King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

終わりと移り変わり

2019年03月27日 12時25分03秒 | 珈琲

先週のEテレ100分で名著は漱石スペシャルでしたがこれが

全く内容がだめでどこがスペシャルなんだよというものでした。

 

よく初期三部作とか三部作というくくりで共通したテーマなり関連した

話題なりが語られることがあるのでそんな感じのスペシャルなのかという

ことで見ていたらなるほど最初に三四郎が来て初期三部作でいくのかと

思わせたらとんでもない決めつけでこれは童貞小説だとか夢十夜が教養小説だとか

とんでもないラベル貼りで決めつけ作品ごとの連携や深まりなどの情報もなく

何がスペシャルだという内容だったのです。

 

漱石をよく読むものとしてはただ腹立たしいもので深く読み解くこともなく

ほんの上っ面を引っ掻いた内容でただむっとするばかりだったのです。

 

最後の明暗に至っては家庭ドラマの対立ばかりを話題にして対立小説などと

レッテル貼りをして的外れもいいところの展開を平気でやっていました。

明暗を語るには門が必須であり、門が出てくると夢十夜やそれからにでて

来ることも関連していて特に門の仏教に触れその世界観から最後その境地という

べきことで書かれた明暗を家庭内のドラマの対立しかスポットを当てないというのは

いかにもへっぼこであり、三四郎のストレイシープを迷子のルビとして流すのも

これでは村上春樹へつながりをあえて消しているような何がスペシャルだよという

感じを強くするのでした。

 

元々本のテーマだけをざっと切り取り100分でその世界観を味わうということだと

元の本は読もうとしないでしょうし、このように明らかに食い足りない内容不足の

方が良いのかもしれません。ただ、それはあくまでああ大変これは自分で確かめなくてはと

気が付ける人向けで一般の人には百害あって一利なしという感じです。

 

NHKは先日の宮沢賢治の銀河への旅ではそこまで言い切ってしまうのかというネタばらしを

したり、どんな意図がありどんな思惑なのか時に疑問に思います。

 

テレビしか情報源がなく物事を深く考えない人にはこれは危険な情報なんではと

思ってしまいます。

 

まあ私が思うほど世間の人はテレビのいう事を信じないのかもしれませんが、

明暗に関してはおせっかいでずうずうしくもこの結末を書いた人がいるという

のがかつて話題になったことがありました。

 

私はまだ読んでいませんが、それがこの本が家族の対決の小姑と家庭問題の対立

でそれを決着づける続編だったら意味がないし、本当に興味本位で続きを書いたと

いう事になるでしょう。ですが、書いた人が門を読みその考案の意味と漱石がたどり着いた

結論を踏まえてその世界観を完結させたいとしたのならそれはすばらしいことであり、

ちょっと読んでみたいかもという気もします。ただ、どうでしょう。芸として当時の

漱石の文体とか虚構の結末ということで書かれている可能性の方が強く、最初から

解ってしまい読む気にはなれません。つまりは対決小説ということでとらえられているだと

すれば。

 

昔、ブルーチップとかグリーンスタンプというポイントカードの元祖みたいなのがありました。

私の珈琲人生にこのブルーチップはかかわっていて現在ではTUTAYAが始めたティーポイントと

いうポイントから通販会社の参入でポイントの互換とか履歴の販売という問題やさらにはキャッシュレス業界や

仮想通貨まで絡んでコンビニでポイントカードは持っているかという催促もそのうちなくなるのかという

状勢になってきました。

 

そもそもキャッシュレス世界になれば社会コストが軽減してより良いサービスが受けられるという

ことですが、果たして便利で安全なキャッシュレス化となるのでしょうか。

 

すすんでいる国ではチップを体内に埋め込んで使うところまで来ているという事です。

 

私が思うにそれなら網膜スキャンとか静脈スキャンと連動するとか国民背番号制と連動

させればできることだと思います。

 

家畜のようにICタグを打ち込むなんて野蛮なんじゃないかと。

 

世の中とかくものすごい勢いで動いており、やはりそれに振り落とされないようついて行く

ことは必要なのだと最近よく思います。そんなわけで当店もなんとかペイとかを導入して

行かなくてはならないのでしょう。

コメント
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