寿司屋で利用するのは地元の店とガテンです。
ガテンが色々魅力がなくなる中、他のチェーン店はその資本力と企画力で行きたいと思わせる商品を出してきます。店舗展開もしかりです。
一番近いスシローは28K程です。時速60Kで行けば30分で行けます。
それに近くの天然温泉でも入ってくれば完全な自由時間の過ごし方になります。
前は何かとスキーに絡めて行ってきましたが、スキーはどこもすごい値上げでそんな回数が行けない感じになってきました。
シーズン券と定宿で安く利用することも考えましたが、何か終わりに近ずくようなつまらない行為に思えてきたりして、今年もタングラムや繋がった猫魔にも行きたいし草津にも行きたいしと思うと思い立ったら行くという自由が何より大切でスキーから帰ってくると一番行きたい気持ちが強くなっているというそんな状況から何ヵ月も前から予約したりひとつのスキー場だけ通うなんて考えられないのです。
珈琲にしてもいつもいれるところをひとつに絞らないのもとかく変化の激しい仕入れ環境でほしい豆や私の求める味の豆は誰でも輸入できるものでも求める価値と値段でもないのです。
今回の新しい豆も深煎りのイメージがまた変わる感じで豆の持ち味を引き出すのも季節と特性を肌で感じてないとできないという持論に間違いはないことを表しています。
だから、使っていただいている店主さんから、珈琲目当てで客が来たという話をいただけるものと思います。
また新しいお店ができ豆を使いたいと言う方も厨房を見てくれと相談されたり新しい展開もあります。
そんな中、自身に最大限の喜びをもたらす行為がいかにプラスに働くかというのがあり、良い絵画を見たりよい音楽を聞いたり美味しいものを食べたりというのは大事なのです。
ただ忙しく豆を買い焼くだけだと画一的なものしか提供できないでしょう。
先日の旅行で帰ってきてから自撮り棒を買い、それが気に入りたいへん満足した自分がいました。
全然順序が逆なのですがこんなことが大事なのです。
今回の旅は観光的には大満足ですが本来のカニを食べるという目的では大失敗で温泉もあんなに遠くに行ったのにというものでした。
それもあちこちの温泉の違いをしっているからこそであり、過去の思い出がよみがえるのも物足りないからこそ際立つということでもあり、スシローと近くの天然温泉という行動をとらせるのです。
またこれが更なる味作りにプラスになっているとご期待ください。
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