プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
Love&Smile~♪

読書備忘録(19)

2013-08-26 | プクニの本棚

『花のれん』山崎豊子/新潮文庫(1961年8月)
船場に嫁いだ多加は頼りない夫を立ててよく働くが、夫は寄席道楽に耽って店を潰す。
いっそ道楽を本業にという多加の勧めで場末の寄席を買った夫は、借財を残したまま
妾宅で死亡する。多加のなりふり構わぬ金儲けが始まった。
金貸しの老婆に取入り、師匠たちの背中まで拭い、
ライバルの寄席のお茶子頭を引き抜く―。
大阪商人のど根性に徹した女興行師の生涯を描く直木賞受賞作。~裏表紙より

これは、吉本興業の創始者吉本せいをモデルにした作品として有名。
物語はフィクションでありながら、実在の人物やエピソードも盛り込まれ、
大阪言葉がぐっとくる読み応えある一冊。
N氏から回ってきた山崎豊子さんの本、3冊目でした。




   
『生きていてもいいかしら日記』北大路公子/PHP文芸文庫(2012年6月)
サンデー毎日に連載のエッセー、3冊目。
40代、独身。好きなもの、昼酒。座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」。
”いいとこなし”に見えるけれど、なぜかおかしいキミコの日々。
「結婚しないの?」と聞かれた時の答え方とか、朝はなぜ眠いかについての考察など、
日常の出来事に無駄な妄想で切り込んでいく。
読んでも何の役にも立たないけれど、
思わず笑いがこみあげて、不思議と元気が出てくるエッセイ集。~~裏表紙より抜粋




   
『文豪の食彩』壬生篤(原作)本庄敬(作画)/ニチブンコミックス(2013年5月)
夏目漱石、正岡子規、樋口一葉、永井荷風、芥川龍之介、太宰治の6人の文豪を
彼らが書き残した”食”の数々を通して彼らの生活や本質を描くコミック漫画。
なかなか面白い企画(漫画)だけど、この一冊でおしまいでシリーズ化はされないらしい。
最初のカラーページの「六人の文豪」ゆかりの食を訪ねて。や
文豪の食彩コラムもためになる。
今でも実在のお店があるのも興味深い。



+++++++



昨夜帰りが遅かったので
録画しておいたNHK「オダサクさん、こんにちは~誕生100年・・・」を深夜にごそごそ見た。
織田作之助こそ、上の『文豪の食彩』に取り上げて欲しかった作家ですね~。
『夫婦善哉』の舞台の法善寺横丁ぜんざい屋やカレーの自由軒等有名過ぎだけど。。。
オダサクさん、超イケメンです。

それで、見ていたら対談で出てきた作家の西加奈子さん。
ちょうどY新聞の朝刊にもお顔が出ていて、
私は『うつくしい人』以来読んでない作家さんだけど
話し言葉は大阪弁で軽やか(テヘラン生まれらしいけど)、写真で見るよりチャーミングで面白い。
本の洞察力等も好印象だったので彼女の他の作品も読んでみたくなったな。
特に織田作之助賞受賞の『通天閣』とか『ふくわらい』とか。

そして、次に出てきたのが町田康!!!
大阪弁で独特な文体がオダサクゆずりと言われているとか!?
いや、イケメンつながりですかね。
対談では何か面白い表現でもしてくれるのかと期待したけど、真面目でしたね~NHKだし。
そういや『どつぼ超然』を読みさしだったことを思い出したゎ。

深夜(1時頃)見てて、
自由軒のライスカレーが久々にものすご~く食べたくなって困った(笑)
NHK土曜ドラマ『夫婦善哉』も録画しているんで、また後で楽しみに見ることにします。
尾野真千子さんの艶っぽい芸妓姿、似合ってますね~。




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