King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

没薬と乳香

2023年08月21日 11時32分38秒 | 珈琲
スパイスでずっと気になっていた名前が浮かびました。
没薬と乳香です。
聖書にも出てくる有名な物なのになんで出てこなかったのでしょう。
検索するとクレオパトラの秘密の媚薬とか色々出てきたのですが没薬や乳香も通販で数千円から数万円まで色々出てきます。ミイラに使われたとか聖書でキリスト誕生の三博士がお土産に持参したのが
黄金と没薬と乳香です。この物語はクリスマスの時よく劇として演じられるエピソードです。つまりこれは世界は神の子が生まれるということを知っており祝いにも駆けつけるのです。
すると浮かぶのはなぜ神の子だと知っているのに殺してしまったのかという疑問です。そしてキリスト教徒は自ら張り付けにしておきながらその処刑に使われた十字架を神の象徴のように首から下げているのです。あなた方がその十字架にかけて殺してしまったのに今更やはり信仰しますなんておかしいですよね。
まあ、世界中が信仰する聖書のエピソードなどおかしいものだらけなのです。
十戒の出エジプト記などでも神の指令やその方法など到底無駄な無責任きわまりないものなのです。汝殺すなかれという戒律を与えながら約束の地には既に他の民族が住み込み生活しているのです。神の指示は異教徒は殲滅して戦って手に入れよというあり得ないもので神の手抜きのせいで他の人の生活を壊して掴みとれとはどんな神なのだと日本人の感覚では違和感が募ります。その都度唯一無二にして全知全能といわれた人が約束の地に既に人が住んで生活をしている地をおまいらの土地だよというなど到底考えられません。
神の物語などでなく人間が考えたご都合主義のお話なのは直ぐ察しが付こうというものです。
そもそも十字架に掛けられたイエスはなぜ結いだくだくと処刑されてしまったのか。他の父たる創造主や精霊の方々はなぜ黙って処刑を許してしまったのか。
実際処刑された時にどこかの教会の伽藍が崩れたとかいう超常現象が記されましたがなぜもっと有効なサインやら殺しても死なない姿とかもっとやり方や死を賭した教えの示し方はあったはず。ただやられて見せたのはなんの意味と思ってしまいます。
まあそんな残念の数々が重なるのが聖書の物語なのです。
まあこれは批判や攻撃ではなく疑問なのです。これだけおかしいことだらけなのに未だに多くの人が信じているということが。それも信仰により永遠の命が得られるとする契約条項がそうさせているというのもなんかおかしくありませんか。まあ今回はスパイスによって恒星間飛行が可能に成るがテーマですからそちらのことを考えていきましょう。砂漠には古くから没薬と乳香があり、先祖代々それを採取する民もいる。その果たして世界をいや宇宙をも変える力とは考えて宇宙を畳む力なり方法なりが出てくることとなったのでしょう。砂漠とそこにいきる人たちから壮大な物語が生まれるのは理解できる感じがします。そんななにもない土地に大昔から人が集いとんでもない建造物まで作ってきたのです。砂漠と没薬と乳香はそんなキーワードなのかもしれません。

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砂の惑星

2023年08月21日 02時59分35秒 | 映画
今日アマゾンを覗くとディーン砂の惑星がありました。これは昨年公開のリメイク作品ですが発表当時色々聞いて楽しみにしていた映画ですが、なにしろコロナの時期でとても映画何てという感じで見に行くのを諦めていたものです。007は見たのにこれは見送ったのは何やら解せない気もします。
前回映画化になったデビットリンチ作は発表直後は評判も悪く、私も印象に残らない何てちんちくりんな映画だと思っていました。
ところが後年見直したときにこれはSFの超大作であり、後年作られた映画のあのシーンとかこのシーンとかみんなこの映画が元ネタだと思わせたのです。
重力ベルトで歩行可能になり風船人形のようになったハルコーネンはスターウォーズのジャバザハットを直ぐ連想させるし、砂漠のオームは風の谷のナウシカだし、声が武器になるというのは怪物君他沢山な例があるとまあSFの古典として皆参照し現代に至るのではないかと思えてきます。
SFなんだけど公爵とか皇帝がでてきて時代がかった設定なのはスターウォーズの世界を彷彿としますがこの映画を見ると主舞台は砂漠でありそこにはてがつけられない怪物がいるというのはアラビアのロレンスの世界観です。
私が昔読んだ漫画のディーンは日本人の江戸時代の主従関係を想定した上でのストーリー展開で水槽に入ったままの種族とか実に劇画チックで映画の方が幼稚に感じるほどの壮大な物語だった記憶が沸き起こり日本の漫画にも多大な影響を与えたのにカイルマクラクランのディーンはなぜか映画では失敗し次に再映画化するのもためらわれるほどに悪影響ばかりが残っているのです。
しかし、どんな映像もコンピューターグラフィックで作り出せる時代となりスターウォーズでスペースオペラの地ならしもすんだ今ならまあリメイクが出てきて当然です。
というわけで今日アマゾンで見たのですが、あまりにあっけない始まりと終わりにがっかりするのですが、砂漠を舞台として砂漠の主のようにオームいやワームが存在する始まりかたとしては正しいディーンの作りかたなのかと思いました。検索するとパート2は来年のお正月だそうです。なるほどそれで今アマゾンでやってるわけか。
また、気になったのはスパイスとしての砂漠の生産物ですが、物語ではこのスパイスで人類は宇宙の恒星間トラベルが可能になったと説明されます。ですが画面上は植物や坑区のようなものは見られず、ただ巨大な重機のした舞い上がる砂の中に何やらキラキラ光るのがスパイスだというのです。そこで私は思い出したのですが砂漠には不思議な香りの実がなる木があり先祖代々その植物をとって暮らす砂漠の民もいるというのを何かのドキュメントで見たのです。ですからスパイスとか木の実とか色々検索したのですが名前は見つかりません。乳のように白い木の実とか香木とか出てきますがはっきりした名はわからないのでした。メディテーションとスパイスで瞬間移動が可能になったとなると完全スピリチュワルの世界になってしまい科学小説的世界から逸脱してしまうという危険があります。故になおさらスパイスで恒星間飛行が可能になった科学的考察は避けて通れないはずじゃないかと強く思うのです。巨大な重機と羽ばたき型の飛行体と鎧のようなサバイバルスーツとか作り込んだならスパイスも作り込んでほしかった。これは次回作に変化と新解釈も含めぶっこんでもらいたいのです。
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