昨年の宮城岩手内陸地震から、2回目の夏の終わりが来ました。
日々工事は進められていますが、岩手からの栗駒山登山道、須川高原温泉、ならびに秋田栗駒山荘へは、現在も秋田側398号線小安峡ルートか、同じく秋田側342号ルートしかありません。
栗駒高原温泉の駐車場からは、コンクリ―トミキサー車が停泊し、ヘリコプターがかわるがわる生コンを引き上げ、ピストン輸送している最中でした。
栗駒山の昭和湖に公衆トイレを新設する工事のためのようです。
あまりのけたたましい爆音には驚きでした。
しばし唖然とその様子を見つめてしまいました。
ヘリが地上へと近づくたび、凄い突風が吹き荒れます。
さて須川高原温泉も、地震の被害をかなり受けました。
広くてまるでプールのようだった内湯は、完全に取り壊されていました。
もと、女湯の内湯からなみなみと溢れだしていた温泉の湧き出し口は、工事現場の片隅で今も温泉を流し続けていました。
あまりの変わり果てように、胸にあついものがこみあげてきます。
昨年を除いては、5年ほど前から、年間1泊~6泊していた、お気に入りの温泉でした。
楽しい思い出も、たくさんありました。
その当時、ここには温泉を引泉した、大きな温泉プールがありました。
昼間は子供たちが楽しそうに泳ぐ姿もありました。
今でこそ、カミングアウトとなりますが、その当時、プールは鍵がかからなかったため、自己責任ではありますが夜もプールにはいることができました。
私はとくに夜に泳ぐのが好きで、ライトダウンした中、プカプカ水面に浮きながら、空いっぱいの星を眺めたものでした。
それが楽しみで、宿泊したようなものです。
温泉+星+プールと、まるで夢のような組み合わせが、そこではかなえられたのでした。
現在の日帰り入浴は、露天風呂と宿泊者専用の小さめの内湯のみのようでした。
かつて露天風呂からは、巨大な岩肌がせりだし、ダイナミックな景色が見られましたが、地震によって岩の一部が落下しました。
もとの様子を記憶しているだけに、赤い岩肌がむき出しになったさまは、痛々しい気もします。
さて、こちらは須川高原温泉の源泉です。
心なしか、湯量が減ったような気がしましたが、あの匂い、酸性泉のさっぱりしてピリッとした感じは、今も変わっていませんでした。
この源泉の横を通れば、もうそこは栗駒山の登山道です。
標高が高いため、この栗駒山山頂付近の紅葉は9月の20日過ぎ頃から見ることができます。
その日はまだほんのり色づいている感じでしたが、シルーバーウィークともなれば、もっと華やかな色どりが眺められることでしょう。
かつての大きな岩の割れ目からは、地震の影響か蒸気が噴出していました。
皆が積んだケルンから見る景色は、だだひたすら清々しく、美しく心を和ませてくれます。
あの地震は信じられないほど大きな破壊力を持って、自然の脅威をまざまざと見せつけました。
慰霊の祈りを込め、石を積みました。
(写真左のケルンの一番上の石が、私の積んだケルンです)
日々工事は進められていますが、岩手からの栗駒山登山道、須川高原温泉、ならびに秋田栗駒山荘へは、現在も秋田側398号線小安峡ルートか、同じく秋田側342号ルートしかありません。
栗駒高原温泉の駐車場からは、コンクリ―トミキサー車が停泊し、ヘリコプターがかわるがわる生コンを引き上げ、ピストン輸送している最中でした。
栗駒山の昭和湖に公衆トイレを新設する工事のためのようです。
あまりのけたたましい爆音には驚きでした。
しばし唖然とその様子を見つめてしまいました。
ヘリが地上へと近づくたび、凄い突風が吹き荒れます。
さて須川高原温泉も、地震の被害をかなり受けました。
広くてまるでプールのようだった内湯は、完全に取り壊されていました。
もと、女湯の内湯からなみなみと溢れだしていた温泉の湧き出し口は、工事現場の片隅で今も温泉を流し続けていました。
あまりの変わり果てように、胸にあついものがこみあげてきます。
昨年を除いては、5年ほど前から、年間1泊~6泊していた、お気に入りの温泉でした。
楽しい思い出も、たくさんありました。
その当時、ここには温泉を引泉した、大きな温泉プールがありました。
昼間は子供たちが楽しそうに泳ぐ姿もありました。
今でこそ、カミングアウトとなりますが、その当時、プールは鍵がかからなかったため、自己責任ではありますが夜もプールにはいることができました。
私はとくに夜に泳ぐのが好きで、ライトダウンした中、プカプカ水面に浮きながら、空いっぱいの星を眺めたものでした。
それが楽しみで、宿泊したようなものです。
温泉+星+プールと、まるで夢のような組み合わせが、そこではかなえられたのでした。
現在の日帰り入浴は、露天風呂と宿泊者専用の小さめの内湯のみのようでした。
かつて露天風呂からは、巨大な岩肌がせりだし、ダイナミックな景色が見られましたが、地震によって岩の一部が落下しました。
もとの様子を記憶しているだけに、赤い岩肌がむき出しになったさまは、痛々しい気もします。
さて、こちらは須川高原温泉の源泉です。
心なしか、湯量が減ったような気がしましたが、あの匂い、酸性泉のさっぱりしてピリッとした感じは、今も変わっていませんでした。
この源泉の横を通れば、もうそこは栗駒山の登山道です。
標高が高いため、この栗駒山山頂付近の紅葉は9月の20日過ぎ頃から見ることができます。
その日はまだほんのり色づいている感じでしたが、シルーバーウィークともなれば、もっと華やかな色どりが眺められることでしょう。
かつての大きな岩の割れ目からは、地震の影響か蒸気が噴出していました。
皆が積んだケルンから見る景色は、だだひたすら清々しく、美しく心を和ませてくれます。
あの地震は信じられないほど大きな破壊力を持って、自然の脅威をまざまざと見せつけました。
慰霊の祈りを込め、石を積みました。
(写真左のケルンの一番上の石が、私の積んだケルンです)