King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

4回行けば通である

2014年08月02日 22時13分44秒 | 日々のこと
今朝の新聞に夏目漱石の記事があり、漱石は
四度京都を訪れていて有名な寺院などは全て
周っている通であるという京都知り尽くしたような
書かれ方をしていました。

私も今までに四回京都には行っています。

京都が好きで何度も通う人はそれこそ毎年
桜や紅葉などで訪れるでしょうから、なんか
四度くらいではと思ってしまいます。

似たようなことで、実は愕然とした記憶が
最近あります。

トルストイの映画で助手に雇われた青年が
戦争と平和は愛読書で何度も読んでいます。

と自己アピールするとトルストイから何回読んだんだ
聞かれ、 一回ですと答えたのです。

お経のように何度も読むというのは実は過去感動して
本を繰り返して読んだという話はよく出てくるものの、
実際繰り返して読んでいるとはいえ回数で考えると
4回も読んでいる本はほとんどないのです。

会話の中に何々が好きで何度も行ったとか、観たとか
読んだというのは実は一回しか経験していないことの
方が多いのです。

秩父の人は新しい店ができるとすぐ一度は行くけど
後はそれきりというのがほとんどで、ひと月もすると
店が無くなっているというのがよくあります。

行った気になっている人もよくいます。

少し愛して、ずっと愛してというのがいいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする