山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

大沢温泉

2010年11月04日 | 温泉
延歴年間(約1,200年前)に、征夷大将軍坂上田村麻呂が東征の際、蝦夷軍の毒矢に負傷し、大沢の湯に入浴したところほどなく傷が癒えたという伝説がある「大沢温泉」。



本館「山水閣」。


湯治の「自炊部」。



豊沢川にかかる橋を渡ると、茅葺の建物が風情ある「菊水館」。
そこには木のふくもりのある「南部の湯」があります。


今年の紅葉は、一週間遅れたそうです。(撮影10月31日)



川沿いには、男女混浴の露天風呂(大沢の湯)があり、景色を見ながらゆったりと湯に浸かることができます。



女性はタオル使用禁止なので、岩陰に隠れての入浴を余儀なくされますが、大沢温泉の数多い浴槽の中ではここが一番、トロトロとした体のあたたまる湯ざわりのように感じます。



大沢の湯に一旦入ってしますと、女性専用の露天は、味気ない気がするのは私だけでしょうか?



階段を下ったところに「薬師の湯」。



タイムスリップしたような、レトロなタイル張りの2つの浴槽は、比較的浅めになっており、のんびり湯に浸かることができます。

大沢温泉は、かつて宮沢賢治が信仰心の厚い父に連れられ、当時花巻仏教会の講習会場だった大沢温泉に幾度となく訪れていたそうです。学生時代には、悪ふざけをして湯を汲み上げる水車を止めてしまい、風呂場が大騒ぎになったという逸話が残っているとか。
歴史ある温泉ですね。



新館にある「豊沢の湯」は、広い岩風呂です。
紅葉シーズンの時期には、大きなガラス戸は閉め切られてしましますが、夏場の頃になると開放され、山の爽快感を感じながら入浴ができる、気持ちの良い半露天になります。



いずれも無色透明アルカリ性の湯です

■大沢温泉

住所:岩手県花巻市湯口字大沢181 

泉質 : アルカリ性単純泉
泉温 : 51.3℃
効能 : 神経痛、関節痛、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、冷え性、疲労回復 等

日帰り入浴:
自炊部:7:00~20:30 (21:00で終了) 大人500円・子供300円
本館:11:00~14:00 大人900円・子供450円(自炊部のお風呂場と豊沢の湯)