King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

求めたものがなくても

2019年02月13日 23時54分56秒 | スキー

滑りを終えて一番印象に残るのは新雪滑走の気持ち良さとか圧雪コースの

カービングターンとかより、平坦なところをひたすら進んだ苦労です。

斑尾のゲレンデは斑尾から滑るとまず下りがありメインリフトに辿り着くと

いう解りやすいコース配置で繰り返し滑ったりコブのラインがあったりと

よくその構成は知っているつもりでしたが、タングラムからアクセスすると

まるで印象が違う感じなのです。まず、コースの一番左端は非圧雪のロングコースで

誰も滑る人がいない最高のコースですが、このコースの後はだらだらと平坦の

長い移動を強いられ次のリフトに乗るのに大変な苦労をします。

 

さらに真中のメインのリフトのうち一つが止まっていて四人乗りリフトしか

なく、これがものすごい混雑します。このため左のこのコースやその隣の林間などを

繰り返そうという気になれず、早々に元のタングラム隣接辺りに引き返す気になります。

 

タングラム側から斑尾に行くにはクリスタルに乗って頂上から行くかバンフという

日本なのに何でという名前のレストハウスの前から横移動します。すると歩く歩道が

ありいらいらとこの短い登りをするのですが、今日は朝一だったからか動いておらず

そのまま横移動をしました。この平坦の横移動のやるせなさと無駄な感じがいやでなのか

一日滑り終わって色々と滑りを思い返すとこの辛い平坦移動を思い返すのです。

 

今回初めて味わったコースや林間コースでまた知った楽しみ方があり、今まで好きで

なかった林間コースもこう楽しむと良いという事が解り何かまた違った魅力を発見した

感じもしました。

 

いつもは降りない中間駅から上の方が昨日に引き続きガスっていて見通しが効かない

ので、横移動したら見慣れないコースがオープンしているという表示があり、入り口に

金髪女性二人が何やらああだこうだとコースの行き方を言い合っているのを見かけ

そうなのと思いつつ、入ってみました。

 

八甲田山のツアーで林間コースを案内された時にはけもの道をたどるような試験を受けて

その滑走能力を試されているような感じでしたが、これは広大な規制コースとみるか

自然の遊び場と見るかただただ新雪にこだわり進んでみるのか、全くの自由でどうやろうが

どう滑ろうが楽しい方に滑ればよいという極めて自由でコースでは味わえない心地にさせます。

 

そして、スキーの場合なるべく尾根筋を通り、簡単に谷底に降りないことです。

 

底に降りてしまえば堅い普通のコースと変わらない道となり、意味がないので

人が踏んでいても尾根を行くとまるでコブコースのようにラインを辿って行けて

滑り方もコブと同じです。昨日感じた踏ん張りの効かない左のひざもあきらめたのか

のように痛みを感じることもなく、かといって今まで通りのゆう事を聞く風もなくと

夢中に深雪を滑るには問題なくなりました。

 

とはいえコブ練習をしようというほど万全とも言えず、昨日と同じ雪が降り募り、風と

ガスの中、バックカントリーのようなゲレンデ巡りをするのでした。昼にはまた

外国人でごった返すレストランでピザを食べ隣の中華民の大声の会話に閉口し、

気になる車の状況を見に行きました。車の上には思ったほどの積雪もなく、ただ

除雪車が掃き寄せた雪をどければ出せそうでした。

 

宿の食事の時には出会わない外国人ですが、スキーロッカーは中華民でごった返し、

リフト券売り場に並ぶのは西欧人ばかりとどこから湧いて出てくるのかという

感じです。ホテルも今まで泊まっている中で平日では一番の混み具合でした。

 

それでも斑尾のメインリフト以外リフト待ちもなく、概ね快適です。

 

バックカントリーのような滑りを堪能するにはやはり計画も必要で、さきほどの

始めて滑ったクリスタルボウルも中途半端なところに出てしまい、繰り返し行くには

横移動をしなくてはなりません。

 

つまりその横移動をなるべくしないようにいかに多くのパウダーを経験するには

どこをどうとおりどのコースを行くか組み立てなくてはいけません。

とはいえ、思いがけずというのが旅の醍醐味であり、他人に煩わされるとか

何かのアクシデントがいつまでも旅の思い出になるという事が重なるとすんなり

計画どおりがいいのかという事もあります。なんでも理詰めなんてつまらないのです。

 

例えば昨日封鎖されていたホワイトラインの脇を行く人を見かけ人の行った後を見ると

ロープの端にぶどう谷オープンという表記があります。こんな林を滑らすのならコースを

開けた方がよいだろう毒づきながらも入り口まで登って行ってみると確かにパウダーが

沢山あり、まっすぐ行くには木が込み過ぎ斜めに行くと簡単にホワイトラインに出てしまいます。

すると上から人が降りてきてコースの入口を見るとロープの一部が開いているのが見えました。

 

こういうやっているのかクローズかというのは最近多く、開いていると思っていっても時間で

閉じていたりとなかなか簡単にはいかないという感じもします。それで計画が必要などと

いらぬことを忠告したくなるわけです。

 

今回期待したタングラム頂上から望む野尻湖とそれを見ながら滑るレイクビューコースなど

雪が降っていれば見ることもできず、今年できたらしい野尻湖テラスなども寄ることなく

終わってしまいました。

 

帰りは来た時とは違い、遠回りですが、信濃I.Cから帰りました。

これだと見れなかった湖も見られます。

道路に雪もありません。高速に乗る前にチェーン規制があり、一旦停車させられました。

しかし、50Kの規制がかかる中、道路に雪はなく降ってもいません。こういうおかしな規制

が多いのですが、バカにして飛ばしていくと捕まるというのがよくありますから注意が必要です。

 

 

コメント
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