★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

セツブンソウと梅花オウレン

2015-03-18 08:33:28 | 季節の花

 

 

 

石灰岩地帯を好み 落葉樹林内の斜面等に節分の頃咲くので

セツブンソウ(キンポウゲ科)の命名に繋がっているそうですが

信州では旧暦の節分も過ぎた今頃 やっと開花します

白い花弁に見えるのは萼片で 花弁自体は退化して黄色の蜜槽となり

多数のおしべと共にめしべの周りに並んでいます

めしべは青いおしべの真ん中に2~5個あって

5月の中頃に熟し 周囲に種子を蒔いた後で地上部は枯れてしまいます

ですから 群生場所が限られています

フクジュソウの開花が合図で セツブンソウに出会え さらに探せば

少し湿地気味の林の中には梅花オウレン(キンポウゲ科)が見られます

この花もセツブンソウと同じで白い花弁に見えるのは萼片で

花弁は黄色いスプーン状の部分です

この小さな花たちを皮切りに 信州も少しずつ色んな花が見られる様になります

 

 

梅花オウレン