King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

朝霧の中

2019年11月19日 09時56分07秒 | 珈琲

ここ数日、例年になく寒さを感じていて寒いといいつつ、今朝の気温は11度と

ちっとも寒いという温度ではありませんでした。ひとつには移転のために服も

暖房器具ももう運んでしまい、着るものもなくTシャツにカーディガンくらいの

ものしかなく、寒い寒いと震えているのです。

 

しかし、昨日の夜などいつものランニングで外に出るとうちの中より外は暖かく

すぐに汗が出てきました。

 

テレビで見た番組に秩父がよく出てくるこの頃その題名が秩父温泉郷などとなっていて

おいそれは本当の温泉地の人が見たら怒るだろうというもので、外から見ると秩父は

ひなびた田舎の温泉地とか山の中の秘湯とみられているのかと思うと複雑な思いが交錯

します。

 

私が訪れた湯宿とか温泉街がある町は一つの通りにいくつもの源泉があり、それぞれ泉質が

違いお湯の色や温度も違いそれらをはしごして楽しむこともできます。今回のテレビでの

紹介では新木鉱泉と柴原温泉やなぎやがでていましたが、これらは秩父七湯といわれたものの

名残で古くから鉱泉宿があり今では温泉となっていますが、すべて沸かしの湯であり現在では

なくなってしまったものやダムの下に沈んだものとかもあり、秩父の山間のあちこちとに散在し

それをめぐるというのは簡単ではありません。

 

それに現在では清音の湯や梵の湯やはなのやといった温泉旅館が現れ、露天風呂付の高級旅館から

昔ながらのランプの湯のような山の中の秘湯の風情を残したところなど色々な宿があります。

全てに行って泊ってみたこともなく、湯だけ入ったところとか中も知っているけれどやはり旅館は

泊まってみないとわからないこともあり、どうだとも言い切れませんが、私の場合は温泉といえば

草津や湯沢であり、雪とともに味わうものという意識があります。

 

でも人によりこのような山間のひなびた宿やかやぶきの古民家とか何もないところニリューアルした

露天ぶろ付きの客室など人により強い魅力があるのかもしれません。

 

テレビで映る駅の風情や駅前温泉などの看板などみると人により秩父は温泉町なんだと思う人も

いるんだと少し後ろめたい感じもします。

 

というのは各地にスーパー銭湯とかサウナとか別に温泉を名乗らなくても湯としての境地がすでに

サービスの悪いぼったくり温泉なんかよりはるかに居心地のいい施設ができており、わざわざ遠くに

出かけてなくても料理やお湯でリラックスできる施設は各地にあるのです。

 

それらも温泉と名前がついていたり、まったく温泉ではないまでもサウナや施設としてのリラックス

効果が得られる地も多数あります。それをわざわざ足を運ばせるにはやはりテレビに出て何かの

お墨付きというのも必要なのでしょう。

 

それらの中には路地の魅力とかミューズパークで星空の中を走るとかといった普段の秩父での

楽しみは紹介されません。今朝のように霧に包まれた朝はミューズパークなどの小高い地から

眺めると雲海に沈んだ盆地が鑑賞できるでしょう。これは夕焼けと夕映えの説明でした通り

霧の中と霧を上から眺めるという自分の位置を知るという自然と自分を対峙させてみるという

ことができる瞬間です。この雲海を名物にしようとしている人もいるようですが、より大きい

スケール感とか宇宙の循環とかより大きい視点を理解することも大切です。

 

最近は明るい夜空でも不意に明るい流れ星が見られることがあります。

 

何とか流星群にあたっているせいかもしれません。

 

しばらく流れ星は見ていなかったのに今月に入り三回見ました。そうなると色々夜に空を見上げる

回数も増え、走る最中にもよく見上げますが、当然飛行機の航跡も見ます。いつものコースで二つ

のラインがあるようです。そして気になることに北から南西にゆっくりと薄い光が移動するのが

みられることがありました。人工衛星です。

 

こういうのが見られるとじゃああの国際宇宙ステーションも見られるかと気になり調べてみますが、

時間とコースがどの位置のどのラインの事かわからず確かめられません。そんなに熱心でないので

追跡ソフトや時間を精査して観測もする気もないのですが毎日夜夜空を見上げるで見えたらいいな

くらいの感じです。

 

この外に出る時間がやはり一日でも貴重なものになっていると感じます。

 

例年より寒い晩秋を感じていたり、朝起きて風邪声だったりと寒さが強いと感じていますが、

それも家にいると感じるという現実に気付くと外はもっと暖かかったと知り自分は何をしているのかと

思うのでした。

 

自分の行動も常に見直し何をして何を感じたという視点とそれを全体的の位置から俯瞰して見直してみる

ことの重要性をしるのでした。今回入れたブラジルの豆なども散々今まで扱った豆ながら今回は同じ

マークのブラジルのマークながら裏に印字されているのがモジアナとなっていてグーグルアースでその

モジアナなる地区を探すも見つかりません。それもそのはずでサンパウロ州の中の地域で珈琲で有名な産地

カルモデミナスやセラード地域と同じところです。三つの生産農協が存在してかつてはここにモジアナ鉄道と

いう鉄道も走りモジアナ地区として珈琲の有名産地として認知されているといいます。

 

かつて当店でも扱っていたアララなどもモジアナ地区です。その地区指定の豆ということで、人によっては

モジアナコーヒーとしてスペシャルティだとして売り出している人もいるようです。

 

この地区の単独農園ものもあり、人気の地区だということが解ります。

 

今までの麻袋をみてみるとミナスジェライスとかやはり州の名前とかサンパウロとか農協の名前とか色々ある

ようです。

 

味についてはまた明日書きますが、わざわざモジアナ指定にしただけのことはあるとだけ書いておきます。

試飲は三時までできます。この豆も試飲可です。

 

 

 

 

 

 

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