元旦から数えて正月七日迄を「松の内」と呼びお正月のうちです。
私は、お正月の三ヶ日に初詣が出来ませんでしたので
松が明けないうちに諏訪大社の下社にお参りして来ました。
長生橋を渡って正面から参拝しました。
神楽殿
神楽殿の注連縄は昨年の12月5日に新調されました。
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幣拝殿
祈祷所
さざれ石
(2の御柱)
境内は祈祷や参拝の人々が訪れているものの
例年ほど混雑して居りませんでしたので、人混みで今迄気付かなかった
さざれ石や根入りの杉が目に留まりました。
おみくじは末吉で今年の運勢は今一の様で残念です。
七日正月は、江戸時代には 五節供の初めとして、
七種(ななくさ)粥などを食べ、その年の無病息災を祈願したそうですが
その風習は今も残されています。
五節供とは、1月7日の七草・3月3日の雛(ひな)祭
5月5日の端午(たんご)・7月7日の七夕(たなばた)
9月9日の重陽(ちょうよう)の五つの節供の事です。
スズシロ・スズナ・ホトケノザ・(上)ハコベラ(下)ゴギョウ・ナズナ・セリ
(写真順)
お正月食品の販売が終わるとスーパーの店頭には
春の七草が山積されて、現在は春の七草を入手するのは簡単ですが、
江戸時代の人々にとっては貴重な春野菜だったのではないかと
寒い地方に住んでいる私には充分想像できます。
百人一首の光孝天皇が詠まれた
『君がため 春の野にい出て若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ』は
まさに、七日正月の若菜摘みの光景を詠まれたものでしょう。
私も、今年一年コロナ禍の中、無事に過ごせる様
朝食に七草粥を頂いてから、初詣に出掛けました。