★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

七日正月

2022-01-07 13:55:39 | 思いつくまま
元旦から数えて正月七日迄を「松の内」と呼びお正月のうちです。
私は、お正月の三ヶ日に初詣が出来ませんでしたので
松が明けないうちに諏訪大社の下社にお参りして来ました。


長生橋を渡って正面から参拝しました。



神楽殿



神楽殿の注連縄は昨年の12月5日に新調されました。

幣拝殿

祈祷所

    

中央・白松・三葉の松 (右端は1の御柱)




さざれ石



(2の御柱)

     



境内は祈祷や参拝の人々が訪れているものの
例年ほど混雑して居りませんでしたので、人混みで今迄気付かなかった
さざれ石や根入りの杉が目に留まりました。
おみくじは末吉で今年の運勢は今一の様で残念です。

     
             
 
七日正月は、江戸時代には 五節供の初めとして、
七種(ななくさ)粥などを食べ、その年の無病息災を祈願したそうですが
その風習は今も残されています。
五節供とは、1月7日の七草・3月3日の雛(ひな)祭
5月5日の端午(たんご)・7月7日の七夕(たなばた)
9月9日の重陽(ちょうよう)の五つの節供の事です。



スズシロ・スズナ・ホトケノザ・(上)ハコベラ(下)ゴギョウ・ナズナ・セリ
(写真順)

お正月食品の販売が終わるとスーパーの店頭には
春の七草が山積されて、現在は春の七草を入手するのは簡単ですが、
江戸時代の人々にとっては貴重な春野菜だったのではないかと
寒い地方に住んでいる私には充分想像できます。

百人一首の光孝天皇が詠まれた
『君がため 春の野にい出て若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ』は
まさに、七日正月の若菜摘みの光景を詠まれたものでしょう。



私も、今年一年コロナ禍の中、無事に過ごせる様
朝食に七草粥を頂いてから、初詣に出掛けました。