レイアレンとダンカンは元チームメイト

May 17, 2005
SBC Center,
San Antonio, TX
Attendance: 18,797

FINAL　　 　　　1 　 2　 　3　　 4　　 T
Supersonics 18 　 32 　 18 　22 　 90
Spurs 　　　　 25　 25　 28　 25　 103
カンファレンスセミファイナル第5戦
ファイナルの試合の中にはこういう試合もあるという感じの
ものでした。明らかに火がついた第2Qのレイアレンが得点を
重ねて行きますが、尋常じゃない興奮の仕方をしています。
そして、それ以降はボールにさえ触れなくなってしまいました。
これはメンタル面で何かあった証拠です。明らかにゲームをぶち
壊した原因はなんなのか、第1Qで力とスピードがぶつかり合う
緊迫したゲーム展開の中、ダンカンとレイアレンがいい合いを
するシーンがあり、それから彼の中で何かがふち切れたのです。

エースが壊れたらもう試合になりません。これに似たケースは
アマチュアの試合でも良く見かけます。自分の思うバスケとコーチの
意向が合わないなんてしょっちゅうですし、選手よりコーチの方が
試合がわかっているとか現状が把握で来ているとは限りません。
ましてNBAなどコーチのキャリアより選手のほうが優秀なんてケースは
沢山有ります。しかし、NBAのキャリアがなくても優秀なコーチなんて
いくらもいるので、これまたどちらがどうだなんて一概には言えません。

この試合に関しては、レイアレンの意向とかレイアレンよりの試合運び
をしてあげてもよかったのではと思います。あのレイアレンが点をとりに
行きまくった時に、これは危険サインだと気がつかなかったのでしょうか。
スパーズは元々エースキラーのディフェンスをするボーエンがいます。
彼が付いていたのがレイアレンです。まさにエースキラーでした。ですが、
ダンカンと仕切りといい合いをしているシーンを見るとボーエンだけの
ことでもないようです。結局、18日の試合でもスパーズが勝ち、4強が
出揃ったのですが、私の予想通りヒート対ピストンズ、サンズ対スパーズと
なりました。

そして、多分ヒート対サンズで対戦してヒートが優勝してモーニングが初の
リングを手にすると予測します。ヒートはシャックが二戦欠場してその穴を
モーニングが埋めたと夕刊などにも出ていました。そして今日のニュースで
練習にシャックが参加と有り、セミファイナルは出てくるでしょう。そして
早くもこのオフの目玉としてフィルジャクソンがどのチームに復帰するかと
言う話題でもちきりです。レイカーズあたりが有力らしいですが、ヒートを倒す
チームを作れるかそれが一番興味あります。いえまだヒートが優勝と決まったわけで
なく、私の個人的希望はピストンズの連覇です。